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2017年10月30日

海を旅する魚市場

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:休漁
「石橋」定置:ショウゴ 1.5トン、小アジ 720キロ、イサキ 250キロ、小イサキ 390キロ、イナダ 490キロ、イボダイ 130キロ、ヘダイ 110キロ、ヤマトカマス 90キロ、カワハギ 70キロ
「 岩 」定置:休漁
「原辰」定置:ショウゴ 500キロ、イナダ 110キロ
「江の安」定:ショウゴ 380キロ、小サバ 180キロ、小イサキ 120キロ、イサキ 90キロ
「二宮」定置:休漁
「福浦」定置:休漁
「大磯」定置:休漁

台風にあおられたか、木枯らしから逃げてきたのか、今日は漁港に一頭の「アサギマダラ」が飛んでいました。
港で確認したのは初めて。この蝶は2000キロ以上もの長距離を移動する昆虫として知られている。おそらくは東北か北関東あたりから飛び立ち、これから南へ向かって飛んでいくのであろう。マーキングしたかったが、一直線に南へ飛んで行ってしまい、捕獲は叶わなかった。所詮、漁網では無理か。
魚にも潮流などに乗って長距離を移動する種類がいますが、回遊魚の「マグロ」は5000キロ近く、「カツオ」に至っては10万キロ移動するとも言われます。今が旬の「カンパチ(ショウゴ)」も水温の低下と共に動き出し、沿岸に沿って回遊し、網に入ると思われます。季節の変わり目は、いろいろな動物が旅立ち、動き出す時季でもあるのです。
明日の朝にはまた新しい魚との出会いが待っているでしょう。そして、その頃にはあの「アサギマダラ」は、富士か遠州あたりに着いているかも知れません。

今日のイセエビ ・・・ 若干
posted by にゃー at 12:41| Comment(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする