小田原魚市場水揚げ概況
「米神」定置:ウルメイワシ 490キロ、小サバ 350キロ
サバ 80キロ、スルメイカ 40キロ
マイワシ 40キロ
「石橋」定置:休漁
「 岩 」定置:ヤマトカマス 370キロ、小サバ 680キロ
サバ 90キロ、アジ 40キロ
ウルメイワシ 40キロ、スルメ 40キロ
「原辰」定置:ヤマトカマス 140キロ、ウルメ 40キロ
「江の安」定:ヤマトカマス、ウルメイワシ ほか
「二宮」定置:アジ 180キロ、サバ 280キロ
ウルメイワシ 60キロ、マイワシ 50キロ
「福浦」定置:ウルメイワシ 240キロ、サバ 170キロ
ワカシ 100キロ、シイラ 70キロ
「大磯」定置:アカカマス 560キロ、アジ 160キロ
サバ 400キロ
伊豆方面からは、
「山下丸網」:イサキ 130キロ、ワラサ 80キロ
ムツッ子 40キロ
「川奈杉本」:ヤマトカマス、マルソウダ ほか
「川奈釣船」:釣キンメダイ 160キロ
東方面からは、
「平塚定置」:アジ 460キロ ほか
何が湧く?魚が湧く。あくまで予定。
その筆頭と言われる魚が「ミズカマス(ヤマトカマス)」というオチ。
先日、呉市によって国の交付金を使って鹿児島沖に沈んだ「戦艦大和」のデジタル撮影が敢行され、この度その映像が観光目的に公開されたそうだ。
そこで明らかになったのは、菊の紋章が15年前のアナログ撮影時よりも劣化損傷が激しく、深海の底で過ごした恐ろしい程の沈黙と閉塞の70年という時間の経過があまりにも惨めで、暗いものであるという感傷であった。
しかし、脳裏に蘇らせられた記憶はそれだけではない。沈みゆく「大和」と運命を共にする兵士の山また山。
嫌と言うほどに水揚げされる「ヤマトカマス」の山また山。夏から秋にかけて、獲れ続ける贈り物。今ではすっかり小田原名物「カマス棒」。
戦争という負の遺産から、新たな水産業の財産へ。これぞ小田原流サルベージ。