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2018年03月08日

すべての魚市場は偏っている

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:イワシ混 7.8トン、カタクチイワシ 250キロ、ウルメイワシ 100キロ、ホウボウ 100キロ
「石橋」定置:休漁
「 岩 」定置:イワシ混 15トン、イシダイ 490キロ、イナダ 60キロ、ボラ 45キロ、ホウボウ 40キロ
「原辰」定置:イワシ混 1.1トン、カタクチイワシ 280キロ
「江の安」定:カタクチイワシ 420キロ、マイワシ 100キロ
「二宮」定置:イワシ混 1.3トン、イシダイ 410キロ、ウマヅラハギ 70キロ、ヒラメ 60キロ
「福浦」定置:イワシ混 1.3トン、サバ 120キロ、イナダ 50キロ
「大磯」定置:イワシ混 3.4トン、アカカマス 190キロ

伊豆方面からは、
「網代定置」:ブリ 430キロ

東方面からは、
「平塚定置」:アジ 270キロ

20180308_0736.jpgヒントは休み前にチラと出ておりましたが、休み明けとなった今朝は、予想通りの「イワシ」の山、いや山脈でした。
各定置網合わせて30トン。
30トンがどれだけの量かと申しますと、ザッと大型「ジンベイザメ」一頭分の目方。
20180308_0748.jpgこれだけの「イワシ」の塊が市場に揚げられたのも久しぶりなら、これだけの量の魚がまとまるのも久しぶり。
「海の米」とも言われる小さな「イワシ」が増えてくれば、それをエサにする大型の魚、さらにそれを追いかける肉食魚と様々の魚が集まる事になり、ますます魚は増えてくる事でしょう。
魚を商う市場としても、魚が無い事には始まりません。たとえ小さくても、魚は魚。一匹一匹、お金に等しい価値を持つ。
20180308_0752.jpgこの大漁に、喜び飛び回るのは「カモメ」たちだけではありません。今日は市場に出入りする人間、皆が忘れていた感覚を取り戻す貴重な一日となったのではないでしょうか。
「イワシ混」とは「カタクチイワシ」と「ヒラゴイワシ(マイワシ)」の混じった状態の事。量が量なので、選別しきれず、まとめて入札と相成りました。
posted by にゃー at 16:59| Comment(2) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする