「米神」定置:カタクチイワシ 690キロ ほか
「石橋」定置:カタクチイワシ 720キロ ほか
「 岩 」定置:カタクチイワシ 120キロ、サバ 150キロ
「原辰」定置:ショウゴ、ヒラメ ほか
「江の安」定:休漁
「二宮」定置:ヒラメ、スズキ ほか
「福浦」定置:サバ 20キロ ほか
「大磯」定置:アジ 25キロ ほか
小田原 (刺網)キアンコウ 160キロ
(素潜)マナマコ 110キロ
う〜む。それにしても今年はここに来て「ヒラメ」が多く獲れている。
時期が来れば増えてくるのは当然としても、ここ両日定置網で100枚を超えて獲れており、一気に増えてきた。今年は特に定置網に集中して獲れるタイミングが早い(例年3〜4月)。去年は4月中頃からだし、5年前の大獲れ時でも2月の後半からであった。
定置網に入るということは魚が水中を遊泳しているということであり、普通に餌となる「カタクチイワシ」を追って集団回遊している事で説明できるのだが、それだけでこんなに増えるものであろうか。
小田原周辺の水温は13℃前後と例年並みに推移しており、同じく刺し網も獲れる量が平均して例年の1.5〜2倍になっていることから、やはり普通に回遊してくる魚の量が増えていると考えるのが妥当なのだろうと思う。
つまり毎年、漁師や栽培漁業協会等が地道に行ってきた放流や資源管理による”育てる漁業”の結実(資源量増加)が、一番の理由なのであろうと思う。
量が増えれば値段も下がる、値段が下がれば需要も増える。需要が増えれば値段が上がる(?)・・・。
今後は需要の喚起と相場の上昇を念頭に、相模湾の「ヒラメ」の資源量の維持とブランド力強化に努め、小田原漁業の冬の中心として「ヒラメ」同様、柱に育ってくれるよう頑張りたいですね。
今日のヒラメ・・・ 385枚