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2018年02月17日

魚市場もゆづり合いが大事

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:ヤリイカ、ホウボウ ほか
「石橋」定置:ヤリイカ、カタクチイワシ ほか
「 岩 」定置:ヤリイカ 40キロ ほか
「原辰」定置:ヤリイカ 100キロ ほか
「江の安」定:ヤリイカ、クロダイ ほか
「二宮」定置:休漁
「福浦」定置:イナダ 40キロ、サバ 30キロ
「大磯」定置:アジ 65キロ ほか

伊豆方面からは、
「赤沢定置」:イシダイ 120キロ
「川奈杉本」:ヤリイカ ほか
「真鶴釣船」:釣イナダ、釣メヌケ ほか
「南伊豆釣」:釣キンメダイ 100キロ
「伊東釣船」:釣キンメダイ 80キロ
「沼津釣船」:釣タチウオ 70キロ

東方面からは、
「平塚定置」:マルアジ 900キロ、ヤリイカ 50キロ
「湘南刺網」:イセエビ、ヒラメ ほか

釣モノは「キンメダイ」や「サンコウメヌケ」、定置モノから「ヤリイカ」や「ホウボウ」、刺し網では「イセエビ」。春節を迎え、真っ赤に染まった魚市場で祝賀ムード。
むろん旧正月がめでたい訳でなく、箱根方面のインバウンドがありがたいって話。
「ヤリイカ」や「イシダイ」の増えたり減ったりと季節の移ろいを含めた今朝の水揚げは、まるで旬をいっぱいに詰め込んだ福袋。その中から本命と掘り出し物を求めて買受人、魚商ら各方面の思惑アレコレ交差点。なんだか先走ってる暦を必死に追いかけてる感じ。
来週は2月も後半、漁の回復基調本格化を祈って、ゆづ様の復活金をテレビの前に正座して待つ。
posted by にゃー at 12:47| Comment(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月16日

モミジザメ

20180216_084.jpg
どどんと横たわる茶色い物体3本

yorunoume.jpg
羊羹だったら良かったのにねえ・・


20180216_0804.jpgギラリと光る鋭い眼光。何か言いたげにコチラを一瞥。
「ツノザメ目アイザメ科アイザメ属」の「モミジザメ」という種類ですね、わかります。

20180216_0888.jpg「モミジザメ」の由来は、死後、体色が赤く変化することから付けられたと言う事ですが、仲間の「アイザメ(藍鮫)」も、体色の変化を「藍色」と見立てて名付けたとみて良いでしょう。

「アイザメ」の仲間は、肝油を重宝する深海鮫として人気だったらしく、有名な化粧品メーカーが買いに来たという事です。
近年は需要と漁の変化で、小田原での人気は低迷しております。
スクワレンと言えば、聞いたことある人も多いでしょう。

焼津の有名な深海延縄漁師は、これらを専門に狙う漁をしているのだと思いますが、小田原の海は、そこにも引けを取らない深海という漁場を持っていることがお分かりいただけると思います。

20180216_0836.jpg焼津では、その漁の副産物とも言うべき「オオグソクムシ」や「エゾイバラガニ(ミルクガニ)」、さらに「アイザメ」などの多様な深海鮫や深海魚たちなどが、唯一無二のお宝として次々に注目されています。

20180216_0759.jpg相模湾でも沿岸の魚が少なくなった近年、水産資源を求めて沖の魚を先取る動きが加速している中、誰も手を付けていない未利用、未開発の水産資源の開拓が必要になっているのかも知れません。

とはいえ、深海魚や深海鮫は元来、エサの少ない厳しい環境で生活しているため、成長に非常に年月が掛かる種類が多いとされています。魚の棲息できる海域も限られていると考えられ、ちょっと本気になればあっと言う間に絶滅すると言われています。

その為、本格的に利用する際には、使う側と獲る側、双方に良識と節度ある利用と責任感ある管理が必要になってくると考えられます。

いずれにしても大切な資源。
もっと注目したいですね。

posted by にゃー at 20:25| Comment(0) | ギョッ!魚だらけの水泳大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

魚市場を熱くするOARとは

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:イシダイ 50キロ ほか
「石橋」定置:ボラ、ホウボウ ほか
「 岩 」定置:ヤリイカ、ウマヅラハギ ほか
「原辰」定置:ボラ、アンコウ ほか
「江の安」定:イシダイ、ヤリイカ ほか
「二宮」定置:休漁
「福浦」定置:イナダ 1.7トン、ワラサ 100キロ
「大磯」定置:アジ 60キロ ほか

東方面からは、
「平塚定置」:アジ、ヤリイカ ほか

いかり 君たち、話題の「OAR」って何か知っとるか?

20180216_0836.jpgかとう O・・おっぱっぴー

しむら A・・あると思います

こうじ R・・ラーメン、つけメン、僕イケメン、だっけ?

いかり 10年前のギャグを引っ張り出した所は褒めてやるよ。

20180216_0759.jpgしむら 違うんですか〜?

いかり 体操選手のこうじくんなら答えられるじゃろう。

こうじ ハイ、先生。「OAR」 =「Olympic Athlete from Russia(ロシアからの五輪選手)」の略です。

いかり ちゃうちゃう。

20180216_0500.jpgこうじ ええっ!?

いかり ズバリ。「オオグソクムシ・アイザメ・リュウグウノツカイ」じゃ。

しむら ちょ、ちょと待って。

いかり それなら「AOR」って何?

かとう 「Adult Oriented Rock」だよなあ。

いかり 分かるだろうが「アイザメ・オオグソクムシ・リュウグウノツカイ」じゃ・・・

しむら 付き合いきれない・・。

いかり つまり「OARはORA」と言うことなんだよ。分かるじゃろ?

かとう 今度は「ORA」?

いかり みんな今朝獲れ「小田原、漁師の、愛の贈り物」

かとうしむらこうじ 素敵だわ〜〜

posted by にゃー at 17:14| Comment(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月15日

GB(地鰤)新鮮景子魚市場

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:イシダイ、ウマヅラハギ ほか
「石橋」定置:イシダイ、ホウボウ ほか
「 岩 」定置:イシダイ、ヤリイカ ほか
「原辰」定置:ヤリイカ、ヒラメ ほか
「江の安」定:イシダイ、スズキ ほか
「二宮」定置:休漁
「福浦」定置:休漁
「大磯」定置:休漁

伊豆方面からは、
「北川定置」:ブリ 1.3トン

BGは身辺警護、今朝の市場は新鮮景子のG-BURIがいっぱい。
夜更けから吹き続けた強風の影響で休漁が相次ぐ中、期待通り伊豆で湧き出した「ブリ」がなんとか着きました。もちろん今朝獲れ。20180215_0801.jpg
魚体は12キロ台〜9キロ台が主体で、どれも豊満、小顔でグラマー、コロコロボディ。待ってたよ〜とばかりに頬ずり、すりすり。あかすり。ゴマすり。
20180215_0544.jpg獲れたのは伊豆の「北川」定置。つい「景子」と書きましたが、「きたがわ」じゃござんせん、「ほっかわ」と読みます。お気を付け。
「北川温泉」と聞けば、思い出す人も多いはず。海岸にある海抜0メートルの無料混浴温泉「黒根岩風呂」と聞けば、もはや男なら知らない人はいないでしょう。
20180215_0325.jpgこちらのお風呂、昨年秋の大型台風で破壊され、工事で入浴禁止になっていたのですが、1月後半から再開されております。健全な温泉ファンの皆様、北川温泉へお越しの際は、「北川」定置のお魚を味わうことをお忘れなく。
posted by にゃー at 16:13| Comment(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月14日

スイトウハダカ

20180209_070944716.jpg
軽く12〜15センチはある大型種

20180209_071013845.jpg
鼻先の発光器も超巨大


まるで往年の「ランチア・ストラトス」

全身真っ黒、鱗大きめ。

まるで「竹炭かりんとう」

おそらく「メドゥーサノカンザシ」という名の寄生虫も付いて、状態は良好。

誰か私の名前を知りませんか?

公開捜査のサイトはコチラ

と、そこへ有力なタレコミ。

スイトウハダカ だろうということです。

推察がご名答。略してスイトウ。

食べた感想は?

ベリー、スイートー。
posted by にゃー at 20:48| Comment(0) | ギョッ!魚だらけの水泳大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アミウツボ

20180120_amiut.jpg
あ、これ、小津安二郎「東京暮色」
に出てくる鰻屋の看板のイメージ


これね。
2018_unagiya.jpg縞模様の「ウツボ」で書くとこれまたいかがわしさが増して、毒々しさが出まくってます。この鰻屋は、早々に店仕舞いすることになるでしょう。

20180119_amiutu.jpg
♥マークで迫ってみても「アミウツボ」は「アミウツボ」


「ウナギ」の減った今こそ出番は近い、と思ったか思わないか、ちょっと出てくるのが早かった。

今のところ利用価値は無し、と言うことで「蒲焼き」実験に駆り出されることもなく、あえなく海へお引き取り。

時代が追いつくのを待つしかないのか。

「アミウツボ」は、今日も小田原の海で出番を待っている。
posted by にゃー at 15:27| Comment(0) | ギョッ!魚だらけの水泳大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする