魚体中骨抜き器販売中

2016年03月03日

魚市場は国語算数理科社会

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:サバ ほか
「石橋」定置:サバ ほか
「 岩 」定置:ブリ 230キロ(30本) ほか
「原辰」定置:メジナ、スズキ ほか
「江の安」定:マルアジ 35キロ ほか
「二宮」定置:アジ 80キロ、サバ 40キロ
「福浦」定置:休漁
「大磯」定置:活クロダイ 50キロ ほか

 伊豆方面からは、
「真鶴定置」:ブリ 2トン(242本)
「沼津底曳」:ムツ 90キロ、ニギス 100キロ
「伊東釣船」:アカカマス 180キロ

20160303_buries.JPGズラ〜と並んだ「ブリ」、また「ブリ」。真鶴と岩(真鶴)の定置網に入りました。小田原までもう少しの所まで来ています。
200本以上もの「ブリ」を並べて体育、まっすぐ綺麗に並べて芸術、数を数えて数学、魚の形体を学んで理科、セリを聞いて国語、魚屋さんとの雑談は社会。そしてお決まりの「ブリ」の刺身で家庭科修了と。

今日のヒラメ・・・ 220枚
posted by にゃー at 20:20| Comment(1) | TrackBack(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ホラアナゴ

20160303_horab.JPG

何だ、このムチのようなものは。

20160303_horac.JPGう〜む、よくわからん。
黒くてヌメヌメしてて、長くて、平べったくて、これが顔か?
もはやどちらが前か、後ろかさえ分らないような真っ黒け。

20160303_horaa.JPG
うむ〜。

いかんとも言いがたい顔だ。

「ほら、アナゴ」と言ってはみたものの、まるでそんな軽い雰囲気が無い。
このコールタールのような体に原因と思われる。
これがもうすこし明るかったり、模様があったりすれば、
「あら、アナゴ」とか「おや、アナゴ」とも言えたのだろうが・・。
ラベル:深海魚
posted by にゃー at 20:09| Comment(0) | TrackBack(0) | ギョッ!魚だらけの水泳大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

サンゴイワシ

20160303_sangoiwass.JPG

「3−5(産後)の穴はデカイ」と小田原の山に登る人は言うが、この「サンゴイワシ」は小さかった。

「ハダカイワシ」のようで、「ホタルジャコ」のようで、何か違う。

駿河湾の底引き網で漁獲された外道。

「サンゴイワシ」であった。

結局、数百キロあった魚の中でたった一匹。

穴どころか、一円にもならないハズレ券でしか無かった。
ラベル:深海魚
posted by にゃー at 20:01| Comment(1) | TrackBack(0) | ギョッ!魚だらけの水泳大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ユメザメ

20160303_dreamin.JPG
♪誰もが はじめての 自分をいま生きてる
朝焼けの彼方へ 向かう鳥のように
たどり着くどこかに なにがあるか見たい〜


昨年発売された加山雄三の曲「Dreamer〜夢に向かって いま〜」(作詞:松井五郎作曲:弾厚作)の一説にあるように、魚市場は当然獲れる魚が毎日違い、集う人の顔ぶれも異なる。相場も上下し、天気、気候さえ異なる。まさに日々、初めての魚市場を経験しているのであり、そこに新たな発見があり、未来が見える。

20160303_dreamer.JPGそして、この魚が見つめる先には一体何が見えたのだろうか?このサメが死ぬ直前に見たのは、黒い顔をした漁師の顔であったのかもしれない。
しかし、ギラギラとした目を持つ人が少なくなった今の日本で、執拗なまでに本命の「アブラボウズ」を追い求め、貪欲にも外道の「ユメザメ」さえも収穫として受け入れる野心。それこそ漁師としての本能以外に何と言えるだろうか。

20160303_ibarahige.JPGそして、また本命を求めて彼は船を出すだろう。
外道にめげず、見果てぬ夢を追い求めて。
posted by にゃー at 19:56| Comment(1) | TrackBack(0) | ギョッ!魚だらけの水泳大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする