小田原魚市場水揚げ概況
「米神」定置:アジ 180キロ、サバ 380キロ
アカカマス 100キロ
「石橋」定置:アジ 100キロ、サバ 270キロ
メアジ 80キロ、アカカマス 50キロ
「 岩 」定置:メアジ 100キロ、カワハギ 30キロ
「原辰」定置:メアジ、サバ ほか
「江の安」定:休漁
「二宮」定置:活カワハギ 80キロ
「福浦」定置:休漁
「大磯」定置:休漁
伊豆方面からは、
「網代定置」:アカカマス 1.1トン ほか
「福浦釣船」:釣ワラサ 90キロ
「下田釣船」:釣ハチビキ、釣ブダイ ほか
典型的な冬型の気圧配置。こうなると風はビュービュー。
昨日の夕方から吹き始めた強風は、朝になっても止む事はなく、相模湾全域で吹き荒れていました。その為、多くの定置網は出漁できず、運良く出られた網も軒並み魚の少ない状況でした。
一部、伊豆半島の東側だけは強風の弱まる隙を突いて出漁できたようで、ある程度まとまった水揚げがあったようです。
この影響は明日も残りそうで、どうやら今週いっぱい市場的にも厳しい天気が続きそう・・。
今日のヒラメ・・・ 107枚
2015年12月04日
オキナワクルマダイ
見た目のインパクトが強烈な程な紅白模様の「クルマダイ。20センチ程の大きさに、漫画みたいに大きな目。名前から察するように沖縄方面で獲れる「クルマダイの仲間」と言う事らしい。
オリジナルの「クルマダイ」と比べてみても、その派手さは軽く引く程。大きな目の魚が続くが、この魚こそ英名「Big-eye porgy」と呼ばれる世界的にも認められたビッグ・アイ。そして「Porgy」とは「タイ科の魚」の意。
フラッシュ焚くと、この大きな目が金色に反射してまるで「キンメダイ」。堅い鱗に覆われ、その下にある身はとても綺麗な白身をしており、刺身にして美味とか。この10年で初めて見た魚であり、相当に珍しいことは確かだ。今朝は町田のとある寿司屋へと買われていった、興味のある人は食べてみるといいだろう。
オオメカマス
まるでプリクラを撮ったかのような大きく強調された目玉。でかい。「でかいカマス」=「オニカマス」という感覚の自分にとって、違和感なかったのですが、とある漁師が異変に気が付いて草生えました。
以前獲れた「ヤマトカマス」の大型個体と比べても、確かにデカイ。
他の「カマス」との区別は、腹鰭の位置とかエラの構造で見分けるのだそう。ところで味覚で分けるって話は聞いた事がないので、チャレンジしてみる事にしました。干物の完成が待ち遠しい今日この頃。
それにしても「カマス」の干物の美味しさは、すでに周知の事実。果たしてそれを上回る旨さなのか、大きいと言うだけで言われがちな程に大味なのか、その答えはまもなく出る。
参考:「大目」シリーズ 「オオメメダイ」、「オオメハタ」