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2017年09月04日

島根が与える魚市場への影響

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:キハダ 510キロ(10本)、マルソウダ 10.8トン、ワカシ 1.3トン、サバ 520キロ、ヤマトカマス 80キロ
「石橋」定置:ワカシ 2.7トン、マルソウダ 2.3トン、小イサキ 480キロ、ヒラソウダ 860キロ、ヤマトカマス 120キロ、ヘダイ 210キロ、カツオ 50キロ、ショウゴ 40キロ
「 岩 」定置:マルソウダ 4.5トン、ワカシ 1.7トン、ヤマトカマス 480キロ、ヒラソウダ 110キロ、アカカマス 270キロ、ニザダイ 370キロ、マルアジ 200キロ
「原辰」定置:マルソウダ 2トン、ヒラソウダ 150キロ、ヤマトカマス 60キロ
「江の安」定:休漁
「二宮」定置:小サバ 560キロ、ショウゴ 130キロ、ヤマトカマス 160キロ、ワカシ 60キロ、イサキ 190キロ、メイチダイ 50キロ
「福浦」定置:休漁
「大磯」定置:アジ 520キロ、サバ 140キロ

伊豆方面からは、
「網代定置」:ヘダイ 190キロ、アカカマス 250キロ

東方面からは、
「平塚定置」:アジ 300キロ、ワカシ 250キロ、ヤマトカマス 120キロ
「二宮地引」:ヤマトカマス 600キロ
「佐島釣船」:釣カツオ 560キロ、釣キメジ 250キロ、釣ヒラソウダ 50キロ

言わずと知れた「アジ」の街、小田原。市の魚に制定されて、早16年。
古くから漁業の街として発展してきた小田原において、小田原漁業を語る上で「マアジ」を抜きに語れないと言っても過言では無い。その存在は魚屋だけでなく、今や干物やかまぼこと言った水産加工品の利用においても「アジ」は無くてはならない存在であり、「アジ」の干物や「小アジ」の唐揚げ、さらに「アジ」入りの蒲鉾に至るまで、様々に利用されている。そんな「アジ原理主義」に洗脳された小田原の水産業界において、絶対的な「地アジ」の存在は別格として、それに次ぐ「マアジ」の地位を占めるのが「島根県産」の「マアジ」なのである。
「アジ」と言えば長く漁獲一位を誇る「長崎県産」や脂乗りで定評のある「仙崎(山口県)産」なども人気が高いが、島根県浜田市で水揚げされる「アジ」は「どんちっちアジ」と呼ばれ、脂乗り、魚の色、見た目、サイズ、形に至るまで、いわゆる「居付きのアジ」と呼ばれる「小田原アジ」の特徴と非常に近い魚として古くから愛されているのである。
その為、「小田原」に「アジ」が少ないときはその代打として、また「地アジ」の脂乗りが悪いときは良質の「マアジ」として、さらに価格的にも「地アジ」に比べればお買い得でもあるとして、給食や加工など年間を通じて幅広く利用されているのである。
そんな「アジの国」、「島根県」がこの度、ミサイル攻撃されても意味が無いと評されたことは、「アジ」好きとして実に悲しく、憤り覚えると共に、呆れてしまった。島根に米軍基地は無いが、米の友はある。島根には軍事戦略上の意味は無いかも知れないが、お食事選択としての意味がある。

今日のイセエビ ・・・ 65キロ
posted by にゃー at 14:07| Comment(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする