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2018年05月11日

ヨロイザメ

20180220_yoroi2.jpg
☺マーク?

よく見ると目が四つある?

いえ、鼻の穴です。

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思わず「ガオー」

深海魚「ゴジラ」

なんて言われる、

黒いサメの正体

20180220_yoroi1.jpg深場の刺し網に掛かることのある深海性の「サメ」ですが、サメらしいサメと違って体は真っ黒だし、丸い顔にヒョロリと長い体をしており、古代のサメと知られる「ラブカ」にも通じる懐古主義的なスタイルをしております。

20180220_yoroi4.jpgとはいえ、歯列はギザギザとした漫画みたいに典型的なサメの歯をしており、この歯で獲物にがぶりと食いつき、肉を噛み切るのです。
その為、深場の刺し網に掛かった魚の中には、体の一部分が丸くちぎられた跡のある魚が揚がってくることがあり、それはほぼ間違いなく、網に掛かった後に、動けなくなった獲物がコイツや仲間の「ダルマザメ」の餌食になったものと言う事です。

大抵、太りが良かったり、
肉付きが良かったりと
利用価値の高い魚が
サメの餌食になる
傾向があるとか・・

つまり、
サメに食われた跡のある魚は、

間違い無く「美味しい」

ということが言えるそうです。

サメって
優秀な目利きだったのね


サメに喰われたくなかったら

ギスギスに痩せろって事ですか

そうですか
.
posted by にゃー at 21:26| Comment(0) | ギョッ!魚だらけの水泳大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ヨシキリザメ

20180511_kyoton.jpg
キョトーンですよ

まるで自分が何故ここにいるか
まるきり分かっていない模様・・

20180511_samesame.jpg
ドドンと横たわる青い巨体

夏になると「青魚」は
黒潮に乗って回遊してきたり、
暖かい海に誘われて
相模湾に顔を出すことが
知られていますが、

「青いサメ」も例外ではありません。

「青いサメ」と言えば・・

ストレートに「アオザメ」が
思い浮かぶ人もいる
と思いますが、

←「アオザメ」は
キバのような歯がズラッと並び
「ヨシキリザメ」の
小さめの鋸のような
歯と比べると
ナタと小刀くらいの
違いを感じます。

「アオザメ」の顔も
「ヨシキリザメ」の
つぶらな瞳とは異なって

かなりハングリーな目をしています。

見るからに「俺は危険だぞ」と言う
オーラを出して、
近付く者を圧倒します。

「ヨシキリザメ」は、
よりスマートな体をしており
顔は面長。
胸びれが長く伸びて、
体も細い。

上品な「ヨシキリ〜」に対し、

下品・・いや

おっかない「アオザメ」
と覚えましょう。

「ヨシキリザメ」は
全国的に水揚げ量が多く、
フカヒレの原料として
高級扱いされ、

気仙沼などでは活発に
取引されているそうです。

ちなみに
奥で横たわっている
灰色の物体は
メジロザメ科の
「クロヘリメジロザメ」
と思われます。
.
posted by にゃー at 20:59| Comment(4) | ギョッ!魚だらけの水泳大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

魚市場は健全な朝の営み

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:小サバ 1.6トン、サバ 300キロ、小ムツ 90キロ
「石橋」定置:小サバ 1.3トン、サバ 130キロ、小ムツ 40キロ
「 岩 」定置:小サバ 390キロ、サバ 180キロ、ボラ 160キロ、メジナ 180キロ、イシダイ 50キロ、アオリイカ 40キロ
「原辰」定置:小サバ 230キロ、サバ 100キロ、メジナ 60キロ、カタクチイワシ 50キロ
「江の安」定:アジ 50キロ、サバ 50キロ
「二宮」定置:サバ 500キロ、小サバ 130キロ、小サバ 130キロ
「福浦」定置:イナダ 900キロ、サバ 200キロ、ワラサ 180キロ、マダイ 50キロ、イシダイ 40キロ、小ムツ 40キロ
「大磯」定置:サバ 540キロ、アジ 140キロ、カタクチイワシ 270キロ

伊豆方面からは、
「山下丸網」:ワラサ 1.8トン、イサキ 180キロ、小ムツ 50キロ
「川奈杉本」:メジナ、アカカマス ほか
「宇佐美船」:釣アブラボウズ 150キロ、生シラス 150キロ

東方面からは、
「江ノ島網」:アジ 540キロ

和歌山船 ・・・ 釣キハダ 800キロ

20180511_shmaji.jpgまるで大判小判がザックザク♪
「天然シマアジ」があったり、
「極太イサキ」や「特大アオリイカ」など極上地魚がわっしわっし。
気が付けば「サバ」や「小サバ」の一色に染められつつある小田原周辺の海。
当然、定置網の水揚げもかくありなんという状況の下、輝く宝石を見つけ出す苦労もまた楽しと、買受人の人々は目をこらす。
20180511_folks.jpg寒の戻りもようやく終わり、いよいよ初夏の始まりかという週末。
天候も安定して、「イナダ」、「ワラサ」だけじゃないお宝が、明日もたっぷり待っている事だろう。
見つけようじゃないか。明日のおかずと今月の給料の元手を。
posted by にゃー at 16:22| Comment(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする