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2016年11月18日

黒く愛して長く愛した魚市場

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:アカカマス 430キロ、ヒラソウダ 170キロ
       サバ 300キロ、マルソウダ 100キロ
       サバフグ 210キロ、小サバ 130キロ
       ウルメイワシ 70キロ、カツオ 75キロ
       ヤマトカマス 70キロ、小アジ 40キロ
「石橋」定置:アカカマス 2.2トン、サバ 950キロ
       ヤマトカマス 70キロ、小サバ 120キロ
       マルソウダ 160キロ、ヒラソウダ 130キロ
       サバフグ 75キロ、メアジ 40キロ
       ウルメイワシ 80キロ、シイラ 50キロ
       小アジ 80キロ
「 岩 」定置:サバ 350キロ、シイラ 100キロ
「原辰」定置:アオリイカ、マルソウダ ほか
「江の安」定:カワハギ、マルアジ ほか
「二宮」定置:ウルメイワシ 80キロ、ショウゴ 65キロ
       アカカマス 50キロ、カワハギ 40キロ
「福浦」定置:ショウゴ 550キロ、イナダ 50キロ
「大磯」定置:ウルメイワシ、小サバ ほか

 伊豆方面からは、
「川奈杉本」:メジナ、ワラサ ほか

 東方面からは、
「平塚定置」:アジ 50キロ ほか
「佐島漁港」:メアジ 35キロ ほか
「江ノ島網」:小アジ 130キロ

小田原 ・・ 釣クロタチカマス 40キロ

「ナガスミヤキ(クロタチカマス)」は定置網にも数本入っていますが、魚を見ればその差は歴然。
定置網で獲れた魚は、魚同士が小擦れ合い、魚の表皮がはがれ、「ナガスミヤキ(クロタチカマス)」の本来の黒光りした表皮が見られません。しかし、一本釣りで釣り上げられた「ナガスミヤキ(クロタチカマス)」は、その体に傷一つ無く、鈍く光った黒い魚体はまるで歴戦の名刀を思わせる圧倒的な存在感を放ちます。
小田原沖で夜釣りにて釣られる、正真正銘、秋の地魚。お名残惜しくも、この魚が食べられるのもあと数週間あるかないか。店先に並ぶうちに是非とも手に入れて、塩焼きでも煮付けでも、その味を確かめていただきたいと思います。
posted by にゃー at 12:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月17日

魚より大切な魚市場はない

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:アカカマス 3.3トン、イナダ 210キロ
       ヤマトカマス 100キロ、サバ 450キロ
       イサキ 100キロ、小アジ 120キロ
       ショウゴ 45キロ、ヒラソウダ 60キロ
       サバフグ 350キロ、メジ 50キロ
「石橋」定置:休漁
「 岩 」定置:アカカマス 1.8トン、サバ 210キロ
      マルソウダ 175キロ、シイラ 110キロ
      ヤマトカマス 70キロ、サバフグ 80キロ
      ショウゴ 50キロ
「原辰」定置:カワハギ 80キロ、アオリイカ 45キロ
       ヒラソウダ 40キロ
「江の安」定:ショウゴ 50キロ、カワハギ 40キロ
       マルソウダ 50キロ
「二宮」定置:ウルメイワシ 290キロ、アジ 340キロ
       アカカマス 140キロ、サバフグ 40キロ
       ヒラソウダ 40キロ
「福浦」定置:ウルメイワシ 1.1トン、イナダ 100キロ
       ショウゴ 45キロ、ヒラソウダ 140キロ
「大磯」定置:小サバ 160キロ ほか

 伊豆方面からは、
「西伊豆釣」:釣ヤリイカ、サザエ ほか
「川奈杉本」:メジナ 150キロ、ワラサ 160キロ

 東方面からは、
「平塚定置」:活メジナ 45キロ ほか
「佐島漁港」:メジ、アジ ほか
「江ノ島網」:アカカマス 110キロ、アジ 100キロ

「アカカマス(ネイラカマス)」は相変わらずの大漁。今年は全国的に「カマス」が不足していると聞くが、ここまで続くと「ど〜なのか?」と思われるところだが、相変わらず干物屋さんを先頭とする加工屋集団が買いまくっているお陰で、値段はしっかり。漁師はがっちり。市場もにっこりで、丸く収まっている。
一方、築地移転延期の損失4億3500万円、移転に関わる業界すべての費用を合わせたらとてもこんな額じゃ収まらない。地方の運送業者や荷受、仲卸、出荷者・・・。それだけ築地市場の役割は大きいのである。
がん患者の命を支える「オプジーボ」は半額になったが、業界団体すべての生活に関わるこちらの額はとても削ることは出来ないだろう。これでは三方一両損で丸く収まるなんて、とてもありえない話なのである。
せめて一刻も早く移転つながる目鼻を付け、日程的な目処をでっちあげることによる「プラシーボ効果」を与えないと、不満はますます募るばかりであろう。
posted by にゃー at 12:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月15日

チカメエチオピア


20161115_chika.jpg
近い、近すぎる。

全体像は、

20161115_chikame.jpg

おお〜。これは「エチオピア(シマガツオ)」の様で、「エチオピア(シマガツオ)」でない。
(ヒレジロ)マンザイウオ」の様で「(ヒレジロ)マンザイウオ」でもない。

こんな魚、数週間前に「福浦」定置でも見たような気もするが・・・。

これは何かと尋ねれば、釣ってきた「藤八丸」によれば「チカメエチオピア」という魚という話。

・・・聞いたことの無い魚だが。

調べてみると・・ビンゴ。

深海魚「シマガツオ」の別称としての「エチオピア」という魚の名前を聞いたことのある人はいるだろうが、「チカメエチオピア」とはまた珍しい名前だ。
そういや、一年前には「ツルギエチオピア」が獲れたばかり。

するってえと、11月から12月にかけてのこの時期ってのは、「エチオピア(シマガツオ科)」の仲間が獲れる特異期と言えそうだ。

あと半月、狙うは「ベンテンウオ」の仲間一点だ。
ラベル:珍魚 深海魚
posted by にゃー at 18:35| Comment(0) | TrackBack(0) | ギョッ!魚だらけの水泳大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

毎日めでたい魚市場

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:休漁
「石橋」定置:ショウゴ 1.3トン、アカカマス 1.4トン
       マルソウダ 1.1トン、ヒラソウダ 420キロ
       ヤマトカマス 680キロ、アジ 100キロ
       サバ 790キロ
「 岩 」定置:アカカマス 620キロ、サバ 120キロ
      ショウゴ 290キロ、サバフグ 100キロ
「原辰」定置:カワハギ 115キロ、マルソウダ 90キロ
       ショウゴ 55キロ
「江の安」定:ショウゴ 90キロ ほか
「二宮」定置:アカカマス 100キロ、アジ 50キロ
       カワハギ 40キロ、イボダイ 60キロ
「福浦」定置:ウルメイワシ 120キロ、シイラ 80キロ
       メジ 40キロ、ヒラソウダ 90キロ
「大磯」定置:ウルメイワシ 220キロ、小サバ 80キロ

 伊豆方面からは、
「網代定置」:イナダ 350キロ ほか
「山下丸網」:サバ 200キロ、メアジ 100キロ
       マルソウダ 100キロ、小サバ 300キロ
「西伊豆釣」:釣ヤリイカ、活イセエビ ほか
「下田漁港」:メジナ、イサキ ほか

 東方面からは、
「平塚定置」:活クロダイ 60キロ、活メジナ 50キロ
       活スズキ 35キロ
「佐島釣船」:釣メジ 280キロ、釣キメジ 270キロ
       釣カツオ 170キロ
「松輪漁港」:アブラボウズ ほか

今朝は「アカカマス(ネイラカマス)」が約2.5トン、「ショウゴ(カンパチ)」が約1.8トン、そして「サバ」が約1.1トン。綺麗に7:5:3の割合で獲れました。7・5・3。そう七五三。だから何?
めでたいね〜。
posted by にゃー at 12:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月14日

マンネリ打開の魚市場

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:アカカマス 1.9トン、アジ 690キロ
       ヤマトカマス 110キロ、イナダ 190キロ
       サバフグ 320キロ、イボダイ 680キロ
       マルソウダ 950キロ、サバ 1.5トン
       ショウゴ 70キロ、ヒラソウダ 200キロ
       小サバ 500キロ、ウルメイワシ 90キロ
「石橋」定置:休漁
「 岩 」定置:アカカマス 650キロ、イボダイ 270キロ
      マルソウダ 540キロ、ショウゴ 180キロ
      サバ 400キロ、ヒラソウダ 190キロ
      サバフグ 45キロ、ヤマトカマス 120キロ
      アジ 100キロ、小サバ 150キロ
「原辰」定置:カワハギ 80キロ、マルソウダ 140キロ
       ヒラソウダ 180キロ
「江の安」定:アカカマス 310キロ、マルソウダ 100キロ
「二宮」定置:アカカマス 260キロ、カワハギ 150キロ 
       ウルメイワシ 250キロ、サバ 130キロ
       ショウゴ 70キロ、ヒラソウダ 40キロ
       ヤマトカマス 60キロ、アジ 60キロ
「福浦」定置:ウルメイワシ 70キロ、メアジ 70キロ
「大磯」定置:ヒラソウダ、小サバ ほか

 伊豆方面からは、
「網代定置」:イナダ 1.2トン
「山下丸網」:サバ 180キロ ほか
「西伊豆釣」:釣ヤリイカ、釣アカハタ ほか
「伊豆諸島」:アオダイ、ウメイロ ほか
「川奈杉本」:ウスバハギ、メジナ ほか

 東方面からは、
「平塚定置」:活クロダイ 30キロ
「佐島漁港」:メジ 50キロ、アジ 50キロ
「茅ヶ崎網」:活イセエビ 若干

「スーパームーン」「スーパームーン」って、ここんとこ「スーパームーン」安売りしすぎてね?
といいながら、今晩の「スーパームーン」こそ本当の「スーパームーン」だとかで、3割増しの大きさだとか。怪しい詐欺商法に通じるものを感じるのは私だけだろうか。
で、このレベルの「スーパームーン」が今度観られるのは18年後だとか。
で、今朝の魚市場の水揚げも体感で3割増し。まるで宝石箱と例えられるほどの高級魚揃いで、満月の引力とも言うべき見えない力を感じずにはいられませんでした。
posted by にゃー at 13:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月12日

安心して魚市場に来て欲しい

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:ウルメイワシ 330キロ、サバ 100キロ
       アカカマス 180キロ、マルソウダ 200キロ
       ヤマトカマス 100キロ、サバフグ 180キロ
       イサキ 70キロ
「石橋」定置:ショウゴ 260キロ、アカカマス 160キロ
       ヤマトカマス 100キロ、イサキ 100キロ
「 岩 」定置:アカカマス 500キロ、ショウゴ 60キロ
      マルソウダ 130キロ
「原辰」定置:サバ 100キロ、マルソウダ 80キロ
       ショウゴ 50キロ、カワハギ 40キロ
「江の安」定:ショウゴ 60キロ、ヤマトカマス 50キロ
「二宮」定置:ヒラソウダ 200キロ、マルソウダ 70キロ
「福浦」定置:メアジ 60キロ ほか
「大磯」定置:休漁

 伊豆方面からは、
「山下丸網」:サバ 300キロ ほか
「川奈杉本」:メジナ 70キロ ほか

 東方面からは、
「江ノ島網」:アカカマス 30キロ
「片瀬沖曳」:生シラス 70キロ

雨上がりと言うこともあり、全体的に漁模様は停滞傾向。休漁もはさみながらの操業が続きます。
「ショウゴ(カンパチ)」や「カマス(アカカマス・ヤマトカマス)」の増減を繰り返しながら冬に向かって行く感じ。
休み明けの月曜日は何が増えてくるか。誰にも分らないが、だいたい分かる。それが地魚の良いところ。
posted by にゃー at 17:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする