小田原魚市場水揚げ概況
「米神」定置:サバ ほか
「石橋」定置:サバ ほか
「 岩 」定置:ブリ 230キロ(30本) ほか
「原辰」定置:メジナ、スズキ ほか
「江の安」定:マルアジ 35キロ ほか
「二宮」定置:アジ 80キロ、サバ 40キロ
「福浦」定置:休漁
「大磯」定置:活クロダイ 50キロ ほか
伊豆方面からは、
「真鶴定置」:ブリ 2トン(242本)
「沼津底曳」:ムツ 90キロ、ニギス 100キロ
「伊東釣船」:アカカマス 180キロ
ズラ〜と並んだ「ブリ」、また「ブリ」。真鶴と岩(真鶴)の定置網に入りました。小田原までもう少しの所まで来ています。
200本以上もの「ブリ」を並べて体育、まっすぐ綺麗に並べて芸術、数を数えて数学、魚の形体を学んで理科、セリを聞いて国語、魚屋さんとの雑談は社会。そしてお決まりの「ブリ」の刺身で家庭科修了と。
今日のヒラメ・・・ 220枚
2016年03月03日
ユメザメ
昨年発売された加山雄三の曲「Dreamer〜夢に向かって いま〜」(作詞:松井五郎作曲:弾厚作)の一説にあるように、魚市場は当然獲れる魚が毎日違い、集う人の顔ぶれも異なる。相場も上下し、天気、気候さえ異なる。まさに日々、初めての魚市場を経験しているのであり、そこに新たな発見があり、未来が見える。
そして、この魚が見つめる先には一体何が見えたのだろうか?このサメが死ぬ直前に見たのは、黒い顔をした漁師の顔であったのかもしれない。
しかし、ギラギラとした目を持つ人が少なくなった今の日本で、執拗なまでに本命の「アブラボウズ」を追い求め、貪欲にも外道の「ユメザメ」さえも収穫として受け入れる野心。それこそ漁師としての本能以外に何と言えるだろうか。
そして、また本命を求めて彼は船を出すだろう。
外道にめげず、見果てぬ夢を追い求めて。