魚体中骨抜き器販売中

2015年08月31日

魚市場でカマトトぶらないで

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:ヤマトカマス 2トン、サバ 280キロ
       ワカシ 160キロ、小サバ 110キロ
「石橋」定置:ヤマトカマス 3.8トン、サバ 220キロ
       小サバ 170キロ、ヘダイ 90キロ
「 岩 」定置:サバ 260キロ、小サバ 260キロ
「原辰」定置:ヤマトカマス 490キロ、サバ 200キロ
「江の安」定:ヤマトカマス 300キロ、サバ 790キロ
「二宮」定置:ヤマトカマス 350キロ、アジ 220キロ
       サバ 80キロ
「福浦」定置:休漁
「大磯」定置:ヤマトカマス 190キロ ほか

 伊豆方面からは、
「真鶴定置」:イナダ 40キロ、シイラ 50キロ
       サバ 480キロ
「山下丸網」:アジ 200キロ、小ムツ 100キロ
「沼津底曳」:マダイ、アカカマス ほか
「川奈釣船」:釣キンメダイ 55キロ
「川奈杉本」:ニザダイ 50キロ、メジナ 50キロ
「西伊豆釣」:釣イサキ 140キロ ほか

小田原港では、本日をもって噴「カマス」警戒レベルが4に引き上げられ、いよいよ”爆獲れ”宣言が発令されました。あっちの網からこっちの網から揚がってくる「カマス」は、今年の出現が遅かったせいもあってまだ小さめとはいえ、コロコロと太っており、上々の滑り出しと言えましょう。
気が付けば満タンで600キロ近く入るダンベに「カマス」が入ってズラリと7本。それが市場に並んだ所と掛けまして、「伊佐坂さんち(サザエさんの隣の家)の間取り」と解きます。その心は、ズバリ「7DK」。そう、7つのダンベ(Danbe)のカマス(Kamasu)。ちなみに磯野家は「5LDK」。
とにもかくにも、これからの季節、魚市場は「カマス」を中心に回っていくことだけは事実のようです。

今日のイセエビ・・・ なし
posted by にゃー at 15:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月29日

君も魚市場に逃げてこい

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:ヤマトカマス 460キロ、サバ 280キロ
       ウルメイワシ 310キロ
「石橋」定置:ヤマトカマス 650キロ、サバ 160キロ
       ウルメイワシ 160キロ、マイワシ 160キロ
「 岩 」定置:サバ 190キロ ほか
「原辰」定置:マイワシ 400キロ、サバ 110キロ
「江の安」定:マイワシ 500キロ、サバ 200キロ
「二宮」定置:アジ 90キロ、マイワシ 110キロ
       ヒラソウダ 100キロ
「福浦」定置:休漁
「大磯」定置:休漁

 伊豆方面からは、
「山下丸網」:イサキ 300キロ、アジ 240キロ
       サバ 470キロ、メアジ 130キロ
「真鶴定置」:サバ 440キロ、ワカシ 170キロ
「西伊豆釣」:釣イサキ 80キロ ほか

朝晩すっかり涼しくなって、魚にも人にも優しい季節となって参りました。
あとはもう少し沿岸の海水温が下がってくれば、餌も豊富に湧き始め、魚も自然と増えてくることでしょう。
それにしても、半ば自動的と言って良いほどに秋が来ると「ヤマトカマス(ミズカマス)」が獲れてきます。春の「マアジ」、夏の「シイラ」、冬の「イシダイ」などと同じように季節を感じることのできる魚が、小田原には溢れております。ま「サバ」だ「イワシ」は、年がら年中獲れておりますが。
その季節に獲れるから旬なのか、旬だからこそ獲れるのか、どちらにしても小田原の豊かな海の恵みであり、365日、365種類の旬の魚が獲れていると言っても良いほどの恵みに溢れております。
年間を通し、いつ来てもその季節を象徴する魚が獲れており、その魚を買うことが、釣ることが、味わうことが出来る街。そんな小田原へ魚好きなあなたなら、新学期が始まる前に現実逃避してみませんか。

今日のイセエビ・・・ 40キロ
posted by にゃー at 19:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月28日

魚市場に役立つ三角関数

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:ヤマトカマス 450キロ、サバ 130キロ
「石橋」定置:ヤマトカマス 2.2トン、アカカマス 150キロ
「 岩 」定置:サバ、アジ ほか
「原辰」定置:ヤマトカマス 230キロ ほか
「江の安」定:ヤマトカマス 200キロ ほか
「二宮」定置:アジ 140キロ、サバ 140キロ
       ヒラソウダ 120キロ
「福浦」定置:休漁
「大磯」定置:マイワシ 200キロ ほか

 伊豆方面からは、
「山下丸網」:イナダ 1.2トン、イサキ 250キロ
       マイワシ 600キロ
「真鶴定置」:サバ 490キロ
「川奈杉本」:ニザダイ 760キロ、ヤマトカマス 120キロ

 東方面からは、
「佐島釣船」:釣カツオ 220キロ

20150828_3noji.jpg今朝の市場の地魚模様は「サバ」に「カマス」に「イナダ」の三角関係。「ニザダイ」の別名「サンノジ」は、「三本の角がある魚」という意味(実際は漢字の"三"に似た模様が尾の付け根にある意)。
20150828_sankaku.jpgそして「三角野郎はイカの耳」と来れば「スシ食いねェ!」であり、「三角筋」と聞けば「ムキムキマン体操」であろう。一方で「三角巾」と言うと小学校の掃除の時間を思い出し、「三角屋敷」という心霊スポットすら思い浮かぶ、「三角縁神獣鏡」となれば「卑弥呼」が出てくるし、もちろん「三角市場」と言えば小樽の食品市場が思い浮かぶのである。つまり「三角」はこんなにも我々魚市場の生活に密着しているのである。
え?そんな下らない事言ってると、みんなが目を三角にするって?

今日のイセエビ・・・ 90キロ
posted by にゃー at 16:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月27日

だいじょばない魚市場

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:ヤマトカマス 900キロ、サバ 170キロ
       小サバ 140キロ
「石橋」定置:ヤマトカマス 870キロ、小サバ 100キロ
       サバ 100キロ、ワカシ 60キロ
「 岩 」定置:ヤマトカマス 70キロ、サバ 260キロ
「原辰」定置:ヤマトカマス 450キロ、マイワシ 250キロ
「江の安」定:ヤマトカマス 450キロ、サバ 180キロ
「二宮」定置:アジ 190キロ、マイワシ 710キロ
       サバ 180キロ、ヤマトカマス 140キロ
       小サバ 530キロ
「福浦」定置:サバ 190キロ、ソコイトヨリ 50キロ
「大磯」定置:マイワシ 430キロ、小サバ 560キロ
       サバ 210キロ、ヤマトカマス 200キロ

 伊豆方面からは、
「山下丸網」:イナダ 2.4トン、イサキ 120キロ
       メジナ 50キロ
「川奈杉本」:ニザダイ 480キロ、ヤマトカマス 50キロ
「西伊豆釣」:釣アカムツ、釣イサキ ほか

 東方面からは、
「平塚定置」:アジ 70キロ
「江ノ島網」:シイラ 90キロ、ヤマトカマス 60キロ

小田原(刺網)・・・ ヤツシロガイ 150キロ

涼しい風が吹いてきた。運んできたのは「ミズカマス(ヤマトカマス)」。
伊豆からは2キロ級の「イナダ」が山。明日も期待。
明日は「カツオ」の釣船入船予定あり、量もそこそこで高値安定か。

今日のイセエビ・・・ 60キロ
posted by にゃー at 13:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

特大カゴカキダイ

20150827_kagg1.JPG
あまりの大きさに感動で手が震えて魚がブレてます

これはズッシリ、どデカイ「カゴカキダイ」です。
この大きさなら腹一杯食べられます。

黄色と黒の縞模様が可愛らしい「カゴカキダイ」も、これだけ大きくなるとラインの太さも増して迫力満点。
虎模様か鬼のパンツか、厳ついくらいの印象を与えます。

20150827_kagg2.JPG
魚のアップがコチラ


軽く25センチに達しようという超特大サイズ、ここまで大きい個体は今までに見た事がありません。

はるかニューギニアの火力発電所より100万ボルトの電線をひた走りやってきたのは「デンセンマン」ですが、この「カゴカキダイ」は、はるか南の海から黒潮に乗ってはるばる泳いできたのかもしれません。
遠い海と小田原を結ぶ縁にロマンを感じます。

一般的に獲れる大きさは10センチから大きくて15センチ。市場でも外道とか未利用魚などと言われる魚ですが、綺麗な身は刺身で食べると10人が10人「おいしい」と言う魚です。干物にしても脂があるので、珍味としてファンの方には大変人気があります。

ただ今年辺り、旬と言われる夏の時期にいつもより漁獲が少ない所が気に掛かかるのですが、もう少し期待して待ってみたいと思います。
posted by にゃー at 13:15| Comment(0) | TrackBack(0) | ギョッ!魚だらけの水泳大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月25日

ホッコクエビ

20150825_hokkk.jpg
あなたは「北国」と聞いてどこを思い浮かべますか?


広々とした大地の北海道か、千昌夫の名曲が良く似合う東北か、米所にして海の幸も豊富な新潟か、北國銀行といえばの北陸か、いずれも正解であろうが、この「ホッコクエビ」が獲れる地域と言うことならば、もっと南の海も入れなければなりそうだ。

名前は「北国」だが、生息域は北海道から鹿児島とまんま日本である。かと言って日本=北国と言うわけでもないし、どうやらこの命名者は相当の慌て者だったということだけは、今もはっきりとしているようだ。

20150825_sakura.jpg同じく、今朝は「米神」定置で「サクラエビ」が獲れ、また昨日は「キシエビ」や「サルエビ」、「アカエビ(?)」なども獲れ、さながら「かっぱえびせん」の原料大会と言った趣であった。

20150824_abs.jpgこの様な「エビ」類が獲れることは珍しく、先日の台風によるうねりの影響と黒潮の衰退による深海冷水帯の上昇がその原因として考えられる。今後も続くとは考えにくいので、欲しい人は今あるうちに買っておくことが最良の選択となることは間違いない。
posted by にゃー at 22:04| Comment(0) | TrackBack(0) | ギョッ!魚だらけの水泳大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする