小田原魚市場水揚げ概況
「米神」定置:ヒラソウダ 180キロ、アカカマス 160キロ、サバ 100キロ、アジ 75キロ、イナダ 60キロ
「石橋」定置:アカカマス 110キロ、ヒラソウダ 130キロ、ヤマトカマス 70キロ、ショウゴ 70キロ
「 岩 」定置:マルソウダ 100キロ、アジ 80キロ、ヒラソウダ 60キロ、アカカマス 50キロ
「原辰」定置:アジ 75キロ ほか
「江の安」定:ヒラソウダ 100キロ ほか
「二宮」定置:アジ 60キロ、アカカマス 40キロ
「福浦」定置:ヒラソウダ 170キロ、イナダ 50キロ
「大磯」定置:小サバ 100キロ、マルアジ 40キロ
伊豆方面からは、
「伊東釣船」:釣キンメダイ 60キロ
「宇佐美釣」:釣ワラサ 110キロ
「網代定置」:イナダ 420キロ
「真鶴定置」:イナダ 1.2トン
東方面からは、
「平塚定置」:マルアジ 60キロ
地球の地磁気が逆転する様に、相模湾の潮流も東向きになったり、西向きになったりすることがある。東へ向かう流れを「カシマ」と呼び、その逆を「サキシオ」などと呼ぶ。普段は黒潮の傍流の影響で東から西へと流れる反時計回り(サキシオ)なのだが、表面上がそうであっても、深い所で逆向きに流れるということもあり、なかなかに難しい。
魚を運んでくれる潮流の向きは、我々にとって水温や気圧などと共に常に監視すべき指標のひとつである。他にも市場にとっては商流という流れが重要であり、水揚げ量とそれに伴う相場や景況感、魚特有の旬と言われる季節感やトレンド、他にもカレンダーや他産地の水揚げ状況、前日の流通量、そして天気予報など多くのファクターが流れを左右する。
そして市場の営業は、日々これらを監視し、流れを捉えるべく自らの商売に一喜一憂しているのである。