魚体中骨抜き器販売中

2016年09月03日

ヒシダイ

201607_hishi.jpg
この魚は燃費を誤魔化したりは致しません。
三匹揃っても「三菱鯛」とは呼びません「ヒシダイ」です。


そう、「菱(◆)鯛」。
見たままの形をストレートに言葉にした感じ。

この魚は、生息域が深いことから定置網にはまず入らない。
年に数匹「アカムツ」や「キンメダイ」釣りの外道で見かけるだけの希少魚である。

入荷するときも必ずと言って良いほど一匹だけである。複数釣れたところを見たことが無い。
そして、いつも端っこの方に並んでいる。

その為、食味や料理法について語れる人も少ないが、刺身にして嫌みが無いとはバイヤーの話。
ただし鱗や皮が固いので、むしろ塩焼きや唐揚げ、煮付けのほうが向いていると言う話も。

分類学的には「マトウダイ目」に分類されている。
posted by にゃー at 16:54| Comment(0) | TrackBack(0) | ギョッ!魚だらけの水泳大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ガッテン承知の魚市場

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:休漁
「石橋」定置:休漁
「 岩 」定置:ヘダイ 100キロ、ヤマトカマス 50キロ
      小イサキ 50キロ、ウルメイワシ 40キロ
「原辰」定置:マルソウダ 70キロ ほか
「江の安」定:ウルメイワシ、小アジ ほか
「二宮」定置:アジ、ヤマトカマス ほか
「福浦」定置:休漁
「大磯」定置:ウルメイワシ 120キロ、小サバ 300キロ

 伊豆方面からは、
「山下丸網」:小アジ 120キロ、サバ 620キロ
       ヤマトカマス 120キロ、メアジ 70キロ
       ヒラソウダ 40キロ、マルソウダ 1トン
       ショウゴ 30キロ、シイラ 35キロ
「真鶴定置」:ワラサ 290キロ、イナダ 110キロ
「網代釣船」:釣メダイ 40キロ ほか
「川奈杉本」:ヘダイ、メジナ ほか
「西伊豆釣」:釣アカハタ、釣サバ ほか

 東方面からは、
「平塚定置」:アジ 110キロ、ヤマトカマス 70キロ
       タチウオ 60キロ
「茅ヶ崎船」:サヨリ 若干
「江ノ島網」:小アジ 100キロ ほか
「片瀬釣船」:釣カツオ 510キロ ほか

「米神」「石橋」定置の無い週末。そして月曜日も無いという。
思わずつぶやく「やずや、やずや・・」。
果たせるかな、台風は大丈夫か?

今日のイセエビ・・・ 50キロ
posted by にゃー at 11:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月02日

活ウナギ

20160902_unachan.jpg
クネクネでニョロニョロ


「ウナギ」って結構、小顔。
まさに「アスタリフト(by 富士フイルム)」の効果です?

しかも触ると一本一本ヌルヌルで、指通り滑らか。まさに「ラックス・ルミニーク・ゴールドオイルシャイン」でシャンプーした髪のよう?
いや、むしろその優れた保湿力とハリのある肌は、メナードの最高傑作「イルネージュ」で施された質感を思わせる?

いずれにしても、その滑らかさは手を焼かせる。

漁獲後は「コーラック」と「トメダイン」の使いこなしでキッチリ泥抜きも行い、万全の状態で出荷。
元気も回復して市場に来たときは、「凄十」ばりの暴れん坊。まさに「うなぎのぼり」とはこの事かを実感。

暴れるナニを押さえつけては次々網に入れ、大小を選別。

やはり大きい方が良いようだ。

かつては日本の里山に溢れていた「地ウナギ」も、今や貴重な存在。
市場に出れば人気は必至。

そしてアナタもきっと、秘密の場所をご存じのはず。
決して乱獲はせず、節度ある漁獲と供給で、日本の「ウナギ不足」を「鰻タン」にして欲しいものだ。
ラベル:グルメ 地魚 活魚
posted by にゃー at 12:31| Comment(0) | TrackBack(0) | ギョッ!魚だらけの水泳大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

モダンチョキチョキ魚市場

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:サバ 110キロ、イナダ 180キロ
       シイラ 120キロ、マルソウダ 580キロ
       ヤマトカマス 150キロ、アジ 90キロ
       ヘダイ 30キロ、小イサキ 50キロ
「石橋」定置:小イサキ 250キロ、ヘダイ 50キロ
       イナダ 40キロ、マルアジ 40キロ
「 岩 」定置:ヘダイ 130キロ、ヤマトカマス 170キロ
      マルソウダ 90キロ
「原辰」定置:マイワシ 70キロ、マルソウダ 60キロ
       シイラ 50キロ、ヤマトカマス 40キロ
「江の安」定:イサキ 60キロ、マルソウダ 30キロ
「二宮」定置:マルソウダ 100キロ ほか
「福浦」定置:休漁
「大磯」定置:サバ 140キロ、小サバ 160キロ

 伊豆方面からは、
「山下丸網」:小アジ 80キロ、クサヤモロ 40キロ
       ムツッ子 30キロ、シイラ 30キロ
「沼津底曳」:マダイ、小ダイ 75キロ ほか
「川奈杉本」:ヘダイ、メジナ ほか
「網代釣船」:釣メダイ、釣アカイサキ ほか

 東方面からは、
「平塚定置」:アジ 160キロ、ヤマトカマス 50キロ
「佐島漁港」:釣キメジ 70キロ ほか

小田原 ・・・ ヤツシロガイ 50キロ

国府津の隠れアイテム「ヤツシロガイ」が出てくる季節になって参りました。
気が付いている人は、あのチープな「アワビもどき」味にもう夢中。一部Z級グルメ嗜好者から絶大なる指示を受けてはいるものの、現状ではその需要は極僅かにとどまり、相場も至って低空飛行中。なんとか需要を掘り起こすべく努力を続けて、早ウン年。そろそろ来そうな気はするものの、手応えは・・まるで無し。
貝殻収集家もいい加減、お腹いっぱいにもなり、今では「テングニシ」収集に没頭中。次の野心家が現れる事を、我々は心から待ち望んでいる。

今日のイセエビ・・・ 35キロ
posted by にゃー at 12:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月01日

移転延期か延期移転か魚市場

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:休漁
「石橋」定置:ヤマトカマス 510キロ、小イサキ 300キロ
       マルソウダ 160キロ、ワカシ 40キロ
「 岩 」定置:ヤマトカマス 380キロ、ヘダイ 40キロ
       マルソウダ 560キロ
「原辰」定置:マルソウダ 330キロ、ヤマトカマス 50キロ
「江の安」定:休漁
「二宮」定置:サバ 100キロ、ショウゴ 50キロ
「福浦」定置:メイチダイ 40キロ、マダイ 60キロ
       チダイ 50キロ、イナダ 50キロ
       サバ 130キロ、ワラサ 40キロ
       小イサキ 50キロ
「大磯」定置:マルアジ 250キロ、ウルメイワシ 90キロ
       マルソウダ 80キロ、小サバ 240キロ
       アジ 60キロ、サバ 50キロ
       ヤマトカマス 50キロ、ワカシ 60キロ

 伊豆方面からは、
「山下丸網」:クサヤモロ 230キロ、メアジ 50キロ
       小アジ 250キロ、ムツッ子 60キロ
       ヤマトカマス 40キロ

困ったものだ、何度も通ったあの道この道。トイレの位置から、自販機の位置、ラインナップまで知り尽くし・・てもいないが、行き馴れた居所が無くなる悲しさと、新らしい未来への希望と期待を抱いていたこの期に及んで、延期とは肩すかし。11月の予定が来年へとは、絶句の他ない。
最後に行ったのはいつだったか、思い出せば懐かしい顔、あの景色。そしてあのバトル。・・バトル?
なんでもいいから早くやりてえ。・・え?
プレステ4の「グランツーリスモSPORT」発売延期の話じゃあないの?

今日のイセエビ・・・ 40キロ
posted by にゃー at 12:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

活サクラエビ

20160901_sakuran.jpg
石橋にサクラサク

「サクラエビ」は、サクサクのかき揚げが最高。


「サクラエビ」と言えば駿河湾・由比の港が有名ですが、ちなみに今は禁漁期。この時期、生の「サクラエビ」が手に入る所となると、もはや相模湾しかあり得ません。
その為、競り値も超高額。これが上場した日は、その日の最高価格は間違いなくコイツ。

季節外れの「サクラエビ」とお思いでしょうが、夏から秋にかけて黒潮の勢力が弱まるところに涌いて出てくる冷水塊。その深海からの昇流エレベーターに乗って入るは「定置網」。

このところ周辺定置網(米神〜大磯)で見掛けます。

時には貴重な折り箱に詰められて、時には「ハダカイワシ」に混じって、時には「サバ」のお腹の中から。

しかし、そもそも相模湾で「サクラエビ」が獲れるのって、あり得るの?とお思いの貴兄諸君。
考えてみても駿河湾と相模湾は、50〜60万年前に伊豆島によって分断された悲しい物語の兄弟のようなもの。
同じ魚が泳いでいても、なんら不思議はありません。

しかも、今朝はピンピン活きていた。これぞ小田原漁師のこだわり、そして粋。
まるで見紛う「レッドビー・シュリンプ」。

悲しいかな、量獲れないのは定置網の宿命か。注文御免のある時頼みで現品限り。

今度獲れた時、買うのはアナタかもしれない。
posted by にゃー at 12:48| Comment(0) | TrackBack(0) | ギョッ!魚だらけの水泳大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする