小田原魚市場水揚げ概況
「米神」定置:休漁
「石橋」定置:アジ 240キロ、イナダ 280キロ
サバ 530キロ、小サバ 720キロ
アカカマス 150キロ、カワハギ 100キロ
ウスバハギ 60キロ、メアジ 60キロ
イボダイ 40キロ
「 岩 」定置:スルメイカ、イナダ ほか
「原辰」定置:サバ 110キロ ほか
「江の安」定:サバ 230キロ ほか
「二宮」定置:ウスバハギ、イシダイ ほか
「福浦」定置:休漁
「大磯」定置:アジ 30キロ、サバ 60キロ
伊豆方面からは、
「川奈杉本」:メジナ 90キロ ほか
♪きよし〜ノコよる〜星は〜ひか・・「ノコよる」?
今日は気が付けばクリスマス・イヴですね〜。早いというか、あっと言う間というか、つまりは今年も残す所あと一週間と言う事になりました。
そこへ現れた「魚市場色のツリー」。イルミネーションも華やかに、魚屋たちもロマンチックな気分に浸・・ってる余裕もない程、魚が無い。
その中で網に掛かった「ノコギリザメ」。国府津の和田丸サンタクロース、得意の珍魚シリーズ。
極めて活きの良い状態は珍しく、ツリーの代わりも立派に果たしてくれました。
今日のヒラメ・・・ 137枚
2015年12月24日
ユウレイイカのなかま
カナフグ
どれも通称「サバフグ」で流通するお友達。
見分ける際のポイントとしては、まず背中のトゲが無ければ「カナフグ」。トゲが生えているのが「サバフグ」類となり、体色が黒っぽくて尾びれが両端から内側に切れ込みながら外に出ているのが「クロサバ〜」となり、明るい体色で尾びれが内側に切れ込んでいるのが「シロサバ〜」となる。ただし、この身分けは非常に難しく、プロでも容易ではない。
トゲの生えている様子。
このトゲが尾びれ付近まで生えていると、その魚は「ドクサバフグ」となり、内臓だけでなく身にも猛毒を持つ危険な「フグ」となる。それは、決して流通の許されない危険な存在。
以上のように、極めて似通った種類の「フグ」が漁獲され、食用として流通する中で混同される恐れがあるため「フグ」の扱いは魚市場内でも極めてデリケートなもののなっている。プロの魚屋さんですら「ふぐ包丁師」の資格を持つ者以外は「フグ」に包丁を入れる事すら禁じられており、毒の有無以前に危険なものには近づかない、手を付けないというスタンス。まして最終的に消費者に供給されることになれば、確実にリスクは回避しなければならない。安心・安全を供給する市場、鮮魚流通を守る身としてそれは揺るぎない事実。
その為に今日も魚市場は、目を皿のようにしている。