2018年02月05日
ヘラツノザメ
「ヘラツノザメ」ですよね?
「サガミザメ」にも似てるが、ザラザラ感がない。
「ミツクリザメ」の様に滑らかな鱗をしている。
色合いが黒いが、コレは水揚げ直後だからか?
鼻の下のロレンチーニ器官が夥しい。
浩丸サメ・コレクションはまだ続く・・
ミョウガガイ
国府津の深海で獲れました。
噂の「ミョウガガイ」です。
先端が「ミョウガ」?に見えないこともない。
しかし、「カメノテ」の仲間です。
ということは、名前は貝だけど、甲殻類ってことになります。
手に持ってしばらく待つと、うにゃあ〜っと動きます。
全身セピア色で一見地味ですけど、蛇腹ホースがいい味出してます。
さすが浩丸、良い物(?)持ってきます。
え?次も持ってきた??
魚市場でヤリかヤラれるか
小田原魚市場水揚げ概況
「米神」定置:ヤリイカ、イシダイ ほか
「石橋」定置:ヤリイカ 40キロ ほか
「 岩 」定置:ヤリイカ 80キロ ほか
「原辰」定置:ヤリイカ、スルメイカ ほか
「江の安」定:ヤリイカ 50キロ ほか
「二宮」定置:休漁
「福浦」定置:休漁
「大磯」定置:ヤリイカ、アオリイカ ほか
伊豆方面からは、
「真鶴釣船」:釣イナダ 200キロ
「川奈杉本」:ヤリイカ 60キロ ほか
中世ヨーロッパの戦場で、最も強大な破壊力と戦闘力を誇った「矛」の一種「ハルバート」。
銃が発明されるまでは、騎士同士の接近戦において最も恐れられた武器のひとつである。
形状は本体である槍に戦闘斧が付き、さらに先端部に突起(ピック)が付くという特殊な構造を持ち、それゆえ極めてトリッキーな取り扱いを要する武器であり、多彩な攻撃を可能にする。
扱える騎士は限られた熟練の使い手しかおらず、使い手はあこがれの存在であったと言う。
中世の「高枝切りバサミ」とでもいうべき万能選手が、今朝、小田原定置網の主役となって現れた。
それこそ「ヤリイカ」である。
名こそ単純に「槍」だが、実力はさにあらず、本体(胴体)の脇にエンペラ(鰭)を備え、基部には10本もの吸盤を備えたゲソ(足)を生やし、今の季節ならメスは体内に卵を隠し持つという攻撃力MAXのマルチウェポンぶりを発揮する。
攻める時には「刺身」から「煮付け」、「焼いて」も「茹でて」も「炒めて」もと万能。あらゆる攻撃を可能にして、食べた人間をメロメロにしてしまう破壊力と誰でも虜にしてしまう魅力を兼ね備える「飯テロ」最強武器となりうるのである。
量的にも増え、価格的にも落ち着いた今こそ、買い時であり、攻め所である。
人はそれを「旬」と呼ぶ。今こそ備えよ、新たなる料理の地平を目指して。
「米神」定置:ヤリイカ、イシダイ ほか
「石橋」定置:ヤリイカ 40キロ ほか
「 岩 」定置:ヤリイカ 80キロ ほか
「原辰」定置:ヤリイカ、スルメイカ ほか
「江の安」定:ヤリイカ 50キロ ほか
「二宮」定置:休漁
「福浦」定置:休漁
「大磯」定置:ヤリイカ、アオリイカ ほか
伊豆方面からは、
「真鶴釣船」:釣イナダ 200キロ
「川奈杉本」:ヤリイカ 60キロ ほか
中世ヨーロッパの戦場で、最も強大な破壊力と戦闘力を誇った「矛」の一種「ハルバート」。
銃が発明されるまでは、騎士同士の接近戦において最も恐れられた武器のひとつである。
形状は本体である槍に戦闘斧が付き、さらに先端部に突起(ピック)が付くという特殊な構造を持ち、それゆえ極めてトリッキーな取り扱いを要する武器であり、多彩な攻撃を可能にする。
扱える騎士は限られた熟練の使い手しかおらず、使い手はあこがれの存在であったと言う。
中世の「高枝切りバサミ」とでもいうべき万能選手が、今朝、小田原定置網の主役となって現れた。
それこそ「ヤリイカ」である。
名こそ単純に「槍」だが、実力はさにあらず、本体(胴体)の脇にエンペラ(鰭)を備え、基部には10本もの吸盤を備えたゲソ(足)を生やし、今の季節ならメスは体内に卵を隠し持つという攻撃力MAXのマルチウェポンぶりを発揮する。
攻める時には「刺身」から「煮付け」、「焼いて」も「茹でて」も「炒めて」もと万能。あらゆる攻撃を可能にして、食べた人間をメロメロにしてしまう破壊力と誰でも虜にしてしまう魅力を兼ね備える「飯テロ」最強武器となりうるのである。
量的にも増え、価格的にも落ち着いた今こそ、買い時であり、攻め所である。
人はそれを「旬」と呼ぶ。今こそ備えよ、新たなる料理の地平を目指して。
2018年02月03日
ウツボ
獲った漁師が鬱になるから「ウツボ」?
獲れたら壺にポイするから「ウツボ」?
小田原の漁師はコイツを「ジャウナギ(※蛇鰻)」とか「ヒャクニチ(※百日)」と呼びます。
普段は岩場や波消しブロックの隙間などの穴の中に潜んでいますが、夜になるとエサを求めて移動するようです。
「定置網」と「刺し網」、どちらにも掛かりますし、季節を通じて獲れる魚と言えます。
大きなものは1メートル近くにもなりますが、水揚げされるのは60センチ前後が主体となる。
あえてコイツと呼びましたが、近年の珍魚ブームもあって一部方面での需要は急増しているとか。
ただし小田原では、まだまだ欲しがる人も少なく、比較的安価にて流通しているイメージ。
その味はというと、よく知られているが皮目のコラーゲンとふわふわの身のギャップに驚くと共に、ウナギの仲間らしい全身に連なる細かい骨の連鎖に更に驚く。
まあまず、皮がぐにゃぐにゃで、包丁が入らないことにまず驚く。
脂も程良いし、味わいのある身質は上等で、一度食べたら、また食べたくなる魅力を持っている。
私もこの魚の味を知ってからは、珍魚を求めて魚市場を歩いている人を見掛けた際には、リターンとリスクのハイレベルでのせめぎ合いが楽しい、スリリングな分散投資が出来る「ウツボ」を買って行くことをお奨めすることにしている。
魚市場のツンツン節
小田原魚市場水揚げ概況
「米神」定置:ヤリイカ、アオリイカ ほか
「石橋」定置:ヤリイカ、アオリイカ ほか
「 岩 」定置:ヤリイカ 40キロ ほか
「原辰」定置:マンボウ、ヒラメ ほか
「江の安」定:ヤリイカ ほか
「二宮」定置:休漁
「福浦」定置:サバ 130キロ ほか
「大磯」定置:ヤリイカ 60キロ ほか
休み明けとなる網も多かったので、土曜日と言う事もあって溢れんばかりの賑わいを予想。
期待通り、ほぼ全定置網が出漁、水揚げを行った・・・。が、結果的に集まったのは「ヤリイカ」だらけの「ツンツン天国」。
「活ヤリイカ」の角が妖しく水面から出入りする今朝。鬼の影に怯えつつも、福よ来い・・と強く祈る。
♪思えば理想は高かった ツンツン
だけど現実 低かった ツンツン
今日こそいいこと あるだろう ツンツン
明日こそいいこと あるだろう ツンツン・・
「米神」定置:ヤリイカ、アオリイカ ほか
「石橋」定置:ヤリイカ、アオリイカ ほか
「 岩 」定置:ヤリイカ 40キロ ほか
「原辰」定置:マンボウ、ヒラメ ほか
「江の安」定:ヤリイカ ほか
「二宮」定置:休漁
「福浦」定置:サバ 130キロ ほか
「大磯」定置:ヤリイカ 60キロ ほか
休み明けとなる網も多かったので、土曜日と言う事もあって溢れんばかりの賑わいを予想。
期待通り、ほぼ全定置網が出漁、水揚げを行った・・・。が、結果的に集まったのは「ヤリイカ」だらけの「ツンツン天国」。
「活ヤリイカ」の角が妖しく水面から出入りする今朝。鬼の影に怯えつつも、福よ来い・・と強く祈る。
♪思えば理想は高かった ツンツン
だけど現実 低かった ツンツン
今日こそいいこと あるだろう ツンツン
明日こそいいこと あるだろう ツンツン・・
2018年02月02日
クジラのさえずり
著作者: TADAira(タダイラ)
今年の干支は「クジラ年」だって誰か言ってた。
普通に「戌年」だろぅ?と突っ込みたくなりますが、
魚の世界では(え?鯨は魚じゃない?)
「魚偏に戌」じゃなくて、、、
「犬」じゃなくて、、、
「吠」と書いて、
「魚吠」
これを※「クジラ」と読む。
だから魚の世界にとって
戌(犬)年は「クジラ年」なのだそうだ。
(.______.)
え〜、本題に入ります。
東北の定置網に入ったという「ミンククジラ」由来の、紛う事なき「クジラのさえずり」を入手いたしました。
この黒い塊が「さえずり」?
「さえずり」とは何か?
「クジラの舌」の事になります。
「シタ」「ベロ」「タン」「味蕾」
(・ω<) ←これは てへぺろ
クジラは全長何メートルにもなり巨大ですから、当然「舌」も巨大なものになります。
もちろん小さく切り分けて販売されるのですが、舌の部位によって脂や肉質が異なり、同じ「さえずり」でも味わいが異なるのだそう。奥が深い。
「クジラのベーコン」は、クジラの皮や赤身の部分を塩漬けボイルしたものですが、「さえずり」は通常、塩で臭みを取ってボイルしたものになります。
畝須や皮の部分とは異なる脂の質と量、独特の柔らかい風味を持ち、唯一無二の食感と味わいを堪能できます。
特に薄くスライスしたものをポン酢で頂くと、程よい脂肪に甘みがとろけて、赤肉の風味も相俟って大変美味しいと感じました。
そして何よりサントリー武蔵野ブルワリー見学で頂いた「バーボン」を使った「ハイボール」に合うこと、会うこと。とろける「さえずり」を頂き、口に残った脂をサッパリと流しては一枚、そして流してはもう一枚と、次々に口へと消えていく「さえずり」ちゃん。
口に入れた瞬間に思わずさえずりたくなるのは、a-haの名曲「♪テイク・オン・ミー」のイントロ。
₍₍ (ง ˘ω˘ )ว ⁾⁾
そして陶酔した意識の中で、気分はクジラとディープキス。
からまる舌に、ろれつも回らなくなったところで、寝ることに致しました。
残った「さえずり」は、煮物で頂きたいと思います。
寒い冬。温かい料理の似合う「鯨料理」は最高です。
クジラを懐かしいと感じる人も、まだ食べたことないと言う人も、是非、日本の食文化である「鯨料理」を堪能して頂きたいと思います。
(.______.)
小田原では数十年に一頭とも言われる「クジラ」ですが、ここのところトンとお目に掛かりません(真鶴では何度かあったが)。
それでも全国規模で見ると、南氷洋での調査捕鯨の他に、各地の定置網に混獲されて流通している「クジラ」が結構いるようです。
思えば、2000年代の前半に2年連続で岩定置に「ミンククジラ」が入った時は、確か2月の中旬だったはず。
「クジラ年」と言われる今年。
魚があまり獲れていない現状を打開するパワーとインパクトを持ち合わせた一頭の出現は、希望の星となりえるのかも知れない。
※吠=ほえる=ホエール=クジラ
。・゚・ ・゚・。
Y
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)ヽ/とノ /つ
メノ\___/
ラベル:グルメ