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2015年03月07日

第二のホームは魚市場

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:アジ 180キロ、小サバ 2.7トン
       サバ 1.4トン、カタクチイワシ 1.2トン
       ホウボウ 220キロ
「石橋」定置:休漁
「 岩 」定置:サバ 330キロ、ホウボウ 180キロ
       スルメイカ 100キロ
「原辰」定置:サバ 1.5トン、カタクチイワシ 600キロ
       小サバ 2.2トン
「江の安」定:カタクチイワシ 190キロ ほか
「二宮」定置:サバ 730キロ、小サバ 1.1トン
       ホウボウ 180キロ、イシダイ 150キロ
       ブリ 110キロ(16本)
「福浦」定置:スズキ 150キロ、ブリ 60キロ(8本)
「大磯」定置:カタクチイワシ 250キロ、サバ 60キロ

小田原に住む人間が、小田原の海や小田原の魚を応援するように、ホームタウンのサッカーチームを応援する気持ちも持ちたいと思う。
プロサッカークラブは日本でまだいくつもなく、そのトップリーグで活躍するチームがあるという誇りと存在を含め、この恵まれた環境を喜ばない理由がない。
なぜなら、かつて「ブリ」の大漁で名を馳せた小田原の海、相模湾の一歩先を行くという意味の「ベル(=ブリの一文字ずらし)」と海を意味するイタリア語の「マーレ」を組み合わせたチーム名は、まさに小田原が真のホームであることを暗示しており、次から次へと「ブリ」が水揚げされた勢いそのままに得点を重ねるという期待が込められているのである。今年、今までと違う角度でチームを応援すれば、またひとつ新たな楽しみとささやかな喜びを得ることができるだろう。

今日のヒラメ・・・ 440枚
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2015年03月06日

四番ファースト魚市場

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:休漁
「石橋」定置:アジ 1トン、カタクチイワシ 620キロ
       サバ 450キロ、ホウボウ 370キロ
       ブリ 70キロ(8本)、小サバ 130キロ
       マイワシ 80キロ
「 岩 」定置:サバ 2.1トン、小サバ 1.8トン
       ホウボウ 90キロ、スルメイカ 40キロ
「原辰」定置:カタクチイワシ 930キロ ほか
「江の安」定:サバ 270キロ、カタクチイワシ 270キロ
「二宮」定置:サバ 370キロ、イシダイ 310キロ
       小サバ 320キロ、ホウボウ 190キロ
       ウマヅラハギ 110キロ
「福浦」定置:休漁
「大磯」定置:サバ 470キロ、カタクチイワシ 100キロ

 伊豆方面からは、
「真鶴定置」:ホウボウ 800キロ

今年は「ホウボウ」の出現が遅かった。数年ぶりの大発生に市場も真っ赤に染まりつつあり、黒田復帰で優勝気運の高まりつつある赤ヘル同様、開幕前に一盛り上がりを見せています。
これからは3月も中に入り、「アジ」や「ワラサ」を筆頭に「ヒラマサ」や「サワラ」、「マダイ」といったクリーンナップ級の役者が出番を今かと伺いつつあるなかで、ここぞというタイミングで姿を見せてくれることを期待したいと思います。

今日のヒラメ・・・ 496枚
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2015年03月05日

魚市場で世紀の空売り

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:アジ 1トン、サバ 380キロ
       マイワシ 4.4トン、小サバ 560キロ
       ホウボウ 310キロ、ウマヅラハギ 90キロ
「石橋」定置:休漁
「 岩 」定置:サバ 430キロ、ホウボウ 130キロ
       ブリ 2本、アジ 40キロ
       マイワシ 240キロ、小サバ 360キロ
「原辰」定置:カタクチイワシ 180キロ、サバ 70キロ
「江の安」定:アジ 370キロ、サバ 1.4トン
「二宮」定置:サバ 400キロ、イシダイ 200キロ
       スズキ 380キロ、ホウボウ 200キロ
       小サバ 440キロ
「福浦」定置:サバ 280キロ ほか
「大磯」定置:サバ 300キロ、カタクチイワシ 200キロ
       マイワシ 140キロ、小サバ 100キロ

 伊豆方面からは、
「真鶴定置」:イナダ 150キロ、サワラ 65キロ(13本)
       スズキ 100キロ、ホウボウ 770キロ
「川奈杉本」:メジナ 50キロ ほか

売り売り売り〜と、売っても売っても魚が次から次に出てくると思われんばかりの獲れ具合。
まさに魚市場の盛期がやってきた感じ。春の「アジ」に代表される旬の魚が目白押しで芋洗い。
水温も上昇してきて、まさに今、魚市場の注目度はうなぎ昇りなのである。
特に注目は「真鶴」の「サワラ」であろう。型の良い「サワラ」が獲れており、今後も続くようなら春の大獲れが期待される。同じく「イナダ」も見えており、遡って見た時に今日という日が、トレンドの転換点としての重要なポイントになる日なのかもしれない。

今日のヒラメ・・・ 502枚
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2015年03月03日

お家騒動に魚市場もメシウマ

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:休漁
「石橋」定置:ブリ 580キロ(72本)、アジ 1.7トン
       ホウボウ 520キロ、小サバ 1.2トン
       ウマヅラハギ 220キロ、サバ 490キロ
       ヒラメ 100キロ、メイタカレイ 80キロ
       カタクチイワシ 1.8トン
「 岩 」定置:サバ 570キロ、アジ 180キロ
       小サバ 780キロ、ホウボウ 140キロ
       マイワシ 880キロ、イシダイ 120キロ
「原辰」定置:カタクチイワシ 3トン ほか
「江の安」定:カタクチイワシ 510キロ ほか
「二宮」定置:カタクチイワシ 1.8トン、ヒラメ 100キロ
       マイワシ 150キロ
「福浦」定置:サバ 80キロ ほか
「大磯」定置:サバ 390キロ、マイワシ 310キロ
       カタクチイワシ 140キロ、小サバ 400キロ
       ヒラメ 80キロ、スズキ 70キロ
       アカカマス 70キロ

 伊豆方面からは、
「真鶴定置」:ホウボウ 260キロ ほか

これだけ魚が増えてきて、網の中は大混乱のまっただ中。
魚同士で我も我も。やれアイツを下ろせだの、あの魚が気に入らないとか、陸の上でも肉親同士でやってるくらいですから、海の中でもきっとやってますって。

今日のヒラメ・・・ 499枚
posted by にゃー at 20:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ヘリキホウボウ

20150302_kiho02.JPG

このL0系(最新実験用リニア車両)を思わせる超流線型の独特のスタイルをシルエットに持つこの魚。
ザラザラっとした表面と鎧か骨格のような外見も極めて奇抜な魚である。

駿河湾から揚がってきた「キホウボウ」の仲間である。この仲間は相模湾でも獲れるが、100メートル以浅の定置網漁で獲れる事は、非常に稀である。大陸棚に面する台湾では比較的珍しいので、「龍頭蝦身の怪魚」として表現され漁獲がニュースにもなっている。
私自身、この仲間との出会いは2度目ましてである。

20150302_kiho01.JPG

2本飛び出した角を鬼に見立て、横から見ると「ホウボウ」に形が似ているところから「キホウボウ」と言われる魚の仲間である。それで「鬼魴鮄」と名付け・・・と思ったら「日本語魚類専門辞典」に拠れば「黄魴鮄」と書いてある。これにはビックリ。どっからどう見ても”鬼”の雰囲気丸出しだと思うのだが・・。

生まれてこの方「鬼みたいなホウボウ」だから「キホウボウ」と思っていたので、これは少々納得がいかなかった。魚のみならず、これまで多くの生物の名前には思わず膝を打ちたくなるようなすばらしい名前があるものだが、なぜこの「キホウボウ」が「黄色いホウボウ」由来なのか。最近のキラキラネームにも疑問を呈さずにいた私でさえ、この名前には思わず首をかしげた。
確かに乾燥させると黄色っぽくなる魚ではあるが、それが為に名付けられたのだろうか?

普通、この魚を見た時にまず見た目のインパクトで頭の2本の出っ張りが目に付くだろうと思う。我々も鼻の横に大きなホクロのある人と対面すると、どうしてもそこに目が行ってしまうように、常人なら自然な成り行きだと思うのだが、この魚の名付け親は、相当の天邪鬼かひねくれ者だったらしい。そこをあえて避けて、色に注目をしたというのだから、その人にとって色は種を判別するのに相当、重要なファクターだったのだろう。

と、ここまで書いて「オニキホウボウ(鬼黄魴鮄)」の存在に気がついた。「鬼鬼魴鮄」じゃあ読みにくいし、やっぱり変だということか。
それにしても何故という思いは未だ消えない。

20150302_kasago.JPG同じ網には、駿河湾の深場に多く生息する「シロカサゴ(?)」も混じっていました。かつてはよく入荷していた魚だが、最近姿を見ないので、漁獲量は減っているのかもしれません。
ラベル:深海魚 珍魚
posted by にゃー at 16:20| Comment(0) | TrackBack(0) | ギョッ!魚だらけの水泳大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月02日

小さな魚市場の大きな魚

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:アジ 950キロ、カタクチイワシ 10.5トン
       ホウボウ 150キロ、小サバ 920キロ
       サバ 850キロ、マイワシ 250キロ
「石橋」定置:休漁
「 岩 」定置:ブリ 530キロ(69本)、ホウボウ 260キロ
       マイワシ 160キロ
「原辰」定置:カタクチイワシ 1トン ほか
「江の安」定:アジ 190キロ、カタクチイワシ 340キロ
「二宮」定置:休漁
「福浦」定置:休漁
「大磯」定置:休漁

 伊豆方面からは、
「真鶴定置」:ブリ 1.7トン(200本)、マイワシ 2.1トン
「富戸定置」:ブリ 1.2トン(135本)
「沼津底曳」:ハシキンメ 240キロ
「下田釣船」:釣アブラボウズ 2本、釣キンメ 40キロ

 東方面からは、
「大磯釣船」:釣サワラ 35キロ

12キロ頭で大きめ「ブリ」が獲れちゃってます。3〜4キロものの立派な「サワラ」釣れてます。800g〜1キロのドデカ「ホウボウ」掛かってます。4〜8キロのザブトン「ヒラメ」鎮座まします。70キロ級「アブラボウズ」いるぜよ。「カタクチイワシ」も丸っこくてブリブリ太ってます。
いずれも劣らぬ大きい魚が揃ってますが、何故か小さいままは「マアジ」だけって困りもの。これで「マアジ」が大きくなってくれたら嬉しいのだ。

今日のヒラメ・・・ 553枚
posted by にゃー at 14:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする