小田原魚市場水揚げ概況
「米神」定置:イナダ 980キロ、ウルメイワシ 850キロ
サバ 70キロ、アカカマス 80キロ
「石橋」定置:イナダ 240キロ、アカカマス 430キロ
ヤマトカマス 1.8トン、サバ 40キロ
「 岩 」定置:ヤマトカマス 1.2トン、ウルメ 140キロ
アカカマス 200キロ
「原辰」定置:ヤマトカマス 200キロ ほか
「江の安」定:休漁
「二宮」定置:サバ 100キロ、ヤマトカマス 300キロ
アカカマス 70キロ
「福浦」定置:ウルメイワシ 400キロ、メアジ 780キロ
「大磯」定置:休漁
伊豆方面からは、
「山下丸網」:アジ 140キロ、ボラ 300キロ
イサキ 80キロ
「網代定置」:イナダ 1.2トン
東方面からは、
「平塚定置」:アジ 250キロ
「江ノ島網」:アカカマス 800キロ
秋は「カマス」のシーズン。9月からのレギュラー「ミズカマス(ヤマトカマス)」について見れば、今年の群は平均してサイズが大きく、お買い得だ。「アオカマス」とも言われる「ミズカマス」は言わば民主党のヒラリーのようなもの、全体的にシーズンを通して優位を保っており、水揚げ量的には今年もライバルを圧倒している。
しかし、ここへ来てようやく「アカカマス(ネイラカマス)」が小田原沿岸にも廻ってきた。となれば対する「アカカマス」は、赤色をシンボルカラーとする共和党トランプ候補のようなもの。一時的に劣勢に立たされたとは言え、300gサイズもチラホラ混じりながら、200g超えの大型中心で、干物屋筋を中心としてお値打ち感(支持)が急拡大している。干物屋各社が目の色を変えて競りに参戦すれば、今後のシーズンクライマックスに向けて、ますますの激戦に拍車が掛かり、市場全体が盛り上がりを見せることは間違いないだろう。