2015年02月16日

クサンジョ(キュウリエソ)

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全長3〜4センチの小さな魚


「クサンジョ」の名前の由来は「くさいから」。
「キュウリエソ」の名前の由来は「キュウリのにおいがするから」。

どんな魚か、だいたい想像つきました?

キュウリのにおいのする魚を思い出す時、まず第一位に思いつくのがその名も「キュウリウオ」であろう。次いで初夏の川を青臭く彩る「アユ」(スイカのにおいという人も多いが)、 そしてこの「キュウリエソ」というくらい”日本三大胡瓜臭魚”の代表選手である。といってもほとんどの人が名前も聞いたこともないと言うだろう。

当然、獲れても食用になることもなく、世間で知る人も少ない極めてマイナーな魚種であるが、ここ小田原ではこの時期、比較的定置網で見かけることの多い魚である。

ひょっとして一部の人は、名前を聞いて「どこかで聞いたような?」と思う人もいたかもしれない。
それはおそらくコレ→2010年10月10日放送の「NHKスペシャル」である。

この中で、「キュウリエソ」が日本海における生態系の下位を支える重要種であることが報告され、その存在がほぼ世界で初めて注目された。
おそらくは太平洋でもほぼ同じ事が言えており、相模湾でも「キュウリエソ」は同様の位置を占めていると考えられる。
ただ年によって漁獲の多少にばらつきがあり、生態や分布域も含めまだまだ不明な点が多く、また研究する人も少ない。

とはいえ相模湾の生態系の下位を支える魚として、「アジ」や「サバ」、「ブリ」と言った食用魚の成長に貢献する重要な存在であることは間違いなく、間接的に我々の食卓も支えていると言えるのである。

この時期に獲れる魚として先日は「ケンケラケン」を紹介したが、この他にも今朝は
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左上から順に「ハダカイワシ」、右上「アラハダカ」、左下「スイトウハダカ」、右下「キンメモドキ」が獲れていた。

これらの種類も餌となり、多くの魚のお腹を満たし、間接的に我々のお腹も満たしてくれているのである。
「ハダカイワシ」は一夜干しや唐揚げでそのまま食べる人もおりますが・・・。
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2015年02月14日

ビッグ魚市場ン間近

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:活イシダイ、ケンケラケン ほか
「石橋」定置:ヒラマサ 130キロ(28本) ほか
「 岩 」定置:サバ、スルメイカ ほか
「原辰」定置:休漁
「江の安」定:アジ 360キロ、サバ 110キロ
「二宮」定置:休漁
「福浦」定置:サバ 550キロ、カタクチイワシ 1.4トン
「大磯」定置:休漁

相変わらず魚が少ないが、一部の定置網に「アジ」や「サバ」が獲れ、なんとか一通り魚が揃った感がある。
「ヒラマサ」が引き続いて獲れていることも今後に期待を残し、「カタクチイワシ」がトン単位で現れるなど来週以降に複数の定置網が操業を再開するのと併せて、魚が急激に増えてくる寸前の状況にあることを実感させた。

今日のヒラメ・・・ 206枚
posted by にゃー at 10:54| Comment(2) | TrackBack(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月13日

踊る魚市場御殿

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:スルメイカ、ウルメイワシ ほか
「石橋」定置:ウルメイワシ、サバ ほか
「 岩 」定置:スルメイカ、サバ ほか
「原辰」定置:休漁
「江の安」定:休漁
「二宮」定置:休漁
「福浦」定置:ブリ 270キロ(36本) ほか 
「大磯」定置:休漁

 伊豆方面からは、
「真鶴定置」:ブリ 100キロ(14本)、サバ 100キロ
「山下丸網」:ブリ 240キロ(34本)、サバ 310キロ
「下田釣船」:釣アブラボウズ 60キロ(2本)

 東方面からは、
「江ノ島網」:ブリ 130キロ(18本)、サバ 490キロ

踊り出さんばかりに鮮度抜群の「ブリ」が、あちこちからやってきた。
もうじき相模湾の最深部までやってくることだろう。楽しみ、楽しみ。
20150213_sirouo.jpg踊り出すと言えば、グルメなマニアが踊り出さんばかりに喜ぶ魚がやってきた。そう、この時期の風物詩、九州で獲れる「シロウオ」だ。
「シラウオ」ではない、「シロウオ」だ。ハゼの仲間。
小さな袋に入って入荷するが、小田原へ来ても未だに元気。これを人はそのまま食べるというのだから、凄い事を考えるものだ。和食の奥の深さなのか、日本人の貪欲のなせる技なのか、いかんせん趣味が良いのか、悪いのか判断に困るところである。食べてみたいかと言われれば、食べてみたいが、別に食べなくてもいいような気もする。ちなみにイスラム教では、生きた動物を食することは禁じられている。
魚好きの複雑な心境がここにある。

今日のヒラメ・・・ 338枚
posted by にゃー at 12:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ギンダラ

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♪相模湾の深海に行けば、どんな夢も叶うと言うよ
誰も皆行きたがるが、はるかな世界。
その国の名はギンダーラ。どこかにあるユートピア。
どうしたら行けるのだろう教えて欲しいギンダーラ。
ギンダーラ、ギンダーラ、愛の国ギンダーラ。

名曲はいつ聴いても良いですね〜。
そして良い魚は、どこで獲れても良い魚ですね〜。

冷凍の流通が当たり前の「ギンダラ」が、生で獲れるこのミラクル。
「クロモドキ」という名で松輪(三浦市)から送られてきた謎の黒い魚。

パッと見は「アブラボウズ」、だが何かが違う。
顔は「アブラボウズ」をひしゃげたような表情で、鱗も若干細かいように見える。
背びれも「アブラボウズ」と比べると条の数が細かいし、体の線も細く写る。
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左:ギンダラ    右:アブラボウズ


20150213_ginda00.jpgまさかの「マジェランアイナ・・

そこへ相模湾の”不思議発見”男登場。これは「ギンダラ」だと一言。
うむ、カサゴ目ギンダラ科に属する2種がここに揃ったと言うことか。
そりゃ似てるわけだ。がってん。がってん。

味見をするつもりだったが、正体が判ってあっさり売却。
おそらく身はこってり脂で美味しいはずであるが。
posted by にゃー at 11:32| Comment(0) | TrackBack(0) | ギョッ!魚だらけの水泳大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月12日

魚市場にもうすぐ春ですね

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:ウルメイワシ 70キロ、スルメ 30キロ
       活イシダイ 40キロ
「石橋」定置:ウルメイワシ 70キロ、ヒラマサ 80キロ
「 岩 」定置:アジ 120キロ、サバ 110キロ
       スルメイカ 60キロ
「原辰」定置:サバ 若干
「江の安」定:休漁
「二宮」定置:休漁
「福浦」定置:サバ 1.1トン ほか
「大磯」定置:休漁

 伊豆方面からは、
「真鶴定置」:イナダ 230キロ
「川奈釣船」:釣キンメダイ 40キロ

 東方面からは、
「江ノ島網」:ブリ・ワラサ 90キロ(12本)

20150212_masass.jpgまさかの「ヒラマサ」が出てきました。「ブリ」のシーズンを飛び越した感のある「ヒラマサ」の出現に驚きを隠せませんが、群れの規模から言っても単発的なもので終わると思われますが、昨日の南風もあってもう少し魚が増えると思っていたところに、この少なさですから、すっかり意気消沈してしまいました。まだまだ休漁している網も多く、明日以降も急に魚が増えることは期待できなさそう。しばらくは辛抱なのかもしれません。
辛抱と言えば、3年後の今頃には開催されているはずの通称「ヒラマサ・オリンピック」ことお隣、韓国で開催予定の「平昌冬季オリンピック」。最近のニュースによれば「スキーの滑降コースでは予定地内の10戸がまだ立ち退いていないために工事が進まず、来年2月のテストイベントの開催が困難に・・」とか。成田空港の工事じゃないんだから、30年経っても解決しないなんて事にならなければ良いのですが。

今日のヒラメ・・・ 244枚
posted by にゃー at 12:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月10日

魚市場代表監督迷走中

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:アジ 170キロ、サバ 180キロ
       ホウボウ 50キロ、小サバ 200キロ
       活イシダイ 40キロ
「石橋」定置:アジ 90キロ、サバ 70キロ
「 岩 」定置:アジ 60キロ ほか
「原辰」定置:アジ 190キロ ほか
「江の安」定:休漁
「二宮」定置:休漁
「福浦」定置:サバ 950キロ ほか
「大磯」定置:休漁

 伊豆方面からは、
「真鶴定置」:アジ 320キロ

冬真っ盛りの今、「小田原アジ」に注目が集まりつつある。
季節外れの感は否めないが「アジーレ」解任に奮起したのか、ここ毎朝、小田原周辺の定置網で漁獲されており、早くても3月上旬から獲れ始めるはずの「マアジ」が、立春を境に網に入り始めてきているのだ。
とはいえ、まだまだ平均重量70〜90グラムの小型サイズが中心で、増えつつあるとは言っても数百キロ単位での漁獲しかないので、大盛り上がりとまでは行かないが、全体に魚が少ない中にあって、その存在感は日に日に増してきている。
今朝「真鶴」定置で獲れた「アジ」の中には比較的大きいサイズ(100グラム以上)も混じりつつあり、今後の漁獲増(=相場の安定)と共にサイズアップが期待されている。

今日のヒラメ・・・ 203枚
posted by にゃー at 11:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする