でた〜!
どこかで見たことのある魚だな〜?
みんな気になっているけど、よく知らない魚の代表とも言える。
名前はなんて言ったっけ?
「ムツ」に似ているけど・・。
「スミクイウオ」じゃい。
そうそう。「ムツ」の子に似ているせいで、選別の際に一緒にされたりして。
知らないで買って、後の祭りって、よくある話。
ごく稀にカゴいっぱい獲れてる時もある。
まず名前からして減点だあね。「炭を喰う魚」?
ラーメンズの「石炭を食う鉄の馬」じゃないんだから。
別に本当に炭を食べるわけではない。口の中が黒いからそう名付けられたのだ。
「ムツ」の子に似ていて、紛らわしいぞ。
では、「ムツッコ(ムツの子)」を見てみろ。
色目はどっちも黒紫で、パッと見は似ている印象だなあ。
ただし、尾びれの色が黒と黄色で明らかに違いますね。
あと、鱗の大きさ。
ちょっと待って下さい。コイツは誰ですか?
あ、これは「ヒメスミクイウオ」だ。コイツもたまに獲れる。
この違いは判り辛いかも知れんが、頭の形で見分けるのだ。。
見分け方は判りやした。そもそも何が違うんだろか?
それは種類が異なるのじゃ。「ムツ」は「スズキ目ムツ科」、対して「スミクイウオ」は「スズキ目スズキ亜目ホタルジャコ科スミクイウオ属」となる。
「ホタルジャコ科」?
「アカムツ」の仲間じゃな。
「アカムツ」!?あの高級魚の?
そうじゃ。「アカムツ」の仲間じゃ。「アカムツ」は「スズキ目スズキ亜目ホタルジャコ科」。
口の中が黒いって、そう言えば「アカムツ(ノドグロ)」も黒いっすね。
なら人気のある魚なの?
基本的に、好んで「スミクイウオ」を買う人を私は見た事ねぇ。
他に魚が無いからとか、混じって一緒になって売られていたとか、勢いで買ってしまった人がほとんどだろう。
では、買ってしまった(?)時はどうすれば良いのでしょうか?
「スミクイウオ」だけに、部屋の隅で悔いるのじゃ。
ドテッ・・・って、こんなんじゃオチませんよ〜。
冗談じゃ。基本的に「ムツ」と同じと思って良い。
じゃ、煮付けにするとか。
唐揚げにするとか?
うむ。肉が軟らかいので、火を通した料理の方が向いているな。
やった。これで明日から堂々と「スミクイウオ」が買えるね。
ね?何処に行ったら買えるの?
いつ獲れるか全くわからん。
ぎゃふん!
2018年01月23日
セトミノカサゴ
また明日にき・・いや明日休市、明後日に期待。
そんな中、先日、定置網の水揚げの最後列に並ぶ「ミノカサゴ」の中から妖しげな一匹が。
横帯の太さ、背びれの長さ、胸びれの大きさ、模様、そして色。
明らかに異なる一匹が。
久しぶりに確認した「セトミノカサゴ」でありました。
状態が良いと飴色の体色と、「セミホウボウ」の様に丸く拡がる綺麗な胸びれが拝めるのですが、定置網の水揚げに揉まれたか、ボロボロでした。
他の「ミノカサゴ」よりも一回り小さく、色合いも異なるのですぐに分かります。
え?違う種類の「ミノカサゴ」がなぜ一緒に入っていたのかって?
それは「セット・ミノカサゴ」だからです。
参考:小田原 カサゴ図鑑
魚市場の流行はインフル場へ
小田原魚市場水揚げ概況
「米神」定置:イシダイ 50キロ、サバ 50キロ
「石橋」定置:サバ、イナダ ほか
「 岩 」定置:休漁
「原辰」定置:休漁
「江の安」定:休漁
「二宮」定置:休漁
「福浦」定置:休漁
「大磯」定置:休漁
東方面からは、
「平塚定置」:スズキ 40キロ、アジ 30キロ、イナダ 30キロ
「米神」定置:イシダイ 50キロ、サバ 50キロ
「石橋」定置:サバ、イナダ ほか
「 岩 」定置:休漁
「原辰」定置:休漁
「江の安」定:休漁
「二宮」定置:休漁
「福浦」定置:休漁
「大磯」定置:休漁
東方面からは、
「平塚定置」:スズキ 40キロ、アジ 30キロ、イナダ 30キロ