小田原魚市場水揚げ概況
「米神」定置:ヤマトカマス 700キロ、ウルメ 80キロ
マルソウダ 1トン、アカカマス 250キロ
「石橋」定置:休漁
「 岩 」定置:マルソウダ 600キロ、シイラ 130キロ
ヤマトカマス 220キロ、ウルメ 60キロ
アカカマス 130キロ
「原辰」定置:休漁
「江の安」定:休漁
「二宮」定置:イボダイ 100キロ、サバ 210キロ
ヤマトカマス 110キロ、マルアジ 60キロ
小サバ 1.4トン、マルソウダ 850キロ
「福浦」定置:アジ 400キロ、メジ 230キロ
オキアジ 280キロ、シイラ 360キロ
「大磯」定置:サバ 740キロ、小サバ 110キロ
伊豆方面からは、
「山下丸網」:サバ 540キロ、イナダ 80キロ
「網代定置」:アジ 830キロ
「沼津底曳」:アジ 150キロ ほか
東方面からは、
「平塚定置」:アジ 30キロ
「佐島釣船」:釣カツオ 560キロ ほか
伊豆方面から「アジ」の便りが届き、さらに「大磯」から良い「サバ」が獲れました。
「ましゃ」いや「マサバ」、「ゴマサバ」ともに獲れ、最近ずっと「小サバ」が続いていた状況を遂に打破。
他に各地の網で少ないが良型の「イボダイ」が散見、さらには「オキアジ(モクアジ)」や「メジ」がまとまるなど、魚種は増える一方。
明日から10月、次々追加漁獲される新しい魚種に注目が集まる。
今日のイセエビ・・・ 若干
2015年09月30日
ホシテンス(幼魚)
そして、今朝「山下丸」定置に入ったこの魚は「ホシテンス」。
大きさは7〜8センチとまだ幼魚の大きさであり、成長するに従ってこの模様や体色は大きく変化するが、体側に散らばる青い星が美しい。
またテンス類の特徴であるアンテナが太く、また路面電車の様でもあり、凜々しくもある。テンス類はベラ科に属し、その綺麗な白身と意外にもイケル食味で近年人気を増してきている魚の一つである「イラ」や「キュウセン」などの仲間である。
ただテンス類の魚は、それらに比べると漁獲量が少なく、しかも体が薄く、肉(可食部)が少ないと言う特徴があり、畢竟、どうしても雑魚扱いとなり、価格的に過小評価されるという弊害を持ち合わせている。
しかし、体の美しい模様や形態、動きで人間を魅了することが出来れば、そこに新しい価値が生まれるかもしれない。
「ホシテンス」は、あきらめない。