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2014年09月04日

にしこり96年目の魚市場

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:ヤマトカマス 200キロ、イナダ 110キロ
「石橋」定置:ヤマトカマス 280キロ ほか
「 岩 」定置:ウルメイワシ 580キロ、マイワシ 80キロ
       ヤマトカマス 430キロ
「原辰」定置:ウルメイワシ、ヤマトカマス ほか
「江の安」定:サバ 50キロ ほか
「二宮」定置:アジ 100キロ、ヤマトカマス 420キロ
「福浦」定置:マイワシ 120キロ、サバ 70キロ
「大磯」定置:アジ 160キロ、ヤマトカマス 260キロ

 伊豆方面からは、
「山下丸網」:小ムツ 170キロ、ワカシ 340キロ
       イサキ 65キロ
「西伊豆釣」:釣アカムツ 25キロ、釣イサキ 80キロ
「川奈杉本」:サバ 120キロ、メイチダイ 15キロ

 東方面からは、
「平塚定置」:アジ 160キロ
「国府津船」:生シラス 35キロ

和歌山 ・・・ 釣キハダ 440キロ(13本)

96年前の小田原と言えば、童謡作家として有名な「北原白秋」が市内に転居してきた年であり、「にしこり」と言えば一昔は松井秀喜の事だったが、今や完全に「AIR K」の錦織の事となっている。ただし、ここ小田原で「にしこり」と言えば今や「西伊豆の魚はコリコリ」という意味になりつつある。
その「西伊豆」から日々入荷する魚といえば、今のメインである釣りの「特大アカムツ」や「銀ピカタチウオ」、「イサキ」などがあり、季節毎に職漁師が釣り上げた魚のバラエティ豊かな顔ぶれは改造内閣にも劣らない華やかさを持っている。当然、買受人の間でも話題となっており、毎日の入荷状況は高級鮮魚商にとっては毎日欠かす事の出来ない一大関心事となっている。
20140905_pikapika.jpg豊かな漁場からの贈り物とも言うべき「海の宝」は、まさに魚市場の宝であり、漁師の誇りでもある。その誇りを預かり、魚市場として販売させて頂く事は、実に名誉な事であり、ありがたい事として受け止めている。小田原の地元漁場ももちろんであるが、その魅力ある漁場と共に、魅力ある魚市場を維持していく為に、これからも大切にしていきたい宝の一つなのである。

今日のイセエビ・・・ 35キロ
posted by にゃー at 16:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする