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2018年04月23日

魚市場の底からこんにちは

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:サバ 280キロ、小サバ 250キロ、イナダ 90キロ、ホウボウ 50キロ
「石橋」定置:サバ 400キロ、スルメイカ 60キロ
「 岩 」定置:イシダイ 180キロ、サバ 110キロ、ヒラマサ 140キロ、小サバ 100キロ、スルメイカ 50キロ
「原辰」定置:サバ 70キロ ほか
「江の安」定:小サバ 310キロ、サバ 40キロ
「二宮」定置:イシダイ 430キロ、ブリ・ワラサ 80キロ、サバ 80キロ、イナダ 70キロ、ホウボウ 50キロ
「福浦」定置:イナダ 1.4トン、メジナ 370キロ、サバ 270キロ、ワラサ 70キロ、スズキ 70キロ
「大磯」定置:サバ 350キロ、小サバ 200キロ、カタクチイワシ 100キロ、アジ 70キロ

伊豆方面からは、
「山下丸網」:アジ 60キロ、小イサキ 60キロ
「川奈杉本」:アカカマス、クロダイ ほか
「南伊豆釣」:釣キンメダイ 100キロ

東方面からは、
「平塚定置」:マイワシ 280キロ
「江ノ島網」:クロダイ 75キロ ほか

和歌山船 ・・・ 釣カツオ 510キロ
         釣キハダ 1トン
         釣キンメダイ 270キロ

20180423_book.jpg今日が「サン・ジョルディの日」と知ってか知らずか、魚市場のとある岸壁に一冊の本。
誰だ?こんな所に本を置いたの?釣り人の忘れ物か、漁師の落とし物か。
そりゃ「本ガツオ」が大漁水揚げだからって、内容は・・・戦国もの?時代物?あまり面白そうではなかったか。
忙しかったので明日ゆっくり吟味するとして・・。
ということで、明日もあったらコチラで処分するので、持ち主は速やかに回収しておくよーに。
そういや魚の呼び名の中には、「カツオ」などのように似た魚が多い種類の場合、王道や主役である事を強調するかのように「本」の字を付けて呼称し、流通させる場合があるようだ。
主に魚屋などで用いられる事が多く、「本ムツ(ムツ)」や「本アジ(マアジ)」の他、「本カサゴ」、「本メバル」、「本アンコウ(キアンコウ)」、「本サバ(マサバ)」等々。定番と呼ばれる魚ほど「本」が付く場合が多いようだ。
また定番とは異なるが、中心という意味でも「本」の字は用いられ、特に地名で顕著であり、「本町」という地名は大抵の大きな自治体であれば、中心街もしくはその近くにあるのでは無いだろうか。
かく言う「(株)小田原魚市場」も、かつては小田原の中心街「本町」にあったことは、よく知られた事実であろう。
昔は港や岸壁もなく、砂浜の広がる海岸の一角であったそうだが、漁師や買い付けに来る魚商、市場や仲買関係者、さらには手伝う女衆、子どもたちで相当な賑わいだったらしい。
参考→「旧小田原魚市場跡」「かまぼこ通り今昔物語
どうせ一冊置いていってくれるなら、「日本魚類館」ぐらいにしてくれたらよかったのに。
posted by にゃー at 17:33| Comment(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする