小田原魚市場水揚げ概況
「米神」定置:休漁
「石橋」定置:イナダ 650キロ、小イサキ 660キロ
ワカシ 200キロ、サバ 230キロ
「 岩 」定置:マルソウダ 3.5トン、小サバ 120キロ
ヤマトカマス 60キロ
「原辰」定置:マルソウダ 1.7トン、小イサキ 100キロ
「江の安」定:マルソウダ 1.3トン、サバ 100キロ
「二宮」定置:サバ 150キロ、アジ 60キロ
ウルメイワシ 60キロ
「福浦」定置:ワカシ 1.4トン ほか
「大磯」定置:ワカシ 100キロ、小サバ 60キロ
伊豆方面からは、
「山下丸網」:小ムツ 220キロ、サバ 170キロ
イナダ 50キロ、ヒラソウダ 40キロ
東方面からは、
「江ノ島網」:ニベ、タチウオ ほか
西之島、御嶽山、大涌谷、口永良部島、浅間山、阿蘇山と来て今朝は「二宮定置」でモクモクッと来てました。ドカンとは行かない小規模爆発でしたが、秋らしく「オキアジ」が獲れていました。小田原で獲れる秋の魚の一種類と言ってよい。
この魚、通称「モクアジ」。誰も市場で「オキアジ」と呼ぶ人を知らない。ちなみに「モクアジ」の「モク」と、海藻の「アカモク」の「モク」は同じ意味である。ちなみに「モク」とは海藻(流れ藻)のこと。
他、「マルソウダ」の勢いは未だ衰えず、しばらくは続くのか。
「そうだ」
「そうなのか?」
今日のイセエビ・・・ 45キロ
2015年09月15日
珍!マサカリテングハギ
世の中には「まさか」と思うような事が、ある。
まさか、マサカリ担いだ金太郎が単独、鬼退治に行くとか。
まさか、輪島功一並の打たれ強さを持つ犬が射殺されるとか。
まさか、ゴン中山が現役復帰するとか。
まさか、井村屋のあずきバーよりも固いアイスがある(スジャータ スーパープレミアムアイス)とか。
まさか、愛用の2TBハードディスクが80%使用した状態でバックアップ無しでぶっ壊れるとか。
そしてまさか、2009年11月に東伊豆は「北川定置」で漁獲され、その後、2013年に日本産魚種の新種として登録された魚が、ここ小田原で獲れるとは。
ちなみに獲れたのは同じく東伊豆に位置する「山下丸」の定置網。ほぼ位置的に近く、標本の写真ともうり二つ。
それにしても見慣れない顔だったせいか、「ウマヅラハギ」と「ウスバハギ」と混じって箱に入れられ、売られていました。
その時はこんなに貴重な魚と思わず、今頃、どこぞの鮮魚売り場で刺身の盛り合わせになって並んでいることでしょう。
ガッカリテングハギである。
合掌。
ヒラニザ
べつに昔からある映画館の名前じゃございません。
「ヒラニザ」という魚が目に付いた。
ピラニアとラザニアとピザーラが混じったような、こんがらがったかのような名前。
数センチの稚魚が獲れてました。
沖縄では普通に市場に並ぶ、美味しい魚だとか。
ニザダイの仲間の中でも特に美味しいとも書いてある。
「ウキトカジャー」とは沖縄方面での名前らしい。
特にそれ以外の情報も無く、感想も無い。
大きくなったところを見たいというか、味わってみたい気もするが、所詮叶わぬ夢である。
これぞ、いわゆる死滅回遊魚の性。