小田原魚市場水揚げ概況
「米神」定置:ホウボウ 170キロ、スルメイカ 60キロ、サバ 60キロ、カタクチイワシ 50キロ
「石橋」定置:サワラ 250キロ、ホウボウ 140キロ
「 岩 」定置:スルメイカ 300キロ、イシダイ 120キロ、クロダイ 40キロ
「原辰」定置:小サバ 70キロ、カタクチイワシ 40キロ、ウマヅラハギ 40キロ、ヒラメ 40キロ
「江の安」定:カタクチイワシ 50キロ ほか
「二宮」定置:ホウボウ 70キロ ほか
「福浦」定置:休漁
「大磯」定置:アカカマス 220キロ、メジナ 180キロ、サバ 60キロ、アジ 50キロ、クロダイ 50キロ
伊豆方面からは、
「伊東釣船」:釣キンメダイ 40キロ
「宇佐美釣」:釣アブラボウズ 35キロ
東方面からは、
「平塚定置」:アジ 60キロ、マルアジ 50キロ
「江ノ島網」:スズキ 110キロ
真鶴まで来ていた「サワラ」が、ようやく小田原に到着。4〜6キロの大型サイズが中心で、イケメン揃いの外れ無し。
平塚からは湘南「マアジ」に大磯の「春カマス」も獲れて、まさに春爛漫。
桜もポツポツ咲きはじめて、週末にかけ徐々に開花を拡大させながら、天候の回復と漁のさらなる良化が見込まれる。
その他、名残の「スルメイカ」や「ヒラメ」、「イシダイ」も安定中。今朝は「メジナ」や「クロダイ」、「ウマヅラハギ」なども活魚で目立ち、充実度は高い水準を維持している。
明日は「釣キンメダイ」の船が待機しつつ、「クロマグロ」と「キハダ」も持っているとか、お宝満載の宝船の入船に今から楽しみが止まらない。
2018年03月19日
特大キアンコウとアンコウ
目方でドン!
大きくなる「キアンコウ」は
すべてメス
これ豆な
8キロを超えるような個体は
全てメスと思って間違いない。
オスの「キアンコウ」は小さく
大きくなっても4〜6キロ。
これ経験上。
で、大型のメスが
春先になると卵を持つ。
そもそも産卵の為に、
普段はいる深海から
浅瀬に揚がってくるのである。
その為に、冬から春にかけて
刺し網や定置網に掛かるのである。
つまり夏から秋にかけて
水温の高い時期は
深い海の底にいるのである。
ところで、
この卵がウマイと
珍重する人もいるが、
個人的には白子を選びたい。
さて、
この卵がまた特殊で、
ゼラチン状の膜に覆われ、
風呂敷のように腹の中に
折りたたまれている。
それが産卵直前になると
卵が大きくなり
孵化しやすいように
膜は拡がるしで
お腹の中で
膨張してくる
それが千代丸みたいに
パンパンにふくれてくると
重量も最大に達する。
え?ウマイのかって?
こればっかりはノーコメント。
醤油を足して、ほかほかの御飯にかけて食べるイメージでお願いします。
私の記憶では
32キロ前後が
個人的最大であったが、
今朝の一匹は
その数字を軽く超え
38キロ!
水も含めると
40キロを
超えていたかも知れない。
通常「アンコウ」は
吊るし切りでおろす
なんて言いますが、
普通の魚屋さんは
まな板の上でおろします。
ただこの大きさでは
吊るすのも無理なら
まな板の上にも乗り切らない
まず、おろす前に
パーツ毎に
バラバラにしてから
調理する事になるでしょう。
バラバラ・・
これはもう
事件ですよ
奥さん!
巨大化する「キアンコウ」の他に
「アンコウ」という魚がいる。
え?今「アンコウ」の話してたんじゃないの?
とお思いのアナタ。
前述の魚は「キアンコウ」
これからお話しする魚は
「アンコウ」の方
別の種類である。
ただ見た目にも変わらず
口の中の色で見分けるのだが、
私は大きさだけで判断する
こちらの「アンコウ」は
メスでも大きくならない
大きくなってもせいぜい3〜4キロ
オスはもっと小さい。
でも小さいからと言って
食べるところがないわけではない。
おひとり様用や少人数鍋向けにと
最近は人気なのである。
大きけりゃ良い
ってもんじゃないって事ね
.