魚体中骨抜き器販売中

2015年11月06日

シャランラシャランラ魚市場

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:イナダ 570キロ、マルアジ 1.5トン
       小サバ 1.2トン、アジ 130キロ
       アカカマス 260キロ、ヒラソウダ 140キロ
       ヤマトカマス 340キロ
「石橋」定置:休漁
「 岩 」定置:サバ 910キロ、マルアジ 280キロ
       小サバ 1.7トン、メアジ 200キロ
「原辰」定置:アカカマス 320キロ、ヒラソウダ 220キロ
       ヤマトカマス 410キロ、カワハギ 80キロ
       マルソウダ 100キロ
「江の安」定:マルアジ 260キロ、サバ 90キロ
「二宮」定置:カワハギ 200キロ、サバ 170キロ
       イサキ 520キロ、ウスバハギ 160キロ
       小サバ 150キロ
「福浦」定置:イナダ 280キロ、ショウゴ 170キロ
「大磯」定置:アジ 150キロ、小サバ 2.1トン
       サバ 260キロ

 伊豆方面からは、
「真鶴定置」:イナダ 3.5トン

 東方面からは、
「江ノ島網」:イサキ 100キロ、アカカマス 70キロ
「二宮沖曳」:生シラス 80キロ

20151106_haru1ban.jpgおいしい魚は誰もが食べたいもの。毎日獲れている魚の中には、量的に少なく、結果、高い値段で取引され、高級店や旅館納めなどにしか流通せず、なかなか一般の人の口には入らないものがある。量的にまとまらないから上記の水揚げ情報に載ることは少ないが、この時期だけ姿を見せる魚、つまり旬が隠れているのである。
個人的なお奨めは「カイワリ(カクアジ)」や「ムロアジ(アカゼモロ)」などの「アジ」の仲間や、釣りの「タチウオ」や「アカアマダイ」で、いずれも脂ノリが最高の時期で、もっと獲れて欲しい魚ではあるが、逆にそうあってはならないと願う心もある矛盾の塊のような魚である。
そして今、注目を集めるのが「カワハギ」だ。まさにこれからの一ヶ月盛りを迎えようという魚であり、特に冬になる直前の肝が大きくなりかけの、まさに二つの胸の膨らみは何でも分る証拠なの的な魔女っ子で、食べれば誰もが、その魅力の虜になってしまう旨さに溢れている。今後、量的にも増え、値段も手頃になることが期待される魚である。
20151106_sirass.jpg同様に今獲れている「生シラス」も今の時期に美味しくなっている魚であり、是非お奨めしたい魚の一つでもある。しかし、沖で網を曳いて獲る漁法は沿岸で獲るにしても、日が昇ってからでなくてはできず、時間的な制約によって流通する量や規模が極めて限定されたものとなり、せっかく高鮮度の良質な魚が獲れても一般向けの売り先がなかなか拡大しない原因ともなっている。しかし、それでもどうしても食べてみたい購入したいという人は、市内なら「スーパーヤオマサ」に行くことをお奨めしている。運が良ければ、水揚げ直後の「生シラス」を売っていることがある。

今日のイセエビ・・・ 40キロ
posted by にゃー at 20:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする