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2016年07月05日

魚市場は今や戦場と化した

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:シイラ 340キロ、サバ 160キロ
       ワカシ 160キロ
「石橋」定置:シイラ 100キロ、ワカシ 60キロ
「 岩 」定置:シイラ 290キロ、カタクチイワシ 90キロ
「原辰」定置:シイラ 260キロ、マイワシ 240キロ
「江の安」定:休漁
「二宮」定置:ワカシ 90キロ、サバ 70キロ
       アジ 50キロ
「福浦」定置:シイラ 130キロ、マイワシ 250キロ
       サバ 70キロ
「大磯」定置:アカカマス 520キロ、ワカシ 80キロ
       アジ 50キロ

 伊豆方面からは、
「山下丸網」:イサキ 80キロ、サバ 160キロ
「沼津底曳」:マダイ 30キロ ほか
「川奈釣船」:釣キンメダイ 190キロ

 東方面からは、
「平塚定置」:アジ 140キロ

和歌山・・・釣カツオ 1トン、釣キハダ 700キロ

天正18年(西暦1590年)7月5日、北条氏直は豊臣秀吉に降伏し小田原城を開城とした。それから426年が経ち、再び北条氏現る・・かに思えたが、圧倒的な「シイラ」軍勢の前に為す術は無かった。
一方で東方面は「ワカシ」と「カマス」が豊漁で、「アジ」も獲れている。中でも大磯「湘南定置」の好調ぶりが目立っている。獲れる「アカカマス」は300gを超える大型がメインで、「マアジ」も丸々と良く太り、脂乗りも抜群、漁師たちも元気が良いわけだ。
脂乗りが抜群と言えば、今朝は国府津の刺網から大振りの「ダイナンアナゴ」が5本も活魚で水揚げされていた。どれも1メートル近い巨大な丸太のような魚体で、「アナゴ」のようでもあり「ウナギ」にも似ており、しかし身が厚く皮も食べ応えのある独特な身質を誇り、食べた人は必ずやもう一回味わいたいと言うという。皮目の脂と、ふわりとした身、絶妙に絡んだ「ツメ」で味わうのも良いが、干物にしても実に魅力的である。
今月は後半に「土用の丑の日」が控えており、何かと「ウナギ」が注目されるが、思い出すと今日は「アナゴ」の日であったりもするのだ。
ちなみに「サザエさん」に登場する「アナゴ」は名字である。さらに昨年の7月5日には「穴子さん最後の晩さん」なるエピソードが放送されているが、現在も存命である。
posted by にゃー at 12:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする