小田原魚市場水揚げ概況
「米神」定置:休漁
「石橋」定置:休漁
「 岩 」定置:ヤマトカマス 2トン、イナダ 300キロ
小イサキ 110キロ、シイラ 180キロ
小サバ 120キロ、ウルメイワシ 80キロ
「原辰」定置:ヤマトカマス 880キロ、シイラ 180キロ
小アジ 80キロ、小サバ 520キロ
「江の安」定:休漁
「二宮」定置:休漁
「福浦」定置:休漁
「大磯」定置:休漁
伊豆方面からは、
「川奈杉本」:ヤマトカマス 380キロ、シイラ 140キロ
台風去っても、風が吹いた今朝は、操業、休漁まちまちの一日。
もはや「ヤマトカマス」の大漁は定番で、今朝の注目はそこに混じった好型「イナダ」。
当然の高値で捌かれるも、続くかどうか微妙な群れの大きさに、期待とため息半分半分。
今週は連休を控え、夏休みの最大需要期が目前。その中の最低水揚げで、我々の希望は明日の定置網、それ一本。残り三日の営業日で、挽回したいその一念しかないのである。
今日のイセエビ・・・ 100キロ
2014年08月11日
ケショウフグ
この独特にして毒々しい網目模様が、名前の由来。英名は”Map puffer(地図模様のフグ)”である。確かに迷路にも見える。
似た種類に同じく珊瑚礁海域に棲息する「モヨウフグ」がいるが、その模様は若干異なる。ちなみに漁獲場所は、「モヨウフグ」と同じ、8/9の「二宮定置」である。
こちらは模様にそれぞれ色が付き、また編み目も複雑になっており、特に目の周りはポスト印象派のデザインである。またこれらの種類(モヨウフグ属)は、珊瑚を砕いたり、貝類や甲殻類も食べてしまうほどの大食漢で、それを可能にする発達した歯を持ち合わせている。当然、人間の指などは簡単に噛みちぎるほどの力を持っており、活魚での取り扱いは厳重注意を要する。
「フグ」の話になると、当然、食べて美味しいかという話題になるが、「モヨウフグ」同様、全国的に流通禁止の措置が執られており、まず我々の口に入る事はない。万が一、チャンスがあったとしても、口に入れる事は絶対にオススメできない。
もし、食べて、死に化粧をする事になっても、我々は一切関知する事はない。