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2017年12月13日

クロサギ

20171213_kuroisagi.jpg
クロサギと言って漫画ではありません。
クロサギと言ってドラマでもありません。
クロサギと言って映画でもありません。
クロサギと言って鳥でもありません。
クロサギと言って私の容疑でもありません。


この「イシモチ」みたいな魚とか、
あの「イボダイ」の偽物みたいな魚、「なんて魚?」

・・・今まで何度聞かれた事か。

「クロサギ」ですと、名札をぶら下げておいて欲しい。

四国の方じゃ「アマギ」とか「アマギダイ」とか呼ぶらしいが、この辺では唯一「アゴナシ」と呼ぶ人がいましたが、他にそれらしい名前は出ませんでした。

「アゴナシ」という名前は、この魚の他にも「ギンメダイ」や「ツバメコノシロ」を指して呼ぶ地方名として小田原で通用しており、全国的にもおちょぼ口の魚の呼称として定着しているようです。

白身ですが、真っ白と言うよりは「クロダイ」に近い様な灰色と黒い血管が目立つ様な地味な身質。
それでも意外に味があり、脂も感じられる食べ心地良さ。

酢飯との相性も良く、塩焼きにしても美味「あくまで個人の感想です」。

河口域や砂泥域の海岸や沿岸に棲息する事が多い様で、定置網にまとまる事も少なければ、刺網でもそんなに獲れる魚ではありません。
が、今朝の「石橋」定置では30キロほどまとまって獲れており、この魚の単一の量としては記録的とも言えます。

冬の魚という訳でもなく、夏の魚という訳でもなく、一年を通じてポツポツ揚がる魚であり、その為に雑魚扱いを抜け出せない魚ではありますが、それでも立派な地魚であり、今後、量がまとまるようなことがあれば、一躍主役に祀り上げられるポテンシャルを備える魚として、記憶の片隅に置いておくのも良いでしょう。
posted by にゃー at 10:16| Comment(0) | ギョッ!魚だらけの水泳大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月12日

娑婆のつもりで魚市場

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:サバ 610キロ、アカヤガラ 50キロ
「石橋」定置:サバ 750キロ、イナダ 70キロ、ヒラソウダ 40キロ、アカヤガラ 40キロ
「 岩 」定置:メアジ 500キロ、イナダ 150キロ、サバフグ 60キロ
「原辰」定置:カワハギ 30キロ ほか
「江の安」定:休漁
「二宮」定置:休漁
「福浦」定置:休漁
「大磯」定置:休漁

伊豆方面からは、
「南伊豆釣」:釣アブラボウズ 400キロ

20171212_saba.jpg良型「マサバ」豊漁で良心価格。
おいしい「マサバ」が追い手に帆掛けて追い込み価格。
肉厚「マサバ」は獲れてもあいにくの冬枯れ。
posted by にゃー at 10:46| Comment(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月11日

いいチーム=魚市場はいい魚

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:メアジ 350キロ、イナダ 230キロ、ヒラソウダ 120キロ、アカヤガラ 100キロ
「石橋」定置:メアジ 160キロ、イナダ 140キロ、ヒラソウダ 40キロ
「 岩 」定置:メアジ 530キロ、イナダ 380キロ、アカヤガラ 70キロ、スルメイカ 60キロ、ヒラソウダ 50キロ、サバフグ 40キロ
「原辰」定置:メアジ 50キロ、ヒラソウダ 60キロ
「江の安」定:メアジ 70キロ ほか
「二宮」定置:カワハギ 110キロ ほか
「福浦」定置:休漁
「大磯」定置:アジ、ワラサ ほか

伊豆方面からは、
「川奈杉本」:メジナ、イナダ ほか
「網代定置」:イナダ 180キロ

「大谷翔平」はメジャーへ。そして小田原の海は「メアジ」に。
「エンゼルス」の人気は急上昇。そして小田原の魚食主義者の「エンゲル係数」は上昇へ。
期待は二刀流での成功と活躍。そして小田原は「定置網」と「刺し網」の二刀流で地魚補強だ。
posted by にゃー at 18:00| Comment(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月09日

天下一無地魚魚市場

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:アカカマス 90キロ、イナダ 40キロ
「石橋」定置:アジ 100キロ、メアジ 160キロ、イナダ 90キロ
「 岩 」定置:メアジ 120キロ、マルアジ 40キロ ほか
「原辰」定置:カワハギ、アオリイカ ほか
「江の安」定:カワハギ、アカヤガラ ほか
「二宮」定置:ヒラソウダ、ワラサ ほか
「福浦」定置:イナダ 85キロ、メアジ 130キロ
「大磯」定置:アジ 50キロ ほか

東方面からは、
「平塚定置」:アジ 90キロ

20171209_attaka.jpg正月の頃の寒さって、こんなに寒かったっけ?と思うほどの寒さ。正直、これ以上、寒くなるとは思えない。
お陰で魚たちは、正月休みかと思うほどの連休状態。正直、これ以上、魚が少なくなるとは考えにくい。
魚市場に魚が無ければ、端的に言って仕事がない。正直、これ以上、仕事がないと、やることある?
「あった。あったけえ・・。」
posted by にゃー at 16:26| Comment(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月08日

渡る魚市場は鬼ばかり

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:休漁
「石橋」定置:イナダ 70キロ、ヒラソウダ 60キロ
「 岩 」定置:メアジ 60キロ、ヒラソウダ 60キロ、イナダ 40キロ
「原辰」定置:カワハギ 40キロ ほか
「江の安」定:カワハギ、イズカサゴ ほか
「二宮」定置:イシダイ、アジ ほか
「福浦」定置:イナダ 1トン、ワラサ 180キロ、メジナ 40キロ
「大磯」定置:アジ、ワラサ ほか

東方面からは、
「富戸釣船」:釣クロムツ、釣クロシビカマス ほか

東方面からは、
「平塚定置」:アジ 80キロ

小田原 ・・・ マナマコ 50キロ

20171208_izukasa.jpg仕事の鬼、競りの鬼、仕入れの鬼、活締めの鬼、釣りの鬼、魚屋の鬼、冷凍の鬼、干物の鬼、サボリの鬼。市場にいろんな鬼あれど、一番人気は活きた鬼。
そして、いない。どこへ行ったか分からない。
と言っても「貴ノ岩」のことではない。小田原の地魚のことだ。
明日も魚を求めて、魚屋さんたちの鬼ごっこが見られることだろう。
posted by にゃー at 15:21| Comment(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

年間水揚げ推移

201609201708odawarafisheriesorganizationdataz.jpg
2016年9月〜2017年8月までの
一年間の獲れた魚、そして量。
併せて平均単価の上位七傑を見る


年間通して獲れる「サバ(小サバを除く)」の増減、そして平均単価推移。春の「ワラサ」と「アジ」、夏の「ワカシ」と「ヒラソウダ」、秋は「カマス」に「マルソウダ」。冬はがっつり下がる水揚げ、もっこり増える活魚。
今年は多かった「サザエ」、意外にも獲れていた「カタクチイワシ(ヒコイワシ)」などなど、新たな発見や情報が見れば見る程、出て参ります。

新たな顧客の開拓や営業、新規メニューの開発や提案、その他、来期の買付けの作戦やヒントに。

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posted by にゃー at 13:11| Comment(0) | 魚市場豆知識・資料 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする