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2026年01月10日

魚市場の泣き所

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今日は「小アジ」の大漁祭り。
昨日の貧漁は、いったいどこへ。
とはいえ、増えたのは「小アジ」のみ。
この采配、海の神はイカでなくとも、いかにも天邪鬼。
欲しい魚は少ないが、けれど、なくてはならぬ地魚のありがたさ。
しみじみ染みる冬の朝。
明日、明後日は連休を控え、
静かにありがてえ地魚の補給日和。
何を味わうかは、
あなたと財布のご機嫌しだい。
そんな日もまた、小田原らしさ。
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posted by にゃー at 17:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2026年01月09日

パキパキピキンコ魚市場

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202601_zanmai.jpg今朝は、冷えました。あまりに寒くて、魚たちも動くのが嫌になっちゃったみたい。
あんなにたくさんいた魚は、どこへ行ったのか。並ぶのは「ヤガラ」や「イシダイ」などの冬の魚ばかり。
毎年のことではありますが、いよいよ本格的な冬(枯れ)の到来となりそうです。
そして気になるのは、マドゥロ、もとい「マグロ」3連発で、その身が日に日に細りゆくことか・・・。
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posted by にゃー at 17:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2026年01月08日

ミドリフサアンコウ

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ん?
この目、この口、
そしてこの絶妙なフォルム。

どこかで見たような……?

ハ、ハ、ハ……

「ハァーックション!!」

「呼ばれて飛び出て
ジャジャジャジャーン!」

……って、これ、まんま
「ハクション大魔王」が出てくる
あの魔法の壺ですよね?

やっちゃった。
ついに手に入れちゃった。
深海の底には、
伝説のアイテムが眠っていたのか。

「よし、今のうちに
ハンバーグを用意しなくては」

鼻息を荒くして準備を整え、
万を持して

「ハァーックション!!」

202601_midorisan.jpg……。

……。

この壺、
ぴくりとも動かず。

煙が出る気配もなければ、
魔王が顔を出す気配もなし。

掴まされた。
完全に”偽物”を掴まされた。

気付いたときには、もう遅かった。

どうりで深海漁師のヤマヒロさんが、
やけに軽く「ホイ」と僕にくれたわけだ……。

人生はそこまで甘くなかった。

僕の目の前には、
ただただ不機嫌そうな顔をした
「赤い魚」が横たわっているだけ。

あ、これ、
「ミドリフサアンコウ」っていう珍客。

以前に「ホンフサアンコウ」は獲れましたが、
コイツは初めて

願いを叶えてくれる機能は付いていませんが、
見た目のインパクトだけは100点満点。

この壺(魚)、
誰かに早く譲り渡さなくては……。

「赤い壺のような魚が欲しい!」
という奇特な方、
いらっしゃいませんか?
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posted by にゃー at 16:42| Comment(0) | TrackBack(0) | ギョッ!魚だらけの水泳大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

魚市場の守破離

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今朝目立ったのは、各漁場で「小アジ」がまとまったことだ。
火曜日までやや寂しかった量も、今朝は一転してまとまりを見せ、価格も落ち着いた。
その結果、多くの買い手に渡り、「アジ」は広く消費の現場へと流れていったはずだ。
「この時期のアジはどうなのか」と首をかしげる向きもあるだろう。
確かに脂のりだけを見れば、盛期には及ばない。だが、「小田原のアジ」が評価される理由は、脂だけではない。
水揚げからの速さが生む鮮度、身に残る張りと弾力、噛むほどに立ち上がる風味。刺身にしてこそ分かる”アジらしさ”が、今朝の「小アジ」には確かにあった。
量が獲れ、値が下がり、良い地魚が地元を中心に多くの人の口に届く。
派手さこそないが、地産地消、漁師町としては最も健全な流通の姿と言えるだろう。
極寒のこの季節に獲れる「小アジ」は、「アジの街・小田原」ではなく、「漁師町・小田原」としての確固たる底力を示したのであった。
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posted by にゃー at 16:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2026年01月06日

魚市場の王子さま☆

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「おとなは、だれも、はじめは子どもだった。(しかし、そのことを忘れずにいるおとなは、いくらもいない。)」
あの忘れがたい物語の冒頭に記された真実を、今朝の小田原が証明してみせた。
誰もが知る「マグロ」という名の巨星。
彼らもまた、かつては「メジ」と呼ばれる子どもだった。
今、小田原の沿岸を埋め尽くす無数の「メジマグロ」たち。
サン=テグジュペリの言葉を借りるなら、それは夜空に瞬く「五億の鈴」であり、この海に降り注いだ「五億の命」に他ならない。

そして今朝。
昨日、豊洲を赤く染めた熱狂が、一日遅れの満を持して、ここ小田原にも降り立った。
現れたのは、一頭の巨大な沈黙。
まるで腹にゾウを飲み込んだウワバミかと思わせる巨体。
「岩」の海が静かに差し出した、177キロという圧倒的な重力。

202501_177mg.jpgその瞬間、場内は喝采に包まれた。
いや、それは喝采というよりも、大気そのものが震えるような驚嘆だった。
「岩が、またやってくれた」と。

「漁師は五億のマグロを持つし、魚市場は五億の箱を用意することになる」

足元を見れば、数えきれないほどの2〜3キロの「メジ」たちが、まるで天からこぼれ落ちた星屑のように魚市場の床を埋め尽くしている。
一本の巨星と、五億の輝き。
魚市場を歩く人々は「マグロ」という星々の間を縫うように彷徨い、冬の朝の冷気を熱気に変えていく。

王子さまは言った。
「砂漠が美しいのは、どこかに井戸をひとつ隠しているからだ」

ならば、今朝の魚市場がこれほどまでに美しいのは、その喧噪のどこかに五億の物語を秘めた静かな海を隠しているからに違いない。
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posted by にゃー at 17:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2026年01月05日

サンライズ魚市場

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本日、魚市場は初荷。場内には鮮度に満ちた空気と威勢の良い声が戻ってきた。もちろん主役は地元の定置網。「小田原アジ」を軸に、「メジマグロ」、「カンパチ」、「ソウダガツオ」。どれも初荷らしい張りのある魚体で、箱が次々と積み上がる。
202601_mag.jpg「岩」定置からは、60キロ級の「クロマグロ」。脇を固めるのは「アカヤガラ」の大漁。暮れの品薄が嘘のような景色に、魚市場の空気が一段上がった。
20260105_ya.jpgそして、もちろん「マグロ」の初競りは、朝一番の山場。場内は一気に正月気分から勝負の顔へと変わり、瞬時に値が決まるとアチコチから沸き上がる拍手。これも正月らしい風景だ。
大磯からも「アジ」がまとまり、「メジ」は各地で顔を見せる。初日としては上々、いや出来すぎの滑り出し。
今年もきっとウマく行く。
そんな確信を残して、初荷の朝は静かに朝日に溶けていった。
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posted by にゃー at 16:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2026年01月01日

謹賀新年 令和8年(2026年)

(株)小田原魚市場の初荷・初セリは1月5日です。

謹 賀 新 年


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今年もよろしくお願いいたします。

(株)小田原魚市場社員一同


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2025年12月30日

遊び感覚の魚市場

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この秋、刺し網で獲れる「ヒゲダイ」の多さは驚き。
そして定置網には入らない不思議。
ただ少ない魚も多い、「ヤガラ」「カワハギ」「ヒラメ」はどこへ行ってしまったのか・・・
来年はそれらを捜す旅が始まる。
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posted by にゃー at 18:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする