駿河湾の底曳網漁師がやってくるとメインの魚よりも、脇に捨てられる所謂「雑魚」に目が行ってしまう。
今朝は何が出たかな?
「シマイタチウオ」〜地味で小型な魚だが、独特の形態と見た目で存在感のあるイタチウオ科の魚。
背びれなどに見える縞模様が名前の由来か。まとまって獲れる地方ではスリミ原料になるらしい。
「ムグラヒゲ」〜「ムグラ」とは「葎」と書き、生い茂って藪のようになる、つる草の総称。という事らしい。初めて聞く言葉だ。
おそらくはヒョロリと伸びる尾びれを蔓草に例えての命名であろう。それか群生する草の様子に例えて、まとまって獲れることも名前に掛かっているのかもしれない。
近似種の「キュウシュウヒゲ」にもよく似ているが、違いが分らない。
「カタホウネンエソ」〜「ホウネンエソ」と言えば深海魚の中でも「ハダカイワシ」とともに最も一般的な魚種として知られる。その中でもこの種はトップバッター的な存在と言えよう。「ホウネンエソ」の「ホウネン」とは、沢山獲れることから「豊年」の意と思われる。
「チヒロダコ」〜「チヒロ」とは「千尋」と書き、深海のことを表す言葉である。※ツノナガチヒロエビ
その深海に生息し、底曳網漁で獲れる「タコ」の仲間。ご多分に漏れず水っぽい身をしており、料理する際にはコツが要るようだ。「マダコ」が旨みを味わうのなら、こちらは食感を楽しむ「タコ」という所か。
今後も何が獲れるか観察を続ける。
2015年09月24日
魚市場は新国旗よりも新秋味
小田原魚市場水揚げ概況
「米神」定置:アジ 300キロ、ヤマトカマス 1.8トン
サバ 250キロ、ワカシ 140キロ
「石橋」定置:休漁
「 岩 」定置:ヤマトカマス 1.5トン ほか
「原辰」定置:ヤマトカマス 250キロ ほか
「江の安」定:ヤマトカマス 280キロ ほか
「二宮」定置:ヤマトカマス 900キロ、アジ 60キロ
サバ 130キロ
「福浦」定置:ワカシ 300キロ、ヤマトカマス 80キロ
サバ 60キロ
「大磯」定置:アジ 120キロ、サバ 300キロ
小サバ 260キロ
伊豆方面からは、
「山下丸網」:ヤマトカマス 60キロ、イサキ 60キロ
「沼津底曳」:小ムツ 50キロ、ニギス 30キロ
東方面からは、
「江ノ島網」:タチウオ、イナダ ほか
今年は(も)「サンマ」は不漁。秋の魚の代名詞でもあり「秋刀魚」と書けば誰もが「サンマ」と答えるが、今、小田原では「カマス」の事を「秋懐剣魚」と書くのが流行っている。自分だけかもしれないが。
まさに今、小田原の水産業界を牽引するほどの潜在能力と可能性を秘めた存在として、懐刀としての活躍を期待されて、注目されている魚のひとつである。そして今朝は、その活躍に市の魚としての危機感を募らせたか、嫉妬をしたか、慌てて「マアジ」が「米神」の定置網に突然の登場。200グラム弱の大型主体ではあったが、久々のまとまった漁に周辺の注目は必至。継続的な漁獲を期待する声も挙がったが、実際はこの突発的な出現を冷静に見つめる人が多かった。
今日のイセエビ・・・ 25キロ
「米神」定置:アジ 300キロ、ヤマトカマス 1.8トン
サバ 250キロ、ワカシ 140キロ
「石橋」定置:休漁
「 岩 」定置:ヤマトカマス 1.5トン ほか
「原辰」定置:ヤマトカマス 250キロ ほか
「江の安」定:ヤマトカマス 280キロ ほか
「二宮」定置:ヤマトカマス 900キロ、アジ 60キロ
サバ 130キロ
「福浦」定置:ワカシ 300キロ、ヤマトカマス 80キロ
サバ 60キロ
「大磯」定置:アジ 120キロ、サバ 300キロ
小サバ 260キロ
伊豆方面からは、
「山下丸網」:ヤマトカマス 60キロ、イサキ 60キロ
「沼津底曳」:小ムツ 50キロ、ニギス 30キロ
東方面からは、
「江ノ島網」:タチウオ、イナダ ほか
今年は(も)「サンマ」は不漁。秋の魚の代名詞でもあり「秋刀魚」と書けば誰もが「サンマ」と答えるが、今、小田原では「カマス」の事を「秋懐剣魚」と書くのが流行っている。自分だけかもしれないが。
まさに今、小田原の水産業界を牽引するほどの潜在能力と可能性を秘めた存在として、懐刀としての活躍を期待されて、注目されている魚のひとつである。そして今朝は、その活躍に市の魚としての危機感を募らせたか、嫉妬をしたか、慌てて「マアジ」が「米神」の定置網に突然の登場。200グラム弱の大型主体ではあったが、久々のまとまった漁に周辺の注目は必至。継続的な漁獲を期待する声も挙がったが、実際はこの突発的な出現を冷静に見つめる人が多かった。
今日のイセエビ・・・ 25キロ