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2017年01月31日

魚市場の係数励振

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:カタクチ 50キロ、マルアジ 50キロ
「石橋」定置:カタクチ 50キロ、マルアジ 50キロ
「 岩 」定置:休漁
「原辰」定置:メジナ、カタクチイワシ ほか
「江の安」定:休漁
「二宮」定置:休漁
「福浦」定置:サバ 60キロ ほか
「大磯」定置:アカカマス 30キロ ほか

伊豆方面からは、
「西伊豆釣」:ヤリイカ、サバ ほか
「真鶴釣船」:釣クロシビカマス 20キロ ほか
「伊豆諸島」:キンメダイ 60キロ ほか
「式根漁港」:メジ 50キロ ほか
「下田漁港」:キンメダイ 1.1トン、メダイ 140キロ
       イサキ 100キロ、ブリ 40キロ

東方面からは、
「松輪漁港」:アブラボウズ 95キロ(3本) ほか

前日の強風のあおりを受けて本日も休漁相次ぎ、天候の回復を待って出港した刺し網も量的には少なめ。
相変わらず水揚げの低空飛行が続く状況にあって、今後の改善のヒントを探るべく非周期的に変化する天候や水温、潮流、水揚げ量などの多くの係数を勘案するも、確固たる条件、キッカケを見い出す事も出来ず、相変わらず全体的な減少傾向に変化無し。さらに多様な条件変化と周期的係数をも含めた条件下での水揚げの上下変化を研究し、重量的な検討を含めて将来的に活用できる漁のタイミング、水揚げの予想、魚の販売へとつなげなければならないだろう。

今日のヒラメ ・・・ 107枚
posted by にゃー at 11:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月30日

グソクムシの一種

gusock01.jpg
国府津沖で獲れた「活アンコウ」の肌に寄生していた謎の虫

gusock02.jpg
普段、「キアンコウ」に寄生しているのは「メナガグソクムシ」だが・・


コイツは明らかに目が繋がっていない。

何者か?なんか?
「オオグソクムシ」のマンカ幼生か?
脚を見れば良いのか・・・6対。

違う気がする。気がしてならない。
大きさは3センチくらいでほぼ同じだが、色あいはピンク色に近い「メナガ〜」よりはオレンジ色に近く、「オオグソクムシ」に近い色合い。

ただ、この手の小型の「グソクムシ」の仲間は世界各地での報告があり、どれがどれとすぐには言えないので、種の同定は現状無理。
とりあえず、餌をやって大きくしてみますね♪
posted by にゃー at 19:34| Comment(0) | TrackBack(0) | ギョッ!魚だらけの水泳大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

メナガグソクムシ

20160322_mng01.JPG
どうかひとつ長い目で見てやって下さい


この虫を称して多くの人は「天才バカボン」に出てくる「おまわりさん」を引き合いに出すのだが、どうしても私は、現日本喜劇人協会会長「小松政夫氏」のギャグを思わずにはいられないのだ。「TOM★CAT」知ってる人はいるのかなあ。

20160322_mng03.JPG沿岸の刺し網漁で獲れる「キアンコウ」の約2%に付着(寄生)する「グソクムシ」の仲間です。
体長はわずかに3センチ前後ですから、気付かないことも多いのですが、多くが大きめの「アンコウ」の胸びれ周辺に着いていることから、注意していれば見つけることが出来ます。

20160322_mng02.JPG寄生するライフスタイルを基調としていることから、やはり脚には爪があり、一旦宿主から離れると一目散に泳ぎだして、次の宿主を求め、グルグルと泳ぎ回ります。
その俊敏に泳ぐ姿は、グソクムシ界の大御所「オオグソクムシ」とはまるで異なる動きを示しますが、

分類上、等脚目-ウオノエ亜目-と続いて・・・
「オオグソクムシ」は スナホリムシ上科-スナホリムシ科。
「メナガグソクムシ」は ウオノエ上科-グソクムシ科-グソクムシ属。
2017_buto.jpgちなみに「タイノエ」は ウオノエ上科-ウオノエ科-ヒゲブトウオノエ属。

というように、大まかな種類は同じとは言え、異なる科に属するまったくの別種ということになり、その生活様式も寄生であったり、単独生活をするものであったりと、様々なのである。
こちらは活発に遊泳はするが、いくら泳いでも宿主が見つからないと言うときは、あきらめて、砂に潜り、一旦休むこともあるらしい。
posted by にゃー at 19:31| Comment(0) | TrackBack(0) | ギョッ!魚だらけの水泳大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

タイノエ

201612_tainoa1.JPG
ぺろっと出てくる謎の白い物体


アカムツノエ」は以前に紹介いたしましたが、同じ「ウオノエ」の仲間でも「マダイ」などに寄生する種類が、この「たいのえ」 です。

「アカムツノエ」に比べ背中が扁平で、口から摂取した獲物の溜飲を平滑にする工夫が成されています。

201612_tainoa2.JPG「ウオノエ」らしく各脚には鋭いかぎ爪が備わっており、「マダイ」の口内のど真ん中にがっしりとポジションをキープします。まさに「マダイ」の中の「川島永嗣」。

放り込まれるあらゆるシュートを逃しません。
「マダイ」にとって頼もしいのか、厄介者なのか。

ま、歓迎はしていないでしょうけど。

自分の口にこんなのがいたら・・・と思うと、ゾッとしますね。
posted by にゃー at 19:30| Comment(0) | TrackBack(0) | ギョッ!魚だらけの水泳大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

魚市場の初乗り運賃は青天井

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:カタクチイワシ 400キロ、サバ 120キロ
       ウルメイワシ 50キロ、マルアジ 100キロ
「石橋」定置:サバ 60キロ、カタクチイワシ 270キロ
       マルアジ 60キロ、マイワシ 60キロ
「 岩 」定置:休漁
「原辰」定置:イシダイ、カタクチイワシ ほか
「江の安」定:メジナ 45キロ ほか
「二宮」定置:休漁
「福浦」定置:イナダ 280キロ ほか
「大磯」定置:カタクチイワシ 60キロ ほか

伊豆方面からは、
「川奈釣船」:釣キンメダイ 100キロ
「宇佐美釣」:釣クロムツ、釣メダイ ほか
「南伊豆釣」:釣キンメダイ 45キロ ほか
「真鶴釣船」:釣イナダ 200キロ
「福浦釣船」:釣イナダ 150キロ
「伊豆諸島」:メダイ 160キロ、キメジ 50キロ
       ムツ 50キロ、キンメダイ 50キロ
「下田漁港」:キンメダイ 320キロ、メダイ 180キロ
       ナンヨウキンメ 130キロ、イサキ 80キロ
       ワラサ 100キロ

東方面からは、
「平塚定置」:アジ 140キロ ほか
「茅ヶ崎網」:イセエビ 若干

小田原 ・・・ マナマコ 40キロ

小田原の西方には「イナダ」なども見えていたが、2月を目前にしてそろそろ小型「イワシ」が呼び込むフィッシュイーターの増加を期待し、定置網に初乗りした際には、安値でなく、高値になって欲しいと願うばかり。
一方、今朝の「石橋」や「米神」定置で獲れた「サバ」の約9割は「マサバ」だった。それほど小さいサイズは少なく、意外にも付きの良いところが含まれており、思わず手に取りたくなる魚だった。群れ自体小さく、続きそうにはないが、また獲れたら、是が非でも買い付けたい魚である。

今日のヒラメ ・・・ 141枚
posted by にゃー at 12:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月28日

ケアシガニ

201609_keashigani01.JPG
足の毛を剃る男なんかになりたくない


201609_keashigani03.JPGあまりの毛の多さに思わず「高安」の背中か!と突っ込みたくなるほどですが、これは「ケアシガニ」という立派なカニ。一見すると「ノコギリガニ」ですが、ビッシリと生えた剛毛で区別できます。
それほど大きくないカニで、やはり沿岸のイセエビ漁の刺し網に掛かります。

こうしてみると結構、近海にもいろいろなカニが生息しているんだなと思いますね。

また機会があれば紹介いたします。
posted by にゃー at 21:50| Comment(0) | TrackBack(0) | ギョッ!魚だらけの水泳大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする