魚体中骨抜き器販売中

2017年12月07日

魚市場紳士は金目鯛がお好き

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:イナダ 440キロ、アカヤガラ 50キロ
「石橋」定置:イナダ 190キロ ほか
「 岩 」定置:イナダ 40キロ、小イシダイ 40キロ
「原辰」定置:ヒラソウダ、カワハギ ほか
「江の安」定:イズカサゴ、カワハギ ほか
「二宮」定置:イナダ、ヒラソウダ ほか
「福浦」定置:サバ 190キロ、イナダ 40キロ、メアジ 40キロ
「大磯」定置:アジ、イナダ ほか

伊豆方面からは、
「川奈杉本」:ヒラスズキ、イシガキダイ ほか
「富戸釣船」:釣クロムツ 60キロ、釣クロシビカマス 30キロ
「真鶴釣船」:釣キンメダイ 45キロ

小田原 ・・・ マナマコ 20キロ

ティファニー」か「カルティエ」か「ハリー・ウィンストン」・・などと悩む事はないが、「米神」か「岩」か「福浦」か・・と同じ「イナダ」を比べて、悩む事はある。
サラブレッドの場合は、パドックでおしりの肉付きを見ますが、魚の善し悪しを見分けるのに、アナタは魚のどこを見ますか?
20171207_stop.jpgおしり」と答えたアナタは、かなりの通です。牛の「イチボ」、豚の「そともも」、鳥の「ぼんじり」。
魚も当然、珍重され・・ているのを見た事がない。しかし、その誰も見向きをしない部分に注目する姿勢こそ、斬新であり、鮮烈であり、決定的である。
今度魚を見るときは、是非、後ろ斜め下からのアングルで見てみると、きっと新しい発見がある・・かも知れない。
posted by にゃー at 13:00| Comment(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月05日

かます棒〜魚体中骨抜具販売

2017_kamabo.jpg
「北条一本ぬきカマス」を利用した代表メニュー「かます棒」


小田原市は「カマス」を利用した新商品を開発する過程で誕生した器具「魚体中骨抜き具」を、広く販売することとなった。
2017_siromae.jpg研究開発したのは「神奈川県水産技術センター」のあの「臼井氏」。

骨っぽいとか、小骨が多いと言われる「カマス」は主に干物や刺身、開いてフライなどに利用されていますが、この器具を使うと中骨を一気に除去することが出来、そのまま料理などに加工して利用することが出来ることから現在、市では、出来上がった中抜きの「カマス」を「北条一本ぬきカマス」と命名し流通させ、広くメニューの開発や給食などへの利用、普及を拡大させている。
特に小学校での給食は好評で、市内のほぼ全小学校で利用されており、地産地消、魚食教育の面で非常に優れた功績を残している。

20171207_yurippe.jpgこの度、当社「(株)小田原魚市場」が全国の水産・漁業関係者、加工業者向けにこの「魚体中骨抜き具」を販売を行うこととなりました。
これさえあれば誰でも簡単に”小田原の新名物”「北条一本ぬきカマス」を作ることができます。

骨さえ抜いてしまえば、こっちのもの。あとは揚げるなり、煮るなり、焼くなり、好きにして。
食べた人は「カマス」の新たな魅力と美味しさに必ずやイチコロ。骨抜きになってしまうでしょう。
かつては「骨まで愛して」と唄われましたが、今の時代は「もう骨まで愛せない」という事か。

器具さえ手に入れてしまえば、あとはアナタの発想次第。あの骨を抜いてやろうか、この骨を抜いてやろうか。逆にちくわに刺してやろうか。使い方は自由自在。新メニューや新商品の開発もらっく楽。

資料:小田原の「北条一本ぬきカマス」の中骨抜き具の販売
資料:記者発表資料(平成29年10月6日)

注文はコチラのページで受け付けております。

気になったアナタは早速、下のフォームに必要事項を入力してお問い合わせをどうぞ。
追ってコチラから連絡を差し上げます。




電話にてもお問合せを受け付けております。
問合せ先 : 株式会社小田原魚市場
      電話 (0465)22-8131(代)

ありがとうございました。
ラベル:グルメ 地魚
posted by にゃー at 17:22| Comment(0) | お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

魚市場管弦楽団

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:イナダ 420キロ、メアジ 100キロ、サバ 70キロ、アカカマス 60キロ、アカヤガラ 60キロ、イシダイ 40キロ
「石橋」定置:イナダ 140キロ、アカヤガラ 60キロ、メアジ 50キロ
「 岩 」定置:メアジ 70キロ ほか
「原辰」定置:イシダイ 40キロ、メアジ 40キロ
「江の安」定:イシダイ、メアジ ほか
「二宮」定置:カワハギ 50キロ ほか
「福浦」定置:休漁
「大磯」定置:アジ 100キロ、サバ 60キロ

伊豆方面からは、
「網代定置」:イナダ 190キロ ほか

20171205_yayama.jpgまるで「オーボエ」か「ファゴット」、はたまた「パイプオルガン」か。林立する工業地帯の煙突を思い出す人は、生粋の昭和人。
私の場合は、日光は「竜頭の滝」の脇にある茶屋で売っていたお土産。
「木刀」?いえ、グルグル回すと音のする「蛇腹ホース」を思い出します。
と、ここで「早野凡平」を思い出したアナタはぎゃんかわ。
posted by にゃー at 13:57| Comment(1) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月04日

この蒼い魚市場のように

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:イナダ 460キロ、アカカマス 420キロ、サバ 140キロ、メアジ 170キロ、小サバ 200キロ、アカヤガラ 90キロ、ウルメイワシ 60キロ、サバフグ 40キロ
「石橋」定置:イナダ 830キロ、アカカマス 600キロ、サバ 410キロ、ヒラソウダ 70キロ、ヤマトカマス 50キロ、メアジ 40キロ
「 岩 」定置:イナダ 470キロ、サバ 300キロ、メアジ 130キロ、アカヤガラ 65キロ
「原辰」定置:メアジ 60キロ、ヒラソウダ 30キロ
「江の安」定:メアジ 30キロ ほか
「二宮」定置:イナダ 120キロ、ブリ 50キロ
「福浦」定置:休漁
「大磯」定置:サバ、サバフグ ほか

伊豆方面からは、
「川奈杉本」:メアジ、メジナ ほか

本日は一際大きな月が照らす中、一際大きな目玉が特徴の「メアジ」やら、一際太い「アカヤガラ」などがありましたが、基本の「イナダ」路線は変わりませんでした。
青い月色に照らされた市場は、どこか寂しげ。市場職員の青ざめた顔だけが月の下に浮かんでいました。
posted by にゃー at 12:44| Comment(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月02日

99.8%地魚だけの魚市場

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:イナダ 1.4トン、サバフグ 100キロ、アカカマス 40キロ
「石橋」定置:イナダ 570キロ、アカカマス 70キロ、サバ 60キロ
「 岩 」定置:イナダ 1.4トン、サバフグ 70キロ
「原辰」定置:サバ、アオリイカ ほか
「江の安」定:イナダ、ヒラソウダ ほか
「二宮」定置:イナダ 70キロ、アジ 40キロ
「福浦」定置:イナダ 1トン、サバ 100キロ
「大磯」定置:サバ、アカカマス ほか

伊豆方面からは、
「川奈杉本」:ヒラスズキ、イナダ ほか
「真鶴定置」:イナダ 4.8トン

漁協自営の定置網に「イナダ」接近を知らせる「自営アラート」が今朝も高らかに響いた。
「イナダ」中心の漁獲は相変わらず続いており、今週獲れ続けた「イナダ」は既に累計35億!いや32トン。
「インナダ映え」するボリュームに「そんなに沢山はもう勘弁」と「そん沢」を懇願。
価格もようやく「ひふみん」を回復し、「プレミアムサタデー」を難なくクリアすることができた。
posted by にゃー at 16:41| Comment(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月01日

魚市場の品格

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:イナダ 600キロ、サバ 110キロ、ヒラソウダ 80キロ、メアジ 50キロ、サバフグ 50キロ、アカヤガラ 40キロ
「石橋」定置:イナダ 240キロ、サバ 150キロ、メアジ 70キロ、ヒラソウダ 50キロ、アカカマス 40キロ
「 岩 」定置:イナダ 810キロ、メアジ 170キロ、サバ 80キロ、サバフグ 50キロ
「原辰」定置:アジ 40キロ、ヒラソウダ 40キロ
「江の安」定:アジ、ヒラソウダ ほか
「二宮」定置:アジ 50キロ、イナダ 50キロ
「福浦」定置:イナダ 3.8トン、オオニベ 70キロ、ワラサ 50キロ
「大磯」定置:メアジ 70キロ、サバ 60キロ

伊豆方面からは、
「真鶴定置」:イナダ 360キロ

20171201_sawar.jpgむしろ魚市場とは、品格と言うよりは映画「麻雀放浪記」における「出目徳」を演じた「高品格」の様な、助演男優賞を拝領賜るレベルの存在でありたい。
20171201_ho3.jpgそれは黒子の様に目立たないバイプレイヤーを意味するのではなく、「明日は晴れるかなァ?」などと曰いつつあっさり「天和」をあがってのける大胆不敵かつ繊細精緻な職人気質を意味しており、プロフェッショナルの集う空間を維持、継承していく存在であらねばならぬと心得ている。
ちなみに「麻雀放浪記」ネタが登場するのは、市長来訪に沸いた2009年7月以来の事である。といっても、タイトルに用いただけのやっつけ仕事という余りに矛盾したこの態度。
つまりはこの玉石混淆こそが、魚市場なのである。
おわかりいただけただろうか
posted by にゃー at 16:18| Comment(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする