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2017年12月16日

ギンメダイ

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カラオケで歌う冬の曲、個人的ベスト1は「銀色の道


深海釣の本命、金色の目をした「キンメダイ」に対し、銀色の目をした銀色の外道が釣れたという事で「ギンメダイ」。

え?魚の目の色はふつう「銀色」だって?

「聞こえません。」

小田原名(こちらも)「アゴナシ」。

ともかく、「キンメダイ」を狙った深場釣りや「ヒラメ」狙いの刺し網の深場でたまに掛かります。
沼津では「※でんでん」と呼ばれ「深海魚丼」の脇を固める白身レギュラーですが、小田原ではそこまで多くまとまらないので、いつまでたっても外道扱いを抜け出せないマイナー魚です。

「銀メダル」はおろか、参加賞扱いという所でしょうか。

※ちなみに彼は「お笑いスター誕生」で8週勝ち抜き。金賞を獲得している。
posted by にゃー at 10:28| Comment(0) | ギョッ!魚だらけの水泳大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ツバメコノシロ

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YouTuberめ。コノー、面白い事しろ!の略。
「ツバメコノシロ」です。


先日の「クロサギ」の項でも紹介しましたが、産地で「アゴナシ」と呼ばれる事の多い魚です。

黒潮の影響が強い年によっては、夏から秋にかけて沿岸に接近し、群れによってまちまちですが、大体20〜30センチくらいの大きさのものが定置網に入ります。

今朝は、この真冬に伊豆の刺し網に一匹だけ掛かりました。

背ビレ、尻ビレ、尾ビレの先端が鳥の「ツバメ」の様に長く伸びた様から名付けられたのでしょうが、「コノシロ」とは別の種類になります。
「コノシロ」には小骨が多く食べにくいイメージがありますが、こちらは食べてみてもかなり旨味のある白身で、刺身でも塩焼きなどにしても美味です。
posted by にゃー at 07:49| Comment(1) | ギョッ!魚だらけの水泳大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月15日

誰がために魚市場は魚売る

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:ショウゴ 80キロ、マルソウダ 60キロ
「石橋」定置:ショウゴ 80キロ、メアジ 50キロ、イナダ 40キロ、マルソウダ 40キロ
「 岩 」定置:マルソウダ 210キロ、ヒラソウダ 190キロ、メアジ 100キロ、ショウゴ 60キロ、イナダ 40キロ
「原辰」定置:ヒラソウダ 60キロ ほか
「江の安」定:休漁
「二宮」定置:カワハギ 110キロ、イシダイ 40キロ、ショウゴ 50キロ
「福浦」定置:ワラサ 130キロ、アカヤガラ 50キロ
「大磯」定置:休漁

伊豆方面からは、
「富戸釣船」:釣ムツ 50キロ ほか

20171215_ground.jpg獲れた魚は氷の中。それを見守る人たちは氷の世界。みんな寒そうに競りの始まるのを今か今かと待っております。りんご売りはいませんでしたが、市場の中には魚売りが闊歩。少ない地魚も画期的な色になり「ミノカサゴ」すら魅力的に映っていました。
20171215_variety.jpgそしてこの寒い日、とってもポカポカになる人がチラホラ。そう、本日はみんなが待ってた「年金支給日」だったのです。
みんな?
平成28年度 水産白書掲載の資料「年齢階層別の魚介類摂取量」を見れば、10代〜40代に大きな差は見られないものの、50代から上の増え方は明らかに段違いで、年金受給者層は魚食を支える大きな力になっていることが一目で分かります。
20171215_h28data.jpg当然、昔から魚を食べ慣れている世代と言うこともあるでしょうし、年を考えての健康志向に拠るところも大きいのでしょう。また、牛や豚などの肉食に対するグルメ意識もあるかもしれません。より庶民的で馴染みやすく、飽きの来ないおかずとしての魚食が、体に染みついていると言えるかも知れません。
これら体に魚食文化が染みついた人たちが、積極的に大好きな魚を買い調理する。そんな当たり前の事を待っているのです。
しかし今、摂取量で上位を占める高齢世代でも、年を追う毎にその量が漸減していることも分かります。今後、20年、30年経ったとき、魚食が食文化としてどう残っているのか?今のままの水産物の流通・消費が成り立っているのか?

今からでも遅くない。魚食と切っても切り離せない「日本の伝統的食文化としての和食」を義務教育化すべきなのではないだろうか。
そもそも給食にパンと牛乳がでている時点で、俺は小学校の頃から疑問に思っていた・・云々。
posted by にゃー at 16:44| Comment(1) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月14日

元禄魚市場名槍譜

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:メアジ 50キロ、イナダ 70キロ、ムロアジ 50キロ
「石橋」定置:ムロアジ、イナダ ほか
「 岩 」定置:メアジ 200キロ、アカヤガラ 60キロ、ヒラソウダ 40キロ
「原辰」定置:アオリイカ、カワハギ ほか
「江の安」定:メアジ、カワハギ ほか
「二宮」定置:イシダイ、ショウゴ ほか
「福浦」定置:イナダ ほか
「大磯」定置:小イシダイ ほか

伊豆方面からは、
「川奈杉本」:メジナ 60キロ、ヒラソウダ 70キロ
「網代定置」:イナダ 290キロ

東方面からは、
「平塚定置」:アジ 100キロ ほか
「江ノ島網」:アカカマス 95キロ

小田原(刺網) ・・・ マトウダイ 120キロ

20171214_yario.jpg♪ヤリは錆びても、この名は錆びぬ〜、男玄蕃の心意気・・思わず「俵星玄蕃」の節をうなりながら、次から次へと「アカヤガラ」を槍の様に巧みに操る漁師の雄姿。
これをカラオケでやると時間の長さに総スカンを食らうのだが、今朝あたりの水揚げ量なら立派な稼ぎ頭。
それにしても漁獲量が少ない事に変わりなく、少ない少ないってどれだけ少ないって、ここの所のブログ記事に載る写真の多さが、その暇さ加減を物語ります。
posted by にゃー at 13:55| Comment(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

テングダイ


20170123_tengg.JPG
口を尖らせしてどうしたのでしょうか?
なにか不満でもあるのでしょうか?


かつてのマイナー地魚番付についての不満でしょうか?

不満があるのなら、はっきりと協会に申した方が良いとは思います。

ということで、これを機に三賞選考会議を行いたいと思います。

 殊勲賞:テングダイ
 敢闘賞:テングハギ
 技能賞:テングニシ

以下休場多く、選考対象外。
 ●マサカリテングハギ
 ●ナガテングハギモドキ
 ●ミズテング
 ●テングハコフグ

天狗伝説と言うと小田原では南足柄の最乗寺が有名ですが、小田原漁港から、はこの「テングダイ」が、新たな伝説としてマイナー地魚界の頂点に立つ日は近いのかも知れません。

これだけ書いておけば、天狗様のお怒りも鎮まるのでしょうか?

形のよく似た魚に「カワビシャ」がおります。
20171219_bisha.jpg

コチラは縞模様が薄く、色あいも全体的にモノクロームな感じで、地味に映ります。
「天狗」と名付かないだけあって口元の出方も若干おとなしい様に感じます。
使い方は同じですし、食べた感想も概ね変わりません。
posted by にゃー at 12:58| Comment(0) | ギョッ!魚だらけの水泳大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月13日

ひるのいこいの魚市場

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:イナダ 70キロ、サバ 70キロ、アカヤガラ 40キロ ほか
「石橋」定置:スズキ、クロサギ ほか
「 岩 」定置:イナダ 150キロ、メアジ 100キロ
「原辰」定置:休漁
「江の安」定:休漁
「二宮」定置:マルアジ 100キロ ほか
「福浦」定置:イナダ、メアジ ほか
「大磯」定置:サバ 100キロ ほか

20171213_cancan.jpg冬枯れを絵に描いたのか文字にしたのか、とにもかくにもお昼過ぎには業務完了。
仕事帰りに聴く「ひるのいこい」・・・「小田原市の男性から・・・今朝の港は昨日と打って変わって穏やかな様子。しんしんと冷え込む朝方には水面から水蒸気が立ち昇り、すでに冬景色真っ盛り。港内の「カワウ」もその密度を増し、「カモメ」と餌の取り合いを繰り広げます・・・と、冬の便りをいただきました。」・・・なんて聞こえてくるかと思うほど長閑なもの。
それにしても一曲目から野坂昭如の「師走」が流れてくるとは。
明らかに今日のSGホールディングス上場を意識した曲選び、秀逸である。
posted by にゃー at 13:13| Comment(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする