魚体中骨抜き器販売中

2016年11月05日

108年前は創業直後の魚市場

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:ヤマトカマス 400キロ、イナダ 50キロ
       マルソウダ 740キロ、ヒラソウダ 240キロ
       サバフグ 100キロ、ショウゴ 60キロ
「石橋」定置:マルソウダ 750キロ、ヒラソウダ 220キロ
       アジ 80キロ、サバフグ 90キロ
       ヤマトカマス 450キロ、ショウゴ 50キロ
       ウルメイワシ 100キロ
「 岩 」定置:マルソウダ 700キロ、ヒラソウダ 430キロ
      オアカムロ 70キロ、ヤマトカマス 300キロ
「原辰」定置:マルソウダ 600キロ、ヒラソウダ 120キロ
「江の安」定:ヤマトカマス、マルソウダ ほか
「二宮」定置:ヤマトカマス 120キロ、ショウゴ 70キロ
       マルソウダ 100キロ、ヒラソウダ 50キロ
       アジ 70キロ
「福浦」定置:イナダ 620キロ、カマスサワラ 50キロ
       ウルメ 270キロ、ヒラソウダ 150キロ
       アカカマス 40キロ
「大磯」定置:休漁

 伊豆方面からは、
「真鶴釣船」:釣クロシビカマス 20キロ
「川奈杉本」:ヒラソウダ 370キロ ほか
「西伊豆釣」:釣ヤリイカ、活アカハタ ほか

 東方面からは、
「平塚定置」:アジ 25キロ
「片瀬沖曳」:生シラス 150キロ
「江ノ島網」:ショウゴ 40キロ

「カブス」が「山羊」の呪いなら、ここへ来ての小田原の貧漁は「サバ」の呪いか。
それくらいに小田原の海から「サバ」の姿が消えた。通常なら、年間通して安定的に獲れる唯一の魚種として「サバ」を推す所なのだが、今年ばかりはどうも勝手が違うようだ。
秋以降、「サバ」は獲れたり獲れなかったりを繰り返しており、肝心の一番良い時期に有ったり無かったりという状況が続いている。「サバ」不足は全国的な事象であり、このことは「サンマ」や「カタクチイワシ(ヒコイワシ)」などにも言える事で、魚の季節感のズレや異常気象、海の変化とも言われる事柄の一つでもある。数十年周期の魚種交代のサイクルなのか、数百年レベルの環境変化なのか、原因すら分かっていない現象である以上、解決策や対応する術を持たないが、今獲れる魚を徹底的に活用する事に活路を見いだし、営業する事に努めたいと考えるしかないと思っている。そして100年後、再び「サバ」が獲れる事を祈りたい。
posted by にゃー at 12:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする