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2018年02月27日

人生の1/3は寝るか魚市場

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:ヤリイカ 100キロ、サバ 60キロ
「石橋」定置:ヤリイカ 110キロ、カタクチイワシ 50キロ
「 岩 」定置:ヤリイカ 240キロ ほか
「原辰」定置:ヤリイカ 60キロ ほか
「江の安」定:休漁
「二宮」定置:休漁
「福浦」定置:サバ 70キロ ほか
「大磯」定置:ヤリイカ 70キロ ほか

気がつけば2月の営業日は今日が最後で、休み明けはもう3月。
と、聞くだけでなんか暖かくなってきた気もするが、実際はまだよく冷えている。
20180227_0528.jpg振り返ってみても「ブリ」や「ホタルイカ」、さらに「ウマヅラハギ」やらの一時的ブームこそあったものの瞬間的で、この2月は大きな山もほぼ無く、まさに「幻」かというくらい印象の少ないままに終わろうとしている。
直近の水揚げ状況も大きく変化なしと言ったところで、「ヤリイカ」の山は続きつつも、今朝は休漁やら何やらを含めて昨日の水揚げ量と比べてもザッと1/3に留まった。
これでは昨日の春宣言も「幻」と言わざるを得ないだろう。
20180227_0325.jpgそんな今朝は、日本海から来た「ゲンゲ(ノロゲンゲ)」の山を前にして、なんだ身は「シャチブリ」と変わらんなと漏らしつつ、「幻魚」とも言われるその魚の荷を下ろす仕事に精を出す他なかった。

まぼろしの世にまぼろしを追い求め
走りきし荒野さみしからず ―野村秋介
posted by にゃー at 15:14| Comment(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月26日

やりすぎ魚市場伝説

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:ヤリイカ 140キロ、サバ 70キロ
「石橋」定置:ヤリイカ 200キロ ほか
「 岩 」定置:ヤリイカ 600キロ、スルメイカ 40キロ
「原辰」定置:ヤリイカ 500キロ ほか
「江の安」定:ヤリイカ 40キロ ほか
「二宮」定置:ヤリイカ 120キロ、ウマヅラハギ 80キロ
「福浦」定置:サバ 800キロ、小サバ 600キロ
「大磯」定置:ヤリイカ 300キロ、アジ 90キロ

伊豆方面からは、
「川奈釣船」:釣キンメダイ 120キロ ほか
「宇佐美釣」:釣キンメダイ 60キロ、釣アブラボウズ 85キロ
「沼津底曳」:ムツ 70キロ ほか

東方面からは、
「平塚定置」:アジ 75キロ ほか
「江ノ島網」:ヤリイカ 70キロ

20180226_0455.jpg今朝は久々の全定置網操業のパーフェクト・デイ。
そして内容もほぼ「ヤリイカ」一色のヤリイカ・パーフェクト・デイ。
20180226_0609.jpgこれだけ「ヤリイカ」が獲れて、これだけ安くなってきたら、いよいよお刺身や焼き物だけでは物足りない。
新しい「ヤリイカ」の活用方法を今こそ見つけなくてはならない。
ということで、考えてみた。
イ、鼻に一本付ければピノキオに
ロ、10本を束にして頭皮を刺激すればヘッドブラシに
ハ、全部の指にはめれば、安全、美味のシザーハンズごっこ
ニ、バナナを入れてホルダーにすれば、遠足も安心
ホ、ケミホタルを中に入れれば、即席のサイリウムになる
ヘ、中にチョコレートを詰めれば、大きめのパラソルチョコ
ト、足を抜いてつなげていけば、あっと言う間に「南京玉すだれ」
posted by にゃー at 18:51| Comment(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月24日

この街の魚市場でやりました

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:ヤリイカ 120キロ、サバ 60キロ
「石橋」定置:ヤリイカ 120キロ ほか
「 岩 」定置:ヤリイカ 240キロ ほか
「原辰」定置:ヤリイカ 170キロ ほか
「江の安」定:ヤリイカ、メジナ ほか
「二宮」定置:休漁
「福浦」定置:サバ 640キロ ほか
「大磯」定置:アジ 60キロ ほか

伊豆方面からは、
「宇佐美釣」:釣キンメダイ 60キロ

和歌山船 ・・・ 釣キンメダイ 150キロ

今年は「ヤリイカ」の漁獲が多い。気がする。
20180224_0749.jpg魚がいない分、小さい頃に沢山生き残ったのだろーか。
今年は「ヤリイカ」の獲れる期間が長い。気がする。
魚がいない分、縦横無尽に泳いでいるのだろーか。
今年は「ヤリイカ」が全体に小さい。気がする。もう群れも終盤になって、サイズダウンしたのだろーか。
今年は「ヤリイカ」の競り値が安い。気がする。
これだけ獲れれば致し方のない事だろーか。
今年は「ヤリイカ」が美味い。気がする。
森高千里の歌詞ではないが、「安くて新鮮」だからだろーか。
20180224_0755.jpg森高千里、天才か!
え?このブログ、魚市場の水揚げ情報なのに、たびたび作詞家が賞賛されるのは何故かって?
そりゃあ、河岸(=歌詞)ですから。
posted by にゃー at 17:45| Comment(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月23日

魚市場は朝からおやつタイム

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:ヤリイカ 70キロ、小サバ 100キロ
「石橋」定置:ヤリイカ 90キロ ほか
「 岩 」定置:ヤリイカ 70キロ ほか
「原辰」定置:ヤリイカ 60キロ ほか
「江の安」定:ヤリイカ 100キロ ほか
「二宮」定置:休漁
「福浦」定置:イナダ 500キロ ほか
「大磯」定置:アジ、ヤリイカ ほか

伊豆方面からは、
「川奈釣船」:釣キンメダイ、釣アコウダイ

東方面からは、
「平塚定置」:アジ、ヤリイカ ほか

20180223_0550.jpgカーリングの出来そうな水揚げ場で、朝から何やら作戦会議?
ふむふむ。「ヤー」は、「ヤリイカ」を並べろ〜、という指示。
20180223_0604.jpg「ウォー」は、魚を箱に詰めろ〜、という指示。
「ハリー」は、競りの時間が迫っているから急げ〜、という指示。
20180223_1243.jpg「そだねー」は、「今朝も魚少なかったね〜」と確認し合う意思表示。
やったネ。
これで明日の水揚げは、豊洲移転なみにスムーズにいきそうだぜ。
posted by にゃー at 17:00| Comment(2) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月22日

フウセンキンメ

キンメダイ目キンメダイ科の魚は
三種類いることが知られています。

その三種とも水揚げされる小田原は
まさに「キンメダイ」天国。

「キンメダイ」ファンなら
絶対にチェックしたい。

その一種、「フウセンキンメ」をご紹介
20180222_0456.jpg
なぜに風船?
という疑問は、まず置いておく事


コチラは王道の「キンメダイ」
20180222_0457.jpg
赤い、デカイ。立派。
キング・オブ・キンメ


ついでにもう一種の「キンメダイ」
ナンヨウキンメ」がこちら
20121208_itak.JPG
丸い。なんか丸い。いや、でも丸い。


この三種類の写真を見て、おいおいどれも「キンメダイ」じゃねえかとお呟きのアナタ。

そういうアナタは、ズバリ「トリプルアクセル」、「トリプルサルコウ」そして「トリプルトゥループ」の違いすら判らないでしょう。

ご安心ください。私もです。

しかし、「キンメダイ」の違いならすぐに判ります。

「キンメダイ」を基準にして「フウセンキンメ」はちょっと詰まり気味。「ナンヨウキンメ」は詰まり切ってます。

いえ、正確には「フウセンキンメ」の鼻の穴の形で見ると言いますが、毎日触っている人間なら見た目ですぐに判ります。
まず色、若干薄くなりがちな「フウセンキンメ」、そして鱗も粗く見えますね。だいたいそうです。

ただし、取り扱いによっては普通の「キンメダイ」も色があせたり、鱗が立ち上がったりするものもいますから要注意です。

まずは魚の形を良く覚えること。コレが基本です。

で、肝心のお味の方なんだけど、漁師さんは決まって「フウセンキンメ」はウマイと言います。

2018_nobita.jpg脂が乗っていると。

早速、確かめたいと思います。

「おすそわけガム」最強伝説!
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posted by にゃー at 15:35| Comment(0) | ギョッ!魚だらけの水泳大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ミハラハナダイ

20180222_0455.jpg
顔はやばいよ、ボディをやんな

かつてのスケバンも今や先生

かの名台詞は色褪せません。


そんな名前も懐かしい「ミハラハナダイ」、その魚です。

ボロサクラダイ」か「イッテンサクラダイ」の仲間と思っていたら、今では立派に「ミハラハナダイ科」として独立しているようで、おめでとう?ございます。

赤くて黄色くて、丸々とふとましい体は、まるで「セクシーなイトヨリ」

そう「セクシーなイトヨリ」

セクシー・ナイト」よりデビュー

posted by にゃー at 15:20| Comment(0) | ギョッ!魚だらけの水泳大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする