2016年09月07日
タイワンカマス
多くの場合、「アカカマス(小田原名・ネイラカマス)」として流通するのですが、目ざとい漁師や買受人はこの違いを見極め、違う魚が入っていると指摘します。そう、本名を「タイワンカマス」と言うこの魚。
言わば「カマス」の二重国籍とも言える立場のこの魚。「カマス」が増えるこの季節に、よく獲れます。
では、日本の「カマス」なのか?台湾の「カマス」なのか?
いつから日本人って、こんなに了見の狭い人種になってしまったんでしょうか?
大きな違いは、体側を縦に貫く2本の黒線の有無や目の大きさなどで見分けますが、なかなか見分けられる人は少ないです。
一部の人は「オニカマス(販売禁止)」じゃあないの?と聞いてきますが、「オニカマス」はもっと険しい顔つきをしてますし、もっと太くなりますし、色も青っぽくなるので、区別は出来ます。
もちろん食べても「アカカマス」同様、美味しくいただけます。
「カマス」は「カマス」。「カマス」は皆兄弟。
美味しく頂ける海の恵みは、大切なみんなの資源です。
台風、魚市場っちこい
小田原魚市場水揚げ概況
「米神」定置:ヤマトカマス 500キロ、アジ 110キロ
サバ 180キロ、ウルメイワシ 320キロ
「石橋」定置:ヤマトカマス 750キロ、アジ 60キロ
マルアジ 40キロ、マルソウダ 320キロ
「 岩 」定置:ヤマトカマス 620キロ、マルアジ 40キロ
クサヤモロ 130キロ、小サバ 160キロ
「原辰」定置:休漁
「江の安」定:ヤマトカマス 40キロ ほか
「二宮」定置:サバ 530キロ、ヤマトカマス 100キロ
「福浦」定置:メイチダイ 70キロ、イナダ 170キロ
サバ 150キロ、マルソウダ 80キロ
「大磯」定置:ヤマトカマス 260キロ、サバ 100キロ
伊豆方面からは、
「山下丸網」:サバ 130キロ、マルソウダ 30キロ
「伊豆諸島」:アオダイ 40キロ、釣カツオ 60キロ
「下田漁港」:タカサゴ 35キロ、イサキ 65キロ
「網代定置」:クサヤモロ 580キロ、イナダ 350キロ
「網代釣船」:釣マダイ 若干
東方面からは、
「平塚定置」:ワカシ 120キロ、タチウオ 60キロ
アジ 40キロ
「江ノ島網」:小アジ 25キロ
「佐島漁港」:小アジ 20キロ
小田原周辺定置には定番「ヤマトカマス(ミズカマス)」が湧き、東は秋の「小アジ」シーズン突入。所々に「サバ」入り始めれば、相模湾はすっかり秋の装い。これで、また明日の台風接近で雨降って、涼しくなれば、ますます秋らしくなることでしょう。
で、その台風は、見事な直撃コースを取るものの、勢力そこまで大きくならず、漁師たちにもそこまで警戒感は拡大せず。速度も低いことから、時間的に多くの定置網で出漁できる可能性が高いので、明日の市場もそこそこの品揃えが期待されます。
今日のイセエビ・・・ 10キロ
「米神」定置:ヤマトカマス 500キロ、アジ 110キロ
サバ 180キロ、ウルメイワシ 320キロ
「石橋」定置:ヤマトカマス 750キロ、アジ 60キロ
マルアジ 40キロ、マルソウダ 320キロ
「 岩 」定置:ヤマトカマス 620キロ、マルアジ 40キロ
クサヤモロ 130キロ、小サバ 160キロ
「原辰」定置:休漁
「江の安」定:ヤマトカマス 40キロ ほか
「二宮」定置:サバ 530キロ、ヤマトカマス 100キロ
「福浦」定置:メイチダイ 70キロ、イナダ 170キロ
サバ 150キロ、マルソウダ 80キロ
「大磯」定置:ヤマトカマス 260キロ、サバ 100キロ
伊豆方面からは、
「山下丸網」:サバ 130キロ、マルソウダ 30キロ
「伊豆諸島」:アオダイ 40キロ、釣カツオ 60キロ
「下田漁港」:タカサゴ 35キロ、イサキ 65キロ
「網代定置」:クサヤモロ 580キロ、イナダ 350キロ
「網代釣船」:釣マダイ 若干
東方面からは、
「平塚定置」:ワカシ 120キロ、タチウオ 60キロ
アジ 40キロ
「江ノ島網」:小アジ 25キロ
「佐島漁港」:小アジ 20キロ
小田原周辺定置には定番「ヤマトカマス(ミズカマス)」が湧き、東は秋の「小アジ」シーズン突入。所々に「サバ」入り始めれば、相模湾はすっかり秋の装い。これで、また明日の台風接近で雨降って、涼しくなれば、ますます秋らしくなることでしょう。
で、その台風は、見事な直撃コースを取るものの、勢力そこまで大きくならず、漁師たちにもそこまで警戒感は拡大せず。速度も低いことから、時間的に多くの定置網で出漁できる可能性が高いので、明日の市場もそこそこの品揃えが期待されます。
今日のイセエビ・・・ 10キロ
2016年09月06日
魚市場は瞬間風速で勝負
小田原魚市場水揚げ概況
「米神」定置:マルソウダ 700キロ、アジ 280キロ
サバ 710キロ、小サバ 230キロ
シイラ 90キロ、ウルメイワシ 60キロ
イサキ 70キロ、イサキ 110キロ
「石橋」定置:マルソウダ 1トン、アジ 160キロ
ヤマトカマス 640キロ、サバ 310キロ
イサキ 180キロ、小サバ 60キロ
「 岩 」定置:ヤマトカマス 410キロ、クサヤ 70キロ
「原辰」定置:ヤマトカマス 200キロ、シイラ 40キロ
マルソウダ 120キロ
「江の安」定:ヤマトカマス、イサキ ほか
「二宮」定置:小サバ 180キロ、マイワシ 50キロ
「福浦」定置:休漁
「大磯」定置:ヤマトカマス 260キロ、サバ 130キロ
伊豆方面からは、
「山下丸網」:メアジ 120キロ、ムツッ子 40キロ
アジ 50キロ、ショウゴ 60キロ
「沼津底曳」:マダイ 30キロ ほか
「網代定置」:イナダ 130キロ
「網代釣船」:釣メダイ 40キロ、釣アカイサキ 30キロ
「西伊豆釣」:バイガイ 55キロ ほか
「伊豆諸島」:釣カツオ 140キロ、サザエ 140キロ
キンメダイ 60キロ、アオダイ 30キロ
東方面からは、
「平塚定置」:ヤマトカマス 850キロ、タチウオ 90キロ
「佐島漁港」:釣カツオ 30キロ ほか
「横須賀港」:タチウオ 85キロ、イボダイ 30キロ
この頃見かける細長い「アジの仲間」。今朝は「岩」の定置にまとまりました。
そう「クサヤ」とありますが、この正式名称は「クサヤモロ」と言います。
名前の通り大島や伊豆諸島では、名物の「くさや」の原料として利用される貴重な水産資源となっております。小田原では主に「アジ」の代替として同じ仲間の「ムロアジ」と混同されて利用される場合が多く、多くの場合「モロ」や「ムロ」などと呼んでいます。
そして我々は天気予報を参考にし、明日以降も「ムロ」が接近することを予想しております。さらに8日に最も近づくと考えており、まさに網から「ムロ」、沖から「台」接近で、我々は「室」に避難して、テレビで「ムロツヨシ」を観るという、これ以上に無い筋書き・・。
今日のイセエビ・・・ 30キロ
「米神」定置:マルソウダ 700キロ、アジ 280キロ
サバ 710キロ、小サバ 230キロ
シイラ 90キロ、ウルメイワシ 60キロ
イサキ 70キロ、イサキ 110キロ
「石橋」定置:マルソウダ 1トン、アジ 160キロ
ヤマトカマス 640キロ、サバ 310キロ
イサキ 180キロ、小サバ 60キロ
「 岩 」定置:ヤマトカマス 410キロ、クサヤ 70キロ
「原辰」定置:ヤマトカマス 200キロ、シイラ 40キロ
マルソウダ 120キロ
「江の安」定:ヤマトカマス、イサキ ほか
「二宮」定置:小サバ 180キロ、マイワシ 50キロ
「福浦」定置:休漁
「大磯」定置:ヤマトカマス 260キロ、サバ 130キロ
伊豆方面からは、
「山下丸網」:メアジ 120キロ、ムツッ子 40キロ
アジ 50キロ、ショウゴ 60キロ
「沼津底曳」:マダイ 30キロ ほか
「網代定置」:イナダ 130キロ
「網代釣船」:釣メダイ 40キロ、釣アカイサキ 30キロ
「西伊豆釣」:バイガイ 55キロ ほか
「伊豆諸島」:釣カツオ 140キロ、サザエ 140キロ
キンメダイ 60キロ、アオダイ 30キロ
東方面からは、
「平塚定置」:ヤマトカマス 850キロ、タチウオ 90キロ
「佐島漁港」:釣カツオ 30キロ ほか
「横須賀港」:タチウオ 85キロ、イボダイ 30キロ
この頃見かける細長い「アジの仲間」。今朝は「岩」の定置にまとまりました。
そう「クサヤ」とありますが、この正式名称は「クサヤモロ」と言います。
名前の通り大島や伊豆諸島では、名物の「くさや」の原料として利用される貴重な水産資源となっております。小田原では主に「アジ」の代替として同じ仲間の「ムロアジ」と混同されて利用される場合が多く、多くの場合「モロ」や「ムロ」などと呼んでいます。
そして我々は天気予報を参考にし、明日以降も「ムロ」が接近することを予想しております。さらに8日に最も近づくと考えており、まさに網から「ムロ」、沖から「台」接近で、我々は「室」に避難して、テレビで「ムロツヨシ」を観るという、これ以上に無い筋書き・・。
今日のイセエビ・・・ 30キロ
2016年09月05日
魚市場に、胸キュン
小田原魚市場水揚げ概況
「米神」定置:休漁
「石橋」定置:休漁
「 岩 」定置:ヤマトカマス 370キロ、イサキ 40キロ
マルソウダ 50キロ
「原辰」定置:マルソウダ 300キロ、ヤマトカマス 90キロ
「江の安」定:ヤマトカマス、ウルメイワシ ほか
「二宮」定置:アジ 40キロ、マルソウダ 40キロ
サバ 110キロ、ウルメイワシ 40キロ
「福浦」定置:ウルメイワシ 340キロ、サバ 130キロ
ヤマトカマス 50キロ
「大磯」定置:マイワシ 470キロ、ヤマトカマス 150キロ
アジ 50キロ、ウルメイワシ 80キロ
サバ 100キロ、小サバ 170キロ
伊豆方面からは、
「山下丸網」:キハダ 50キロ(1本)、アジ 40キロ
シイラ 60キロ、マイワシ 80キロ
「網代釣船」:釣アカイサキ、釣メバル ほか
「川奈杉本」:メジナ、ヤマトカマス ほか
「伊豆諸島」:サザエ 90キロ、釣カツオ 160キロ
東方面からは、
「平塚定置」:アジ 120キロ、タチウオ 180キロ
ヤマトカマス 130キロ
「江ノ島網」:小アジ、アカカマス ほか
「佐島漁港」:キメジ・メジ 110キロ、ワカシ 170キロ
釣カツオ 30キロ
魚増えないな〜と思ったら「米神」と「石橋」の両定置網が休みだった。
明日から復活の予定。期待せずにはいられない。
一方で「福浦」定置が休むという。なかなか思うようには魚が揃わないが、それもこれも自然が相手。あきらめもつくが、心のどこかで納得いかない、もう9月。
このままずるずるべったり、行かなきゃ良いが。
今日のイセエビ・・・ 20キロ
「米神」定置:休漁
「石橋」定置:休漁
「 岩 」定置:ヤマトカマス 370キロ、イサキ 40キロ
マルソウダ 50キロ
「原辰」定置:マルソウダ 300キロ、ヤマトカマス 90キロ
「江の安」定:ヤマトカマス、ウルメイワシ ほか
「二宮」定置:アジ 40キロ、マルソウダ 40キロ
サバ 110キロ、ウルメイワシ 40キロ
「福浦」定置:ウルメイワシ 340キロ、サバ 130キロ
ヤマトカマス 50キロ
「大磯」定置:マイワシ 470キロ、ヤマトカマス 150キロ
アジ 50キロ、ウルメイワシ 80キロ
サバ 100キロ、小サバ 170キロ
伊豆方面からは、
「山下丸網」:キハダ 50キロ(1本)、アジ 40キロ
シイラ 60キロ、マイワシ 80キロ
「網代釣船」:釣アカイサキ、釣メバル ほか
「川奈杉本」:メジナ、ヤマトカマス ほか
「伊豆諸島」:サザエ 90キロ、釣カツオ 160キロ
東方面からは、
「平塚定置」:アジ 120キロ、タチウオ 180キロ
ヤマトカマス 130キロ
「江ノ島網」:小アジ、アカカマス ほか
「佐島漁港」:キメジ・メジ 110キロ、ワカシ 170キロ
釣カツオ 30キロ
大島釣船 ・・・ 釣メダイ 600キロ
魚増えないな〜と思ったら「米神」と「石橋」の両定置網が休みだった。
明日から復活の予定。期待せずにはいられない。
一方で「福浦」定置が休むという。なかなか思うようには魚が揃わないが、それもこれも自然が相手。あきらめもつくが、心のどこかで納得いかない、もう9月。
このままずるずるべったり、行かなきゃ良いが。
今日のイセエビ・・・ 20キロ
活ノミノクチ
この魚は「ノミノクチ」という実に聞き慣れない、魚らしくない名前をもらった魚なのである。
なぜ「ノミノクチ」なのかという疑問はさておいて、この魚の確認は初めてである。
ちなみに「ハタ」の仲間である。
そういえば「キジハタ」によく似ているでしょう。
最近「キジハタ」がよく獲れている感覚はあるが、コイツは見た目で異なっている。
最初見た瞬間は「キジハタ」だと思ったが、見た瞬間に違和感の連鎖が起こった。
「キジハタ」の橙色に対して赤茶色の斑点が全体を覆い、全体の体色も褐色がかっている。また背びれから尾びれ付け根に至るまで暗色帯が点在している。この違和感尋常じゃあない。
間違い無く「ノミノクチ」だっ。
5〜6年前までは「キジハタ(写真左)」も稀に見る程度だったが、今では刺網のレギュラーである。それよりも南方傾向の分布となる「ノミノクチ」も今後、相模湾でのレギュラー化もそう遠くない話かも知れない。
その後、分布は更に北上し、房総から東北へと広がっていく事は間違い無い。
しかし、その時は群れではなく、必ず単独にて行動をすると考えられる。
その事を指して我々は、「ノミノクチひとり旅」と呼ぶのである。
♪たとえ〜どんなに恨んでい〜ても〜・・
2016年09月03日
ハゲヤセムツ
名前を調べてみると「ハゲヤセムツ」。
なるほど、わかりやすい。禿げてて、痩せてて、ムッツリすけべ。通りで身に覚えが・・、そうでなくて。
しかし、なんとも可哀想な名前を付けられたものだ。
他にこのような名前で思いつくのは「アオヤギ」の正式名称である「バカガイ」や「アホウドリ」、「ハダカデバネズミ」くらいか。
クリクリお目々で、こんなかわいい顔しているのに、なんて言われよう。私はお前に同情してやるぞ。そもそも学者なんてヤツは傲慢で、横柄で、世間離れしていて・・・云々かんぬん。
そんなことより「ハゲヤセムツ」。
コイツも「アカムツ」や「キンメダイ」釣りの外道の一種であるが、魚市場で見かけたのは初めてである。
群れで泳いでいると聞くが、滅多に釣れるとは思えない。次に見かける時があるのかどうかすら怪しいだろう。
そんなに珍しい魚、貰っちゃって良かったのか。
この魚が言ってそうである。
「同情するなら金を出せ」って。