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2017年06月01日

バイガイ

日本貝軍秘密兵器其の十
201608_bye.JPG
バイとは貝の意味、つまり「貝&貝」


そして、その名が「ベーゴマ」の由来になったという。

削って独楽にして遊んでいたのでしょう。昔の人は器用ですね。

それじゃバイバイ。このへんで。
ラベル:海草貝類 グルメ
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ナガニシ

日本貝軍秘密兵器其の九
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ひょろっと長い「ニシ貝」


圭三でもなければ、太でもない、学でもなければ、従兄弟に「那須」もいない。

小田原の沿岸でよく見掛けます。

正統派の「ヨナキガイ」はコチラらしいです。
と言うのもサイズ感が赤ちゃんが握るのにちょうど良いから、夜泣きの赤ん坊をじゃらすのに昔は重宝したと言うことらしいです。

そして今でも市場に出てきたときは、貝マニアを黙らせるためにこの貝を握らせればすぐに・・・。
posted by にゃー at 19:54| Comment(0) | TrackBack(0) | ギョッ!魚だらけの水泳大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ボウシュウボラ

日本貝軍秘密兵器其の八
2016_boshu.jpg
秘密兵器でも何でも無いが・・


もっとも刺し網に掛かる貝として、ほぼ毎日市場で見られます。

いわゆる「ホラ貝」の事であり、市場で見掛けるのは手のひら大がせいぜいだが、昔はさぞかし大きいのが獲れたのだろう。

身はしっかりしており、茹でてサラダや刺身としていただく。尚、肉食の貝なので、消化腺は食べない方が良い。

奥まで指を突っ込むと蓋があるので、確認できるが、結構奥まで蓋が閉まるので、空っぽだと思われることが多い。

身を取り出すのに殻を割るのが最も早いが、殻を割りたくないときは蓋を下にしてぶら下げると良いと聞く。
ダラーッと身が垂れてきて、最期には抜けてしまうらしい。是非、お試しあれ。
posted by にゃー at 19:45| Comment(0) | TrackBack(0) | ギョッ!魚だらけの水泳大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ヒメエゾボラモドキ

日本貝軍秘密兵器其の七
201608_hmezbrmdk.JPG
ややこしい名前ですなあ


まあ「スルガバイ」などと同じく、深場の籠網に入ります。

同じく煮付けると美味。まとめて「ツブ貝」などと称され、売られます。
ラベル:珍魚 海草貝類
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スルガバイ

日本貝軍秘密兵器其の六
201608_srgabye.JPG
駿河湾で良く獲れたんでしょうね


相模湾の深いところで獲れます

当然相模湾にも「サガミバイ」という貝はいますが、こちらはどうやら?「スルガバイ」。

よく分かりませんが、くるくるの感じとしましまの感じと、つるつるの感じで決めました・・。

煮付けにすると美味です、こりゃあ。
ラベル:海草貝類 珍魚
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カズラガイ

日本貝軍秘密兵器其の伍
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まさに皇軍の象徴「十六八重表菊紋」と見紛う形状


20160915_kazr3.JPGこの形、「ガッツ星人」の後ろ姿に見えたのは私だけでしょうか?

20160915_kazr1.JPGそれにしても綺麗な模様と綺麗な形。サイズも手頃で、初めて市場で目にした貝でしたが、どこかで見たことがあるような・・。

あー、その昔、子どもの時に買ってもらった貝殻の詰め合わせに入っていたのだ。
何十年ぶりの再会。こんなところで思い出すとは、新潟は長岡のデパートで親に買ってもらった記憶が今蘇って参りました。
posted by にゃー at 19:27| Comment(0) | TrackBack(0) | ギョッ!魚だらけの水泳大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

オオナルトボラ

日本貝軍秘密兵器其の四
201610_ohnaruchan.jpg
Oh!モーレツ!なると!


こいつは今まで一度しかお目に掛かったことがない、レア貝です。

いつも見掛ける「ホラ貝(ボウシュウボラ)」とは異なり、蓋部分が「ボラ」というよりビラビラって感じに広がって、しかも色が「うずまきナルト」の着ているブルゾンのオレンジ色に似ている。

つまり「おお!ナルト、ビラビラ」が変化して「オオナルトボラ」ってことか。妙に納得。

今ではコレクターの標本として、大切に保管されています。
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テングニシ

日本貝軍秘密兵器其の参
201608_teng2.JPG
テングと名の付く魚介は多いが・・・


「ニシ」とは巻き貝のことを指す言葉、そこへ「テング」と付くのだから、何かがニュッと伸びるはず。なんだ?

201608_teng1.JPG正解はこれ。この右端からにょきっと出ている黒い水管。これがどうやら天狗の由来だそう。納得できるか、できないかはあなた次第。

沿岸の刺し網で主に獲れ、「ボウシュウボラ」に次いで網に掛かる貝として市場で見られます。
しかも意外とウマイと評判です。

この貝、別名「ヨナキガイ」とも言われたり、卵塊を「うみほおずき」と称し、子どものおもちゃなどとしてお祭りの屋台などで売っていた・・・のを知っている人は、相当の年月この地球上で暮らしている方と思われます。

では「海ほおずきの歌」をどうぞ。童話もあります。
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ヒラサザエ

日本貝軍秘密兵器其の弐
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自然の奇跡とも言うべき、きれいな円錐


201701_hiras01.JPGこれが「ヒラサザエ」。なるほど平たい栄螺という形態。蓋は「ヤコウガイ」の様につるんとしている。

初めて見るこの貝が、今年に入って沿岸(小田原〜江の浦)の刺し網で立て続けに5個獲れた。

大きさも結構あるし、▲存在感もある。今までなぜ獲れなかったのか・・?

しかし、思い出すと「サザエ」や「シッタカ」に混じってこんな形の貝の小さいのが入っていることがあるような。大きいサイズが獲れていなかっただけで、小さい貝は割と居るのかも知れませんね。

コチラも脚は、サザエと違って黄色系。あまり美味しそうには見えない。
posted by にゃー at 18:53| Comment(0) | TrackBack(0) | ギョッ!魚だらけの水泳大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アッキガイ

日本貝軍秘密兵器其の壱
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漢字で書くと「悪鬼貝」


なんとも悪そうな名前やなあ。

ただ「アッガイ」を思い出す世代にとっては、同時に「アカハナ」をも連想させ、併せて郷愁を誘う存在でもあります。特に初めて買ったガンプラが「アッガイ」という私にとっては・・。

ま、見た目にも美味そうでないし、いわゆる「ホネガイ」の典型として相模湾の刺し網にたびたび掛かります。

しかし状態の良いのはなかなか無く、元気が良いと黄色い身が顔を出し、大きな貝殻を重そうにして歩きます。
posted by にゃー at 18:45| Comment(0) | TrackBack(0) | ギョッ!魚だらけの水泳大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

魚市場はリバランスの季節

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:カタクチイワシ 1.5トン、サバ 80キロ
       アジ 100キロ、小イサキ 40キロ
「石橋」定置:カタクチイワシ 750キロ、アジ 260キロ
       ヒラマサ 85キロ、サバ 60キロ
「 岩 」定置:カタクチイワシ 3トン、アジ 40キロ
       小イサキ 180キロ
「原辰」定置:ヒラマサ 260キロ、イシダイ 50キロ
       イサキ 140キロ、カタクチイワシ 190キロ
「江の安」定:カタクチイワシ 320キロ ほか
「二宮」定置:休漁
「福浦」定置:ワラサ 1トン、イナダ 620キロ
       メジナ 130キロ、アカカマス 30キロ
「大磯」定置:アカカマス 80キロ、ワカシ 160キロ

伊豆方面からは、
「川奈杉本」:メジナ 50キロ、クロダイ 40キロ
「山下丸網」:ワラサ 1.6トン、イサキ 90キロ
「西伊豆釣」:釣イサキ 160キロ ほか

東方面からは、
「茅ヶ崎船」:生シラス 60キロ
「江ノ島網」:アカカマス 180キロ ほか

和歌山・・・キンメ 100キロ、カツオ 810キロ

20170601_army.JPG月明け、衣替えの今朝は、出来高三兆円超えとはいかないまでも「日本貝軍」と謎の新兵器「アカクラゲ」の猛襲を受け、あちこちの定置網に「カタクチイワシ」が大漁。
おまけに「カマス」や「ワラサ」、「生シラス」も入ってなかなか賑やかといった状況。
片や言った側から「小田原アジ」は姿が消え、結果、定置網ポートフォリオは大混乱中。
この混乱を平定するには、なんとしても「アジ」の復活と「サバ」の復権が不可欠と考えますが、「兄さん」リスクを抱える今は、漁獲安定が最も有効な手段となり得るか。
posted by にゃー at 13:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする