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2018年04月28日

オニオコゼ


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魚の持つ毒の中でも最強の部類

その形相からも想像できる名前

「オニオコゼ」

漢字で書くと「鬼虎魚」

体色にいろいろな迷彩のバージョンがあり

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赤褐色や黄灰色、焦茶色など獲れた海域
季節、魚の気分により様々。

ひしゃげた顔と大きな口、
大きく開く背びれと胸びれが
特徴で、背びれのトゲには
毒腺が仕込まれている。

刺され、
毒を体内に注入されると
激しい痛みに襲われ、
神経麻痺や呼吸困難を
引き起こし
アナフィラキーショックに
陥る場合もあるとされる。

20180426_09okkoo.jpg背中にそびえる背びれのトゲは、怒った時にはピンと立て、前後に拡大するだけでなく、左右にも広がってあらゆる方向にトゲが向くようになっている。
その為、うっかり手を伸ばそうものなら、魚がピクッと動いただけでも指に刺してしまおうという位の臨戦態勢を備えている。

万が一、刺された場合には、
速やかに傷口を洗い、
止血しながら
毒の入った血液を
体外に出すことが
肝要である。

毒が残っている場合、
毒の成分がタンパク毒であることから、
熱変性する性質を利用して
熱いお湯(60℃くらいが望ましい)で
患部を暖め、
毒を鎮静させる
(やけどには十分注意)

それでも痛みは
容易に消えないので、

必要とあらば、

ためらいなく
119番へ電話するか、
最寄りの病院へ
向かうことをお奨めする。

ちなみに私は

今まで3名の毒針の餌食

そして

救急車で運ばれた人間を

知っている。

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こちら珍し、金色個体
.
posted by にゃー at 18:34| Comment(0) | ギョッ!魚だらけの水泳大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

魚市場で復活期待されるアバ

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:小サバ 500キロ、サバ 80キロ ほか
「石橋」定置:サバ 150キロ ほか
「 岩 」定置:サバ 100キロ、スルメイカ 50キロ、アジ 50キロ
「原辰」定置:アジ 130キロ、ヒラマサ 150キロ、メジナ 120キロ
「江の安」定:アジ、サバ ほか
「二宮」定置:アジ 230キロ、サバ 150キロ、ワラサ 150キロ
「福浦」定置:ヒラマサ 70キロ、イナダ 80キロ、イシダイ 70キロ
「大磯」定置:アジ 300キロ、サバ 490キロ、小サバ 180キロ、カタクチイワシ 70キロ

伊豆方面からは、
「赤沢定置」:サバ 420キロ、小サバ 2.9トン、ヒラマサ 100キロ
「富戸定置」:ワラサ 310キロ、小サバ 110キロ
「川奈杉本」:サバ 70キロ ほか
「宇佐美船」:生シラス 70キロ

東方面からは、
「平塚定置」:サバ 50キロ ほか

和歌山船 ・・・ 釣カツオ 700キロ

新曲を吹き込んだと言われる「ABBA」だが、小田原で「ABBA」と言えば、もちろん「アジ」+「サバ」。
春の声を聞く3月頃から両者共に水揚げを増やすべき、言わずと知れた小田原を代表する地魚のコンビである。
しかし4月に入って獲れているのは、「小サバ」中心であって、辛うじてその中に「マサバ」が多めに推移してはいるものの、小田原方面を中心に「マアジ」の低空飛行が相変わらず続いている。
そして来週、盛期の5月を迎えるにあたり、いよいよ貧漁で終始する不安がますます拡大してきている。
春前の水産試験場の水揚げ予報では「アジ=多め」と出ていた気もするのだが、この際、皆で「ダンシング・クイーン」でも唄って、踊って忘れることに致しましょう。
posted by にゃー at 18:01| Comment(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月27日

半島に核なく魚市場に角あり

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:小サバ 2.6トン、サバ 250キロ、アジ 120キロ、ホウボウ 50キロ
「石橋」定置:小サバ 2.5トン、サバ 200キロ、アジ 120キロ、ホウボウ 45キロ
「 岩 」定置:イシダイ 80キロ、サバ 70キロ、スルメイカ 60キロ、アジ 50キロ
「原辰」定置:サバ 480キロ、小サバ 820キロ、アジ 140キロ
「江の安」定:サバ 40キロ ほか
「二宮」定置:ワラサ 90キロ、マイワシ 90キロ、サバ 90キロ、アジ 60キロ
「福浦」定置:イナダ 300キロ、サバ 190キロ、小サバ 190キロ、メジナ 100キロ、イシダイ 70キロ
「大磯」定置:サバ 900キロ、小サバ 600キロ、アジ 170キロ

伊豆方面からは、
「沼津底曳」:クロダイ 200キロ ほか
「宇佐美船」:生シラス 70キロ

東方面からは、
「江ノ島網」:アジ 130キロ、ヒラマサ 90キロ

「小サバ」増えました。「孫サバ」減りました。
「アジ」も若干増えました。対して「ワラサ」は減りました。
「イナダ」は「福浦」だけにありました。「ヒラマサ」全体、消えました。
「カクアジ(カイワリ)」は獲れてます。
なんだろう、この獲れ始めたかなと思うと獲れなくなったり、獲れないなと思うと急にドカンと来たり。そしてまたコロリと変わる海のご機嫌。
まるで北朝鮮外交の様な日々だが、「いつもそうじゃん」と言われれば、そうのような気がする。
要は喜びすぎない事、過度に期待し過ぎないこと。
しかし、決して関心を失わないこと。
posted by にゃー at 19:43| Comment(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月26日

半分、青い魚市場。

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:サバ 350キロ、小サバ 1.3トン、アジ 260キロ、ワラサ 80キロ、小ムツ 70キロ
「石橋」定置:アジ 90キロ、サバ 140キロ、ホウボウ 50キロ
「 岩 」定置:イシダイ 260キロ、ボラ 200キロ、アジ 60キロ、サバ 60キロ
「原辰」定置:サバ 400キロ、小サバ 860キロ、アジ 80キロ、メジナ 60キロ
「江の安」定:ヒラマサ 110キロ、サバ 210キロ、小サバ 300キロ
「二宮」定置:ウマヅラハギ 50キロ、イシダイ 40キロ
「福浦」定置:休漁
「大磯」定置:マイワシ 1.2トン、カタクチイワシ 110キロ、サバ 100キロ

伊豆方面からは、
「赤沢定置」:ヒラマサ 200キロ、小サバ 250キロ、サバ 180キロ
「川奈杉本」:サバ 50キロ ほか
「宇佐美船」:生シラス 120キロ

東方面からは、
「平塚定置」:アジ 40キロ、サバ 120キロ
「江ノ島網」:クロダイ 50キロ ほか

20180426_yellow.jpgいよいよ季節的な頃合い、黒潮の影響も含め、相模湾に廻ってくる回遊魚が増えてきたようだ。
「イワシ」、「サバ」、「アジ」・・重量的にまとまるのは皆、青魚であり、さらに今朝は「ワカシ」の姿が見えていた。今後ますますその量は増えるだろうし、割合も増してくるだろう。
20180426_akmt.jpg同じく、今朝は「米神」定置に珍しく「アカムツ」の姿があったが、まだまだ「イシダイ」、「ホウボウ」、「小ムツ」など白身の魚は安定して獲れてはいる。しかし、その割合は総量的に見ても徐々に拮抗してきたと言えるだろう。
今年は「アジ」にしても「サバ」にしても漁獲量が増えず、先日まとまった「マイワシ」にしても、今朝はガクンとその量を減らすなど漁も続かない傾向にある。
量も獲れないで、獲れた魚も続かないというような状況がこのまま続くようでは、そのうち、この業界の半分以上の人間の顔色が青くなってくる事だろう。
なんとしても、それだけは避けたいところである。
posted by にゃー at 16:02| Comment(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月25日

活カミナリイカ


20180416_0828koika.jpg
誰かに見られている気がする・・

👀👀👀👀👀👀👀👀👀👀👀

イカの胴体に散りばめられた
大小様々な目玉模様が強烈な印象

その紋様から

「モンゴウイカ」や「マルイチ」など

と呼ばれる事があるが、

正式名称は

「カミナリイカ」

という「コウイカの仲間」である。

全国的には「モンゴウイカ」の方が
通りが良いようであるが・・

⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡

「カミナリ」の名の由来は、
雷がゴロゴロなる季節に良く獲れたからとか、
雷の鳴る場所で獲れるとかということらしいが、
なんとなく一年中獲れているような気がする。

ただし群れる事は少ないようで、
獲れても一、二杯が網に入る程度である。

基本的には「コウイカ」と異なり
夏場が旬のイカである。

「コウイカ」の仲間の中でも
近海に生息する中では最大級で、
40センチ近くにもなるらしい。

同じ「コウイカ」の仲間には
次の種類が小田原周辺では良く獲れる

20180330_ko.jpg
模様の個体差が激しい「コウイカ(スミイカ)」

2013_shiriyake7.jpg
白点模様が特徴的な「シリヤケイカ」

他にも
ヒョウモンコウイカ」や「ヒメコウイカ」
などがいます。

利用としては「コウイカ」の仲間は
相場的にも区別なく取引されている
ようであるが、比較的大きめが人気。

定番の寿司ネタ、刺身や焼き物の他、
天ぷらや煮物、サラダなど、
イカとして万能である。

食感は他のイカとも比べて硬めの歯応えであるが、
身質のキメが細かく、独特の味わいがある。

初夏以降に出てくる
「コウイカ」の子どもは、
「新イカ」と呼ばれ、
旬の食材として
東京方面では高値で取引され、
夏の味覚と言われています。

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posted by にゃー at 18:02| Comment(0) | ギョッ!魚だらけの水泳大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月24日

銀鱗英雄伝説魚市場魚ーズ

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:ワラサ 100キロ、ウルメイワシ 80キロ
「石橋」定置:サバ 160キロ ほか
「 岩 」定置:スルメイカ 60キロ ほか
「原辰」定置:小サバ 370キロ ほか
「江の安」定:小サバ 300キロ ほか
「二宮」定置:マイワシ 4.2トン、イシダイ 200キロ
「福浦」定置:イナダ 380キロ、サバ 150キロ、ヒラマサ 100キロ
「大磯」定置:マイワシ 7トン ほか

伊豆方面からは、
「川奈釣船」:釣キンメダイ 80キロ

東方面からは、
「平塚定置」:マイワシ 580キロ

大島釣船・・・釣カツオ 130キロ、釣キハダ 210キロ

20180424_0540iws.jpg「マイワシ」が大漁とかけて
映画「ハン・ソロ」と解く
その心は・・
主役は「中羽ッカ」
posted by にゃー at 19:52| Comment(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする