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2016年11月17日

魚より大切な魚市場はない

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:アカカマス 3.3トン、イナダ 210キロ
       ヤマトカマス 100キロ、サバ 450キロ
       イサキ 100キロ、小アジ 120キロ
       ショウゴ 45キロ、ヒラソウダ 60キロ
       サバフグ 350キロ、メジ 50キロ
「石橋」定置:休漁
「 岩 」定置:アカカマス 1.8トン、サバ 210キロ
      マルソウダ 175キロ、シイラ 110キロ
      ヤマトカマス 70キロ、サバフグ 80キロ
      ショウゴ 50キロ
「原辰」定置:カワハギ 80キロ、アオリイカ 45キロ
       ヒラソウダ 40キロ
「江の安」定:ショウゴ 50キロ、カワハギ 40キロ
       マルソウダ 50キロ
「二宮」定置:ウルメイワシ 290キロ、アジ 340キロ
       アカカマス 140キロ、サバフグ 40キロ
       ヒラソウダ 40キロ
「福浦」定置:ウルメイワシ 1.1トン、イナダ 100キロ
       ショウゴ 45キロ、ヒラソウダ 140キロ
「大磯」定置:小サバ 160キロ ほか

 伊豆方面からは、
「西伊豆釣」:釣ヤリイカ、サザエ ほか
「川奈杉本」:メジナ 150キロ、ワラサ 160キロ

 東方面からは、
「平塚定置」:活メジナ 45キロ ほか
「佐島漁港」:メジ、アジ ほか
「江ノ島網」:アカカマス 110キロ、アジ 100キロ

「アカカマス(ネイラカマス)」は相変わらずの大漁。今年は全国的に「カマス」が不足していると聞くが、ここまで続くと「ど〜なのか?」と思われるところだが、相変わらず干物屋さんを先頭とする加工屋集団が買いまくっているお陰で、値段はしっかり。漁師はがっちり。市場もにっこりで、丸く収まっている。
一方、築地移転延期の損失4億3500万円、移転に関わる業界すべての費用を合わせたらとてもこんな額じゃ収まらない。地方の運送業者や荷受、仲卸、出荷者・・・。それだけ築地市場の役割は大きいのである。
がん患者の命を支える「オプジーボ」は半額になったが、業界団体すべての生活に関わるこちらの額はとても削ることは出来ないだろう。これでは三方一両損で丸く収まるなんて、とてもありえない話なのである。
せめて一刻も早く移転つながる目鼻を付け、日程的な目処をでっちあげることによる「プラシーボ効果」を与えないと、不満はますます募るばかりであろう。
posted by にゃー at 12:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする