小田原魚市場水揚げ概況
「米神」定置:アジ 390キロ、スルメイカ 380キロ
サバ 230キロ
「石橋」定置:アジ 940キロ、スルメイカ 80キロ
ブリ 210キロ(28本)、サバ 290キロ
小サバ 640キロ
「 岩 」定置:ブリ 170キロ(24本)、サバ 160キロ
スルメイカ 100キロ
「原辰」定置:サバ 100キロ、カタクチイワシ 130キロ
「江の安」定:サバ 80キロ、カタクチイワシ 60キロ
「二宮」定置:アジ 170キロ、ブリ 350キロ(52本)
サバ 100キロ
「福浦」定置:サバ 600キロ、カタクチイワシ 120キロ
イボダイ 50キロ
「大磯」定置:アジ 270キロ、サバ 180キロ
小サバ 500キロ
伊豆方面からは、
「真鶴定置」:ブリ 9.8トン(1356本) ほか
「川奈杉本」:クロダイ 120キロ ほか
東方面からは、
「江ノ島網」:サワラ 55キロ
魚市場でUFOを見た人がいるかどうかは分らないが、UFOのライバルであるペヤングが6月に復活する旨を聞き、ホッと胸をなで下ろした方も多いだろう。が、かたや牛丼の値上げに肩を落した方もおられるはずだ。そんな中、今朝の真鶴の「ブリ」は、明日以降の時化予報を受けてか、昨日の相場を大きく上回る上昇を見せた。
同じく上昇と言えば、本日の検索キーワードで著しく上昇した「ICU」という単語である。言うまでもなく「国際基督教大学」の略であるが、「キリスト教」といえば牧師が宗教上大きな役割を持っており、一般に広める上で大切な存在と位置づけられている。つまり「キリスト教」を象徴している存在と言えるのである。
対して、ここ魚市場で急上昇している水揚げ魚キーワードといえば、もちろん「ブリ(鰤)」であり、名前の由来としては、成長しきった魚を意味するということや、師走(12月=クリスマス)頃に旬を迎える魚であるなどが言われており、文字通り魚の中の「師」であり「師匠」なのである。
まさに現代のトレンドを素早く取り込み、市場へ流通させるスピードこそ、今の世の中に求められる資質であり、成功の秘訣であることに通ずる。
「師」と名の付いたこの魚が泳ぐところ、後続にはおびただしい数と種類の魚が従い泳ぎ、信仰という名の目的に沿い、親交という名の群れを構成し、進行という名の海流に乗って、市場を振興へと誘う。多くの利益を導く伝道師としての役割を市場としては期待せずにはいられないのである。
今日のヒラメ・・・ 198枚