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2018年02月02日

クジラのさえずり

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著作者: TADAira(タダイラ)

今年の干支は「クジラ年」だって誰か言ってた。

普通に「戌年」だろぅ?と突っ込みたくなりますが、

魚の世界では(え?鯨は魚じゃない?)

「魚偏に戌」じゃなくて、、、

「犬」じゃなくて、、、

「吠」と書いて、


「魚吠」


これを※「クジラ」と読む。

だから魚の世界にとって
戌(犬)年は「クジラ年」なのだそうだ。

(.______.)


え〜、本題に入ります。

東北の定置網に入ったという「ミンククジラ」由来の、紛う事なき「クジラのさえずり」を入手いたしました。

この黒い塊が「さえずり」?


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「さえずり」とは何か?


「クジラの舌」の事になります。


「シタ」「ベロ」「タン」「味蕾」


(・ω<) ←これは てへぺろ


クジラは全長何メートルにもなり巨大ですから、当然「舌」も巨大なものになります。
もちろん小さく切り分けて販売されるのですが、舌の部位によって脂や肉質が異なり、同じ「さえずり」でも味わいが異なるのだそう。奥が深い。

「クジラのベーコン」は、クジラの皮や赤身の部分を塩漬けボイルしたものですが、「さえずり」は通常、塩で臭みを取ってボイルしたものになります。

畝須や皮の部分とは異なる脂の質と量、独特の柔らかい風味を持ち、唯一無二の食感と味わいを堪能できます。

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特に薄くスライスしたものをポン酢で頂くと、程よい脂肪に甘みがとろけて、赤肉の風味も相俟って大変美味しいと感じました。

201802_jimbeam.jpgそして何よりサントリー武蔵野ブルワリー見学で頂いた「バーボン」を使った「ハイボール」に合うこと、会うこと。とろける「さえずり」を頂き、口に残った脂をサッパリと流しては一枚、そして流してはもう一枚と、次々に口へと消えていく「さえずり」ちゃん。

口に入れた瞬間に思わずさえずりたくなるのは、a-haの名曲「♪テイク・オン・ミー」のイントロ。

₍₍ (ง ˘ω˘ )ว ⁾⁾


そして陶酔した意識の中で、気分はクジラとディープキス。

からまる舌に、ろれつも回らなくなったところで、寝ることに致しました。

残った「さえずり」は、煮物で頂きたいと思います。

寒い冬。温かい料理の似合う「鯨料理」は最高です。
クジラを懐かしいと感じる人も、まだ食べたことないと言う人も、是非、日本の食文化である「鯨料理」を堪能して頂きたいと思います。

(.______.)


小田原では数十年に一頭とも言われる「クジラ」ですが、ここのところトンとお目に掛かりません(真鶴では何度かあったが)。

それでも全国規模で見ると、南氷洋での調査捕鯨の他に、各地の定置網に混獲されて流通している「クジラ」が結構いるようです。

思えば、2000年代の前半に2年連続で岩定置に「ミンククジラ」が入った時は、確か2月の中旬だったはず。

「クジラ年」と言われる今年。

魚があまり獲れていない現状を打開するパワーとインパクトを持ち合わせた一頭の出現は、希望の星となりえるのかも知れない。

※吠=ほえる=ホエール=クジラ


   。・゚・ ・゚・。
     Y
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   / 。___)
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)ヽ/とノ   /つ
メノ\___/
ラベル:グルメ
posted by にゃー at 19:34| Comment(0) | ギョッ!魚だらけの水泳大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ハナビラウオ

かつて定置網で獲れたことのある「ハナビラウオの稚魚」。

稚魚はクラゲについて回遊する言わば「海月姫」。
稚魚の報告は何度か見聞きした記憶があった。

「成魚はなかなか見かけることはない」と言うことでしたが、本日、ついに見つけちゃいました。

といっても50センチ前後にもなるというので、このサイズは未成魚と言えるかも知れませんが。

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なんだこのやさしい笑顔

いかにも「メダイ」の仲間の魚っぽくない丸みと微笑み。

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今朝の数少ない「米神」定置の水揚げの中の一匹でした。


「エソ」と一緒に計られて、クチモノとして競りにかけられました。
気付いた人はいたのでしょうか?

しかし「ハナビラウオ」と名乗るだけあって、大きくなってもヒラヒラした頼りない感じはしました。

利用という意味でも、薄っぺらい体型からは、とても可食部を見つけることは出来ませんでした。
もう少し、成長したら分厚くなるのでしょうか?

おそらくエディブルフラワーの花びらなら食べることは出来るが、魚の花びらを食べることは出来ないと言うのが、私の結論でありました。
posted by にゃー at 15:57| Comment(0) | ギョッ!魚だらけの水泳大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

エドアブラザメ


国府津の深海「刺し網」漁師・浩丸が獲ってくる
珍魚シリーズ・・もはや何回目かわからないが
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今回は「エドアブラザメ」

比較的深いところに棲む深海鮫の仲間であるが、「ユメザメ」や「ヨロイザメ」と異なり、全身灰色をしていかにもサメと言った雰囲気を持っている。

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鰓穴が細かい間隔で7つも開いており、ギョロッとした目つきはいかにも深海鮫。
クワッと開く大きな口としっかり生えた細かい歯列もなかなかの迫力だ。

比較的メジャーなサメの仲間だが、実際目にすることは珍しい種類と言われる。

名前に「エド」と付くからには、かつて東京湾で沢山獲れたのだろうか?
故「江戸アケミ」が発見したわけではないはずだから、きっとそうだろう。

東京湾はもちろん、今となっては相模湾〜相模灘域で結構、獲れたり、釣れたりする報告があるようだ。
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浩丸の実力はこんなもんじゃない。次は何が出てくるか?

乞うご期待だ。
posted by にゃー at 15:43| Comment(0) | ギョッ!魚だらけの水泳大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

仮想地魚取扱い練習中魚市場

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:ヤリイカ、アオリイカ ほか
「石橋」定置:ヤリイカ、アオリイカ ほか
「 岩 」定置:休漁
「原辰」定置:休漁
「江の安」定:休漁
「二宮」定置:休漁
「福浦」定置:休漁
「大磯」定置:アジ 30キロ、ヤリイカ 30キロ

伊豆方面からは、
「真鶴釣船」:釣イナダ 170キロ ほか

和歌山船 ・・・ 釣キンメダイ 240キロ

20180202_0348.jpg雨は夜更け過ぎに・・・も雨のまま。
今朝は港に船が一隻。冬季五輪での金メダルラッシュを祈るかのような、「キンメダイ」の釣船でした。
20180202_0405.jpgさらに珍しく「刺し網」には「シロアマダイ」なる珍客も現れ、これは上昇ムードかと思いきや。
雪にはめっぽう強い小田原も、やはりこの貧漁には敵いませんでした。
20180202_donsoc.jpg「米神」&「石橋」の定置網の水揚げは、全て合わせてもスマートな私の体重に達せず。
底に着いたかと思ったら、まだその下の「どん底」があったようです。この底を辿っていくと、一体どこまで行ってしまうのでしょうか。底無しの不安に背筋が凍り付くのは私だけでしょうか?
posted by にゃー at 15:24| Comment(2) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする