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2014年11月13日

クロホシマンジュウダイ

♪ルールールルルー、ルールールルルー・・・
夜明けの魚市場に一匹の魚が。

コレは珍しい。

20141113_blackstar.JPG

「川奈杉本」の定置網に本日入網。
小田原ではまず見掛けない「クロホシマンジュウダイ」である。


ここ15年、この魚市場の岸壁を見続けているが、この魚は初めて見た。

熱帯魚界では「スキャット」などとも呼ばれ、中東から太平洋沿岸海域の暖かい海に棲むと言われ、一部は九州・四国等の南日本でも見られると言う。丸い形から「饅頭」の名が付いたと思われるが、魚としては「アイゴ」などの仲間に近いと言われ、同じく背びれなどに毒腺があるらしい。

ちなみに熱帯魚屋などでの通称名「スキャット」だが、その名の由来は「♪ル〜ルルル〜」ではなく「スカト○」の略らしい。
別に命名者がその手の趣味という訳ではなく、あくまでもこの魚が餌としてそう言ったものを食する傾向にあるという事による命名だそうだ。だからと言って食べてどうこうという事はなく、栄養のあるものを食する事は至極当然な事であり、自然の摂理である。栄養としてその成分は血となり肉となり、その結果肉となったものを食べるのであって、不要の老廃物はやはり排泄されるのだから、人も安心して食べる事は出来る。

で、肝心のお味の方だが、とあるバイヤーの捌きにより切り身となったこの魚。
試しに一切れを口に運んで見た所、思った以上に歯応えのある身をしており、うっすら脂を感じる事が出来た。ただ、どちらかというと磯臭さが気になり、正直な所あまり美味いと言える代物ではなかった。
それがこの個体だけのものなのか、この種に言える事なのかは不明だが、やはり出身地の異なる魚は、どこか田舎の体に合わない所があるのかもしれない。

ただし、それが小田原文化の特徴に由来するかどうかについては、言及を避けたい。
posted by にゃー at 15:31| Comment(1) | TrackBack(0) | ギョッ!魚だらけの水泳大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

食べて美味しい魚市場

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:メアジ 380キロ、ヤマトカマス 630キロ
       サバ 1.1トン、イナダ 320キロ
       小イサキ 250キロ、ハガツオ 140キロ
       サバフグ 130キロ、小サバ 150キロ
「石橋」定置:ヤマトカマス 620キロ、メアジ 270キロ
       マルソウダ 150キロ、サバ 160キロ
       小イサキ 250キロ、イナダ 90キロ
「 岩 」定置:ヤマトカマス 1.8トン、メアジ 130キロ
       サバ 240キロ、小サバ 250キロ
「原辰」定置:ヤマトカマス 130キロ、メアジ 140キロ
       ウルメイワシ 120キロ
「江の安」定:ヤマトカマス 1.3トン、サバ 250キロ
「二宮」定置:活カワハギ 100キロ
「福浦」定置:休漁
「大磯」定置:イナダ 2トン、サバ 180キロ
       シイラ 110キロ、ヤマトカマス 90キロ

 伊豆方面からは、
「川奈杉本」:メジナ 320キロ ほか
「西伊豆釣」:釣タチウオ 70キロ、釣イサキ 30キロ

 東方面からは、
「江ノ島網」:タチウオ 140キロ ほか
「片瀬釣船」:釣カツオ 210キロ
「国府津船」:生シラス 70キロ

「ブランド」。この四文字にどれだけの消費者が囚われ、惑わされ、信用し、騙されるのか。
たとえば「松阪牛」は、多くの日本人が認める和牛のトップブランドのひとつであるし、大人なら誰でも知っているだろう。もちろん食べても多くの人が美味しいと思い、だからこその人気を誇っているのである。あの霜降りと値段は多くの人間を魅了している。正直、好き嫌いあるだろうが。
たとえば「松坂大輔」は、多くの日本人が認める投手のトップランクの一人であるし、プロ野球を知っている人間なら誰でも知っているだろう。もちろん多くの人が凄い投手だと認め、だからこその人気を誇っているのである。高校時代の活躍も多くの人間を魅了した。正直、近年の不振は評価の分かれるところではあるが。
その実、名前だけで広く通用する事は容易な事ではなく、そこに至るまでの道のりは決して平坦ではなかったはずである。その厳しい道のりの到達点として、多くの人間に信用というキーワードと結びつけられ、安心と絡めて記憶される。それが「ブランド」の確立であり、=マーケティングに於ける勝利となる。そうなれば消費者は盲目的に追従し、盲目的に消費する。
「小田原の魚」にその魅力があるかと問われれば、私は”ある”と答える。
新鮮且つ食べて美味しいものは多くの人間を魅了し、獲れて嬉しい時に旬の魚を提供する、その信頼は多くの人を安心させる。そこに対価が産まれるのであり、経済が成立するのである。下手な小細工はいらない。その事だけで我々は確実に勝利を手にする事が出来るのだ。
posted by にゃー at 13:54| Comment(1) | TrackBack(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする