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2015年10月31日

悪戯するなら魚市場

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:アカカマス 950キロ、マルソウダ 100キロ
       ヤマトカマス 100キロ、サバ 140キロ
「石橋」定置:ヤマトカマス 1.9トン、サバ 880キロ
       アカカマス 450キロ、マルソウダ 170キロ
「 岩 」定置:ヤマトカマス 710キロ、サバ 260キロ
       アカカマス 130キロ
「原辰」定置:ショウゴ、ウスバハギ ほか
「江の安」定:サバ、ヤマトカマス ほか
「二宮」定置:ウルメイワシ 400キロ、アジ 120キロ
       サバ 480キロ、ヒラソウダ 100キロ
「福浦」定置:メアジ 1.2トン、シイラ 210キロ
       サバ 190キロ、マイワシ 150キロ
「大磯」定置:アジ 160キロ ほか

 伊豆方面からは、
「西伊豆釣」:釣イサキ、釣アカハタ ほか

 東方面からは、
「平塚定置」:アジ 300キロ

地物沖曳・・・生シラス 330キロ

フェラーリが増産。中国が一人っ子政策を撤廃。そして相模湾では「カマス」の大量増殖。
美味しい魚が美味しい秋に獲れる海。ハロウィンのごり押し。そして「小田原カマス」のごり押し。いえ、これらは全く関連御座いません。
お菓子をくれなきゃ、「カマス」を獲るぞ!

今日のイセエビ・・・ 20キロ
posted by にゃー at 19:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月30日

シラスと魚市場は鮮度が大事

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:ヤマトカマス 1.6トン、イナダ 200キロ
       マルアジ 100キロ、ウスバハギ 130キロ
       サバ 80キロ
「石橋」定置:ヤマトカマス 2.7トン、サバ 290キロ
       アカカマス 750キロ、マルアジ 360キロ
「 岩 」定置:マルアジ 120キロ、アカカマス 300キロ
       ヤマトカマス 300キロ、サバ 120キロ
「原辰」定置:ヤマトカマス 90キロ ほか
「江の安」定:マルアジ 140キロ、ヤマトカマス 140キロ
       サバ 70キロ
「二宮」定置:アジ 170キロ、ウルメイワシ 190キロ
「福浦」定置:イナダ 1トン ほか
「大磯」定置:アジ 60キロ ほか

 伊豆方面からは、
「川奈杉本」:メジナ 70キロ ほか

 東方面からは、
「平塚定置」:アジ 80キロ
「江ノ島網」:タチウオ 30キロ、アジ 50キロ
「三崎釣船」:釣クロムツ 50キロ ほか
「二宮沖曳」:生シラス 100キロ

ここのところ「シラス」が獲れている。その為か、小田原周辺は「カマス」がまた増えたし、東の方では「マアジ」が目立っている。「シラス」は我が身を犠牲に餌となって魅力的な地魚を呼び込むし、水揚げされてからも多くの観光客を惹き付ける、魔性の魚である。
「シラス」は夏によく獲れるので、夏の魚と思われがちですが、所詮は「イワシ」の子。四季を通して生まれますので、本来なら年中姿を見かけることのできる魚です。逆に徐々に寒くなってきた今こそ、鮮度落ちしにくくなり、身の締まりも良くなって、むしろ美味しい季節と言えるでしょう。今シーズンは漁獲が少なかったので、今さらながらと思うなかれ、店頭で見かけたら迷わずゲットするべしである。

今日のイセエビ・・・ 60キロ
posted by にゃー at 20:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月29日

泣き虫魚市場は毎年戦争

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:サバ 1.6トン、ヤマトカマス 590キロ
       小サバ 520キロ、マルアジ 370キロ
       アカカマス 210キロ、イナダ 100キロ
「石橋」定置:休漁
「 岩 」定置:ヤマトカマス 3トン、サバ 550キロ
       マルアジ 2.2トン
「原辰」定置:ウスバハギ 100キロ、サバ 70キロ
「江の安」定:ヤマトカマス 140キロ、サバ 190キロ
       マルアジ 260キロ
「二宮」定置:ワラサ 1トン、サバ 510キロ
       小サバ 520キロ
「福浦」定置:メアジ 1.9トン、サバ 100キロ
       イナダ 80キロ
「大磯」定置:アジ 670キロ ほか

 伊豆方面からは、
「網代定置」:アカカマス 370キロ、イナダ 60キロ
「川奈釣船」:釣キンメダイ 50キロ

 東方面からは、
「平塚定置」:アジ 130キロ
「江ノ島網」:ヘダイ 50キロ ほか
「湘南地引」:生シラス 10キロ

201511_bar.jpg

この動画を参照の上、芥川隆之氏の声を脳内再生をしながら御一読下さい。
この物語はある魚市場の荒廃に戦いを挑んだ熱血漁師たちの記録である。
鮮魚流通業界において全く無名の弱体チームが、荒廃の中から健全な精神を培い、わずか数年で全国放送を成し遂げた奇跡を通じて、その原動力となった「新鮮なカマス」を余す所なくドラマ化したものである。

と言う事で、今週末(11月1日日曜日の朝06:15〜)NHKで放送されます。
内容はざっとこんな感じ「神奈川県小田原ではこの季節カマスが水あげされ秋の味覚として愛されている。上品な脂の甘さが堪能できるカマス。うまみが凝縮された干物のおいしさを作りだす秘密も取材。〜神奈川県小田原市ではこの季節カマスが水揚げされ秋の味覚として愛されている。上品な脂の甘さが堪能できるカマスは実は繊細な魚。鮮度を保つため漁でもさまざまな工夫がされている。若き漁師さんたちに密着、おすすめの味わい方も聞く。また、うまみが凝縮された干物のおいしさを作りだす秘密、さらにはいま地元で注目をあつめている新しい加工方法なども紹介する。」以上、よろしくチェケラ頼みます。

今日のイセエビ・・・ なし
posted by にゃー at 17:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月28日

サッパとカタボシイワシ

20151027_sappari.jpg
似たような顔の二匹


どちらもがニシン目ニシン科サッパ属に属する魚。

20151027_catabossy.jpg

上が「サッパ」、下が「カタボシイワシ」。腹びれの軟条の数の違いで見分けると良いとか。
どちらも小骨があり、脂の少ない身は酢じめや唐揚げなどに向くとされ、比較的安価な惣菜魚として扱われる。実にマニアックな魚である。

「サッパ」は、瀬戸内では「ママカリ」と称して珍重される魚として有名。また漢字で「拶双魚」と書いて「挨拶」以外で「拶」の字を使うという貴重な当て字の持ち主としても一部有名である。
生態としてそれほど広範囲に回遊する魚ではないとされ、基本地元の海で生まれ、海に育つというライフスタイルを持つ。

片や「カタボシイワシ」は近年日本各地で北上の勢いが著しく、九州辺りまでの分布とされていたのが、瀬戸内海、大阪、紀州、東海と来て、3〜4年前に小田原漁港でも初確認され、今では東京湾をも通過したという勢いで分布域を広げている広域指定暴力魚とも言うべき魚である。市場でも見慣れない頃は「ニシン」が獲れたと騒がれ、周囲を驚かせた過去がある。
獲れる時には「マイワシ」や「ウルメイワシ」などと混じって獲れ、漁業者にとっては選別の目をくらませる厄介者とされる。

ニシン科の魚は、他にも「コノシロ」や「キビナゴ」が当魚市場でも水揚げされる魚として知られるが、図鑑のページを繰ると「ドロクイ」や「ギンイワシ」、「ミズン」に噂の「ヒラ」など様々な仲間が居ることが分る。その多くが小骨が多く、汽水域にも入る様な魚で、基本的に低利用魚の位置付けとされ、経済的価値の薄い魚が多い。
あまり歓迎されない仲間たちを気の毒に思いつつも、今後、幻のニシン科の魚たちを目にすることがあるのではないかとの淡い期待を抱きつつ、今日も水揚げされた魚に目を凝らすのであった。
そしてニシン科ではないが、同じニシン目の魚である「エツ」の今後の来場を密かに願っているのである。
posted by にゃー at 00:11| Comment(1) | TrackBack(0) | ギョッ!魚だらけの水泳大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月27日

コロコロ魚市場は猫の目

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:休漁
「石橋」定置:マルアジ 3.4トン、ヤマトカマス 2.7トン
       カタボシイワシ 130キロ、サバ 760キロ
       アカカマス 330キロ、ウスバハギ 120キロ
「 岩 」定置:ヤマトカマス 1.6トン、メアジ 120キロ
       サバ 150キロ、アカカマス 170キロ
「原辰」定置:ヤマトカマス 270キロ ほか
「江の安」定:休漁
「二宮」定置:サバ 300キロ、ウルメイワシ 1トン
       ワラサ 200キロ、イナダ 100キロ
       マイワシ 300キロ
「福浦」定置:休漁
「大磯」定置:アジ 260キロ ほか

 伊豆方面からは、
「川奈杉本」:ボラ 150キロ
「沼津釣船」:釣タチウオ 15キロ
「西伊豆釣」:イセエビ、釣イサキ ほか

 東方面からは、
「平塚定置」:アジ 250キロ
「片瀬沖曳」:生シラス 100キロ
「湘南地引」:生シラス 30キロ

それにしても目まぐるしく変わる漁獲。獲れたと思った魚が消えたり、増えたり、また消えてしまったり。
獲れるべき魚が獲れなくて、久々に現れた魚も出たり引っ込んだり。群れも小さいのか、なかなか続かないし、小型魚が多いのも今年の特徴。木枯らし吹いて冬の気配。これから市場は枯れていくのか、もう一花なのか。それとも枯れ木も山の賑わいなのか。

今日のイセエビ・・・ 30キロ
posted by にゃー at 16:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月26日

地球はひとつ、魚市場は一杯

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:マイワシ 2.8トン、イナダ 190キロ
       ウルメイワシ 480キロ、小サバ 790キロ
       ヤマトカマス 1トン、サバ 200キロ
「石橋」定置:ヤマトカマス 4.7トン、ウスバハギ 300キロ
       小サバ 330キロ、アカカマス 950キロ
       マルアジ 180キロ、サバ 150キロ
「 岩 」定置:ヤマトカマス 1.6トン、メアジ 190キロ
       サバ 160キロ、小サバ 100キロ
       アカカマス 320キロ
「原辰」定置:アカカマス 200キロ、ウスバハギ 100キロ
       ヤマトカマス 500キロ
「江の安」定:ヤマトカマス 450キロ ほか
「二宮」定置:サバ 450キロ、ヤマトカマス 400キロ
       アジ 80キロ
「福浦」定置:休漁
「大磯」定置:アジ 160キロ、ヤマトカマス 70キロ
       サバ 370キロ

 伊豆方面からは、
「網代定置」:イナダ 1.2トン
「川奈杉本」:ボラ 520キロ、イナダ 120キロ

 東方面からは、
「平塚定置」:アジ 80キロ
「片瀬沖曳」:生シラス 80キロ
「湘南地引」:生シラス 50キロ

魚から逃げようたって 駄目だよ
逃げれば逃げるほど「魚市場」に近づくってわけ…
だって地球は 丸いんだもん!
ギャフン!

今日のイセエビ・・・ 30キロ
posted by にゃー at 19:23| Comment(1) | TrackBack(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする