小田原魚市場水揚げ概況
「米神」定置:休漁
「石橋」定置:マイワシ 2.3トン、ホウボウ 120キロ、ウルメイワシ 40キロ、カタクチイワシ 40キロ
「 岩 」定置:マイワシ 3.3トン、イシダイ 270キロ、ボラ 140キロ、ホウボウ 80キロ
「原辰」定置:カタクチイワシ 320キロ、マイワシ 70キロ
「江の安」定:カタクチイワシ 170キロ、イシダイ 100キロ
「二宮」定置:イシダイ 140キロ、クロダイ 70キロ、アジ 70キロ、マイワシ 80キロ、ツノナガチヒロエビ 80キロ、ワラサ 60キロ、ヒラメ 50キロ、アオリイカ 40キロ
「福浦」定置:イナダ 400キロ、イシダイ 95キロ
「大磯」定置:アカカマス 160キロ、マイワシ 120キロ、アジ 70キロ
東方面からは、
「平塚定置」:アジ 460キロ ほか
本日(株)小田原魚市場は、めでたくも創業111年目の春を迎える事が出来ました。
ちなみに111歳は、「皇寿」といいます。百から一を引いた(99)の「白」と、十(10)&二(2)に分けられる「王」を足したものが、「皇」だからということです。
そんな良き日に、長寿を祝うエビが豊漁で、漁場と相模湾も祝ってくれました。
こちら堂々とドルビーシアターのセンターを陣取る紅いメリル・ストリープ女史。
かたや市場の流しのセンターを占めたのは、紅い「ツノナガチヒロエビ」。
同じ深海系の「ジンケンエビ」に沿岸系の「キシエビ」、さらに季節を先取った「サクラエビ」や砂泥域を好む「クルマエビ」までもアチコチに獲れていました。そして磯の重鎮「イセエビ」までもがお出ましで、親戚から恩師、友達、先輩までもが集まってお祝いするという、まるで結婚式の二次会かと思う様な朝でした。
昨日の荒天は、うねりと大雨を受けて泥水が出たのもありますが、同じくゴミや濁りも大量に流れ、海底から表層までかき混ぜてくれたようで、「ホウボウ」や「メイタカレイ」、「ヒラメ」といった底魚から「マアジ」、「イナダ」、「アカカマス」までも目覚めさせ、「アオリイカ」や「コウイカ」などをも動かしてくれました。
深海性の「ホテイエソ」や「ユウレイイカ」までも獲れており、まるで相模湾オールスターズといった様相でありました。
週明けの月曜日は、天候も安定して、刺し網漁や釣り漁の魚も揃う事が期待され、より充実した集荷が期待できそうです。