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2018年02月20日

アコウダイ

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赤い魚と書いて「赤魚(あこう)」


「アコウダイ」は、相模湾の水深500メートル前後に棲む深海魚であり、まず定置網などには入らないし、刺し網にも掛かることはないが、立派に小田原で獲れる地魚のひとつである。

「タイ」の仲間でもなければ、「タイ」の様な平たい形もしていない。
ただ「赤い魚」という目出度さだけで「アコウダイ」と名付けられた。

まるで長男が太郎、次男が次郎、のノリである。

で、これらが並ぶといつも話題になるのが
「これはアコウなのか、メヌケなのか?」という話。


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※こちらは「オオサガ」=メヌケ
違いがお分かりいただけるだろうか


相模湾は一気に深くなる日本三大深湾のひとつであることは有名であるが、当然、「アコウダイ」やその仲間「メヌケ(オオサガやサンコウメヌケ)」の生息海域も含まれている。

個人的な判断材料と推理の順番を整理すると、

生息するのは「アコウダイ」は500メートル級
「オオサガ(メヌケ)」は1000メートル級
※釣った場所を尋ねることが出来れば、一発で判明。

大きさ「アコウダイ」は2キロ前後が中心
「オオサガ(メヌケ)」は3〜5キロが多い
※大きさでだいたいの見当も付けられる。

色は「アコウダイ」は赤、腹側が若干擦れたように白く、背側に紅色斑が散らばる
「オオサガ(メヌケ)」は全身綺麗に紅く、黒斑がある個体もいる
※よほど擦れた個体でない限り、色を見るだけでほぼ見分けられる。

尾びれは「アコウダイ」が若干内側に切れ込む(らしい)
「オオサガ(メヌケ)」の尾端は比較的まっすぐで、ヒレが大きい
※個人的には見極めが難しい。むしろ大きさで判断する。

棘は「アコウダイ」の目の下には2つの棘がある
「オオサガ(メヌケ)」は目の下に棘が無い
※最後の手段。触れば判るが、両種ともトゲトゲしている・・・

お分かりいただけただろうか。
このうちの3項目だけでも絞れれば、結論は早い。

共通しているのは赤いと言う事と美味しいと言う事、そして高いなあ・・と言うこと。
これらは皆の意見が一致しており、判断が付かないときでも結果的に結論は丸く収まることになる。
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posted by にゃー at 16:55| Comment(0) | ギョッ!魚だらけの水泳大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

魚市場的キンメ五段活用

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:サバ 190キロ、ヤリイカ 130キロ、ホウボウ 60キロ
「石橋」定置:ヤリイカ 90キロ ほか
「 岩 」定置:ウマヅラハギ 390キロ、サバ 110キロ、ホウボウ 50キロ
「原辰」定置:ヤリイカ 90キロ ほか
「江の安」定:ヤリイカ、ウマヅラハギ ほか
「二宮」定置:休漁
「福浦」定置:サバ 450キロ、小サバ 350キロ
「大磯」定置:マイワシ 140キロ ほか

伊豆方面からは、
「伊東釣船」:釣キンメダイ 260キロ

今日は火曜日、伊豆先の魚市場は休市なので、一帯の釣りモノがズラリ小田原にやって来ます。
今シーズンは出遅れた感のあった「キンメダイ」が、ここの所の凪で活性化。ようやっと釣れだしたようです。今後、入荷量の増加と共に相場も安定し、そうなればますます活用しなければなりません。
未然「キンメない」、連用「キンメます」、終止「キンメる」、連体「キンメる時」、仮定「キンメれば」、命令「キンメ!」、そして司会「キンメル」。
そう。
今年もアカデミー賞のホストは「ジミー・キンメル」!
2年連続は、安定のレジェンド「ビリー・クリスタル」以来。今年は注目の作品もさることながら、周辺の話題も事欠かず、捌き方次第で盛り上がりが決定的に左右され、評価も分かれることになる。
「キンメル」の将来を決める意味でも、「キンメダイ」の相場安定を決める意味でも、3月4日は、漁師にとっても、市場にとっても、もちろん魚屋さんにとっても、大事な大事なマイルストンとなることは間違いないだろう。
posted by にゃー at 16:25| Comment(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月19日

ムラサキウミヘビ


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これなんだ〜?ウミヘビ?アナゴ?

そう訊かれたのだったが・・
「ダイナンウミヘビにしちゃあ太いし・・?」

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「何コレ、コワイ。」

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「きゃっ!」

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「うへえ、できれば関わりたくないのですが・・」

と後ずさり、

なんとなく写真を見返してみると、全体に紫がかっている・・

調べてみると「ムラサキウミヘビ」というのがいるそうな。

デカイし、気持ちイイもんじゃないし、
できればもう逢いたくないかな。

そう思わせた魚は珍しいぞ、うん。
posted by にゃー at 17:23| Comment(0) | ギョッ!魚だらけの水泳大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

サメハダホウズキイカ

「これ、見たことあるか?」

そう言われて出てきた物体が

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イメージ図

「何コレ、可愛い。」

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真ん丸のピンポン球のような体?に、確かに目玉が二つ。

おいおい、なんなんだ、このアニメに出てきそうな生き物?は。

すると・・

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???

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ありゃ出てきた

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泳ぎだしたよ!

なんとなく「ホウズキイカ」の仲間とは思ったが、

死後の
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胴体の鮫肌っぷりがスゴイ

ということで、「サメハダホウズキイカ」と判りました

でも植物の「鬼灯」って「ホオズキ」なはず、
何故、これらは「ホウズキ」なのか。

名付け親が姓名判断で決めたのだろうか?

ただ単に・・・まちが・・



でもよく見つけましたね!

真鶴にある「岩」漁場で獲れました。
posted by にゃー at 17:14| Comment(0) | ギョッ!魚だらけの水泳大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

やれたかも魚市場

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:ヤリイカ 240キロ、サバ 250キロ、ウマヅラハギ 70キロ、イシダイ 50キロ、ホウボウ 50キロ
「石橋」定置:ヤリイカ 75キロ、ウマヅラハギ 50キロ、イシダイ 30キロ
「 岩 」定置:ウマヅラハギ 450キロ、ヤリイカ 180キロ
「原辰」定置:ヤリイカ 160キロ ほか
「江の安」定:ヤリイカ、クロダイ ほか
「二宮」定置:休漁
「福浦」定置:イナダ 700キロ、サバ 200キロ
「大磯」定置:ヤリイカ 50キロ、アジ 30キロ

伊豆方面からは、
「真鶴定置」:ウマヅラハギ 200キロ
「真鶴釣船」:釣キンメダイ、釣メダイ ほか
「川奈釣船」:釣キンメダイ 95キロ
「沼津釣船」:釣タチウオ 70キロ

東方面からは、
「平塚定置」:マルアジ 290キロ、アジ 120キロ

小田原・・・(素潜)マナマコ 190キロ

20180219_0358.jpg先走ってたはずの暦だったが、週が明けて一気に追い越したのか、「ウマヅラハギ」が例年よりも一ト月早く獲れ出した。さらに安定の「ヤリイカ」をはじめとし、「イシダイ」や隠れ肥満の「マルアジ」、おまけに「マサバ」と「タチウオ」、トドメの「キンメダイ」。
これだけの面子が揃うってことは、もう海は春。回春の時は来た。
20180219_1149.jpg魚が増えれば仕事が増える。食欲も増すし、疲労の結果、睡眠欲も増すことになる。自ずと性欲も・・・。
まずは腹が減っては戦が出来ぬ、ということで獲れたて地魚満載の立派な海鮮丼をば、戴いて・・・と。
もうあたし、磯○水産じゃ満足できない体になっちゃった。
posted by にゃー at 17:00| Comment(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月17日

魚市場もゆづり合いが大事

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:ヤリイカ、ホウボウ ほか
「石橋」定置:ヤリイカ、カタクチイワシ ほか
「 岩 」定置:ヤリイカ 40キロ ほか
「原辰」定置:ヤリイカ 100キロ ほか
「江の安」定:ヤリイカ、クロダイ ほか
「二宮」定置:休漁
「福浦」定置:イナダ 40キロ、サバ 30キロ
「大磯」定置:アジ 65キロ ほか

伊豆方面からは、
「赤沢定置」:イシダイ 120キロ
「川奈杉本」:ヤリイカ ほか
「真鶴釣船」:釣イナダ、釣メヌケ ほか
「南伊豆釣」:釣キンメダイ 100キロ
「伊東釣船」:釣キンメダイ 80キロ
「沼津釣船」:釣タチウオ 70キロ

東方面からは、
「平塚定置」:マルアジ 900キロ、ヤリイカ 50キロ
「湘南刺網」:イセエビ、ヒラメ ほか

釣モノは「キンメダイ」や「サンコウメヌケ」、定置モノから「ヤリイカ」や「ホウボウ」、刺し網では「イセエビ」。春節を迎え、真っ赤に染まった魚市場で祝賀ムード。
むろん旧正月がめでたい訳でなく、箱根方面のインバウンドがありがたいって話。
「ヤリイカ」や「イシダイ」の増えたり減ったりと季節の移ろいを含めた今朝の水揚げは、まるで旬をいっぱいに詰め込んだ福袋。その中から本命と掘り出し物を求めて買受人、魚商ら各方面の思惑アレコレ交差点。なんだか先走ってる暦を必死に追いかけてる感じ。
来週は2月も後半、漁の回復基調本格化を祈って、ゆづ様の復活金をテレビの前に正座して待つ。
posted by にゃー at 12:47| Comment(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月16日

モミジザメ

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どどんと横たわる茶色い物体3本

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羊羹だったら良かったのにねえ・・


20180216_0804.jpgギラリと光る鋭い眼光。何か言いたげにコチラを一瞥。
「ツノザメ目アイザメ科アイザメ属」の「モミジザメ」という種類ですね、わかります。

20180216_0888.jpg「モミジザメ」の由来は、死後、体色が赤く変化することから付けられたと言う事ですが、仲間の「アイザメ(藍鮫)」も、体色の変化を「藍色」と見立てて名付けたとみて良いでしょう。

「アイザメ」の仲間は、肝油を重宝する深海鮫として人気だったらしく、有名な化粧品メーカーが買いに来たという事です。
近年は需要と漁の変化で、小田原での人気は低迷しております。
スクワレンと言えば、聞いたことある人も多いでしょう。

焼津の有名な深海延縄漁師は、これらを専門に狙う漁をしているのだと思いますが、小田原の海は、そこにも引けを取らない深海という漁場を持っていることがお分かりいただけると思います。

20180216_0836.jpg焼津では、その漁の副産物とも言うべき「オオグソクムシ」や「エゾイバラガニ(ミルクガニ)」、さらに「アイザメ」などの多様な深海鮫や深海魚たちなどが、唯一無二のお宝として次々に注目されています。

20180216_0759.jpg相模湾でも沿岸の魚が少なくなった近年、水産資源を求めて沖の魚を先取る動きが加速している中、誰も手を付けていない未利用、未開発の水産資源の開拓が必要になっているのかも知れません。

とはいえ、深海魚や深海鮫は元来、エサの少ない厳しい環境で生活しているため、成長に非常に年月が掛かる種類が多いとされています。魚の棲息できる海域も限られていると考えられ、ちょっと本気になればあっと言う間に絶滅すると言われています。

その為、本格的に利用する際には、使う側と獲る側、双方に良識と節度ある利用と責任感ある管理が必要になってくると考えられます。

いずれにしても大切な資源。
もっと注目したいですね。

posted by にゃー at 20:25| Comment(0) | ギョッ!魚だらけの水泳大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

魚市場を熱くするOARとは

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:イシダイ 50キロ ほか
「石橋」定置:ボラ、ホウボウ ほか
「 岩 」定置:ヤリイカ、ウマヅラハギ ほか
「原辰」定置:ボラ、アンコウ ほか
「江の安」定:イシダイ、ヤリイカ ほか
「二宮」定置:休漁
「福浦」定置:イナダ 1.7トン、ワラサ 100キロ
「大磯」定置:アジ 60キロ ほか

東方面からは、
「平塚定置」:アジ、ヤリイカ ほか

いかり 君たち、話題の「OAR」って何か知っとるか?

20180216_0836.jpgかとう O・・おっぱっぴー

しむら A・・あると思います

こうじ R・・ラーメン、つけメン、僕イケメン、だっけ?

いかり 10年前のギャグを引っ張り出した所は褒めてやるよ。

20180216_0759.jpgしむら 違うんですか〜?

いかり 体操選手のこうじくんなら答えられるじゃろう。

こうじ ハイ、先生。「OAR」 =「Olympic Athlete from Russia(ロシアからの五輪選手)」の略です。

いかり ちゃうちゃう。

20180216_0500.jpgこうじ ええっ!?

いかり ズバリ。「オオグソクムシ・アイザメ・リュウグウノツカイ」じゃ。

しむら ちょ、ちょと待って。

いかり それなら「AOR」って何?

かとう 「Adult Oriented Rock」だよなあ。

いかり 分かるだろうが「アイザメ・オオグソクムシ・リュウグウノツカイ」じゃ・・・

しむら 付き合いきれない・・。

いかり つまり「OARはORA」と言うことなんだよ。分かるじゃろ?

かとう 今度は「ORA」?

いかり みんな今朝獲れ「小田原、漁師の、愛の贈り物」

かとうしむらこうじ 素敵だわ〜〜

posted by にゃー at 17:14| Comment(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする