2018年06月19日

6/19 🐷 ⤴

20180619_0322.jpg
六月雨に

集めてイワシ

酒匂川


20180618_1159.jpg
かあいいの泳いでマス

20180619_clear.jpg
天気良くなった☀
posted by にゃー at 09:47| Comment(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月18日

小田原で獲れるエビの仲間


まず「海老」と「蝦」の違いについて


海中を歩くイセエビなどの
大型のエビを
「海老(蛯)」

2001_ab2.jpg

主に泳ぐクルマエビの仲間や
サクラエビなどを
「蝦(A)」と称します。

20180310_0558.jpg

今回、特集するのは

いわゆる「蝦」。

小田原漁港で見られる
蝦の仲間になります。
(特にクルマエビ科に属するもの)


ちなみに
冷凍で輸入されるエビの
主要種は、

ブラックタイがーや
バナメイエビが
よく知られていますが、

そのどちらも

クルマエビ科に属している

蝦の仲間になります。

--------------------------------------

クルマエビ
2018_krm.jpg

独特の縞模様は

遠くから見ても

それとハッキリ判る程。

見た目も良ければ
食べても美味い。

甘さは、
まるでデビュー直後の
郷ひろみの歌声の様だし

柔らかい歯応えは
上質の蒲鉾の様に
プリッとしている。

それでいてしっとり、
ふんわり仕上がる身質は
最高と言われる所以。

強烈なエビの風味は
輸入物とは
比較にならない程で

頭の味噌の滋味や
殻の薄さ、香ばしさ、
そのどれもが一級品。


クルマエビ科のエビ
全般に言える特徴であるが

刺身で良し、
焼いて良し、
茹でて良し、
揚げて良し、
あらゆる料理に万能で
間違いなく美味しい
エビたちばかりである。

中でも
「クルマエビ」は
そのどれもが
一位にランクされる
王様的存在である。

相模湾沿岸に生息する

「クルマエビ」は、

かつては
ひと網
数十〜百キロ
獲れたと言われ、

有数のエビの宝庫

であったが、

今やその面影すらない・・

寂しいことであるが、

現実である。

しかし
種は細々とつないでおり、

今でも時折、
定置網や刺し網に掛かる

100gを超える大物は
キロ単価5桁必至の

超が付く高級品である。

養殖の「クルマエビ」は
日々、沖縄や九州から
届けられており、
安定的に売っている。

オイシサも充分、
天然に匹敵するもので、
まずは養殖モノを
手に入れることをお奨めする。

--------------------------------------

フトミゾエビ
201310_futom1.JPG
相模湾で獲れる
黄色いエビといえば

この「フトミゾエビ」です。

頭頂部を前後に貫く
太い溝が名前の由来
201310_futom2.JPG

メタリカルな色彩は独特で、
その味わいも
エビらしい滋味に
溢れています。

刺し網や定置網で獲れますが、
滅多に獲れないので、見掛けたら
千載一遇のチャンスです。

めぐり逢った
この時を忘れない
ずっと ずっと
(by 白井貴子)

是非、
手に入れてみてください。

--------------------------------------

ウシエビ
2013_usshsh.JPG

いわゆる
地物の
ブラックタイガーです

相模湾にもいるんです

黒っぽい殻の色
赤い脚と甲羅の太い
クリーム色のバンドが
目印

東京湾が生息の北限とされ

刺し網や定置網で獲れるが、
やはり滅多に獲れません。

貴重な一本

獲れるときは
比較的大型が多い

そんな気がする〜

--------------------------------------

クマエビ
20180615_0605abc.jpg

九州などでは

「アシアカ(アカアシ)」など

呼ばれていますが、

インドネシア周辺の
天然物も輸入され
「イリアン・タイガー」や
「フラワーエビ」として
冷凍物が出回っています

味について
「クルマエビ」と比較して
「ル」の抜けた味
と良く言われるが、

言葉ひとつ足りないくらい
笑顔一つ忘れただけで
ほんのすこしの
すれ違いだけで
全部あきらめてしまうのか
(by B'z 稲葉浩志)

と言うくらい(?)に
味など比較するのは
もったいない話

最近は小型のものが
多少獲れることがあり、

唯一まとまる可能性を
秘めた種として
密かに期待している・・

--------------------------------------

ヨシエビ

小田原で
確認できたのは
この10年で

一本のみ

20170926_abichans.jpg

この写真の一番上
「ヨシエビ」
(下は「フトミゾエビ」
と「クマエビ」)
である。

日本での分布は
東京湾以南といわれ
瀬戸内海や
三河湾、伊勢湾
などで漁が行われている

近年は
その数の減少が
著しく、
一部では
幻となりかけている

積極的な
種苗放流も
行われているようで

その成果が
期待されている

関西では
「シラサエビ」の方が
通りが良い様である

--------------------------------------

いつからエビと言えば「ブラックタイガー」という時代になったのか、今では「バナメイエビ」が幅を利かせてきたと言っても、国産エビといえば養殖の「クルマエビ」が一部の高級店に流通する程度である。
一般家庭で「エビ」と言えば、スーパーで売っているパックされた頭のない冷凍エビが主流だろう。

昔から日本の沿岸各地で「エビ類」は獲れてはいたとしても、冷凍や流通技術の限界もあって漁師町の周辺でのみ消費されており、内陸部までその食文化を広げることは出来ず、戦後、その不毛地帯に入り込んだ冷凍輸入エビのインパクトは、想像以上のものであったろう。

その食文化を今さら変えることは出来ないが、その輸入されたエビを口にする中で、日本の海にも同類の「エビ類」が生息しており、その数を減らしつつある中、自分たちの暮らしている街の海でも「エビ類」を獲る為に底曳きや刺し網漁業が続けられていることを少しでも思い出して欲しいと願っている。

main@2x.png願わくば、ご当地へ出向き、そこで漁獲された「エビ類」を見つけ、その鮮度と地方の味覚を味わって欲しいとも思うのである。

それは小田原でも同じ事で、地魚だけではない相模湾の魅力がまだまだあることを知って、心の底から満喫して頂きたい、という願いにつながっているのである。
.
posted by にゃー at 16:40| Comment(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

魚市場のファントムスレッド

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:アカカマス 830キロ、小サバ 600キロ、サバ 360キロ、ワカシ 250キロ、サバフグ 150キロ、アジ 70キロ、イサキ 60キロ
「石橋」定置:ワカシ 320キロ、アカカマス 200キロ、アジ 130キロ、サバ 210キロ、サバフグ 100キロ、マルアジ 50キロ
「 岩 」定置:アカカマス 350キロ ほか
「原辰」定置:マイワシ 5.8トン ほか
「江の安」定:イワシ混 230キロ、カタクチイワシ 70キロ、ウルメイワシ 70キロ
「二宮」定置:イワシ混 620キロ、ワカシ 310キロ、サバフグ 170キロ、アジ 130キロ、サバ 80キロ
「福浦」定置:ワラサ 2トン、イナダ 650キロ
「大磯」定置:ワカシ 90キロ、サバ 60キロ

伊豆方面からは、
「網代定置」:サワラ 50キロ
「川奈杉本」:トビウオ、メジナ ほか
「沼津底曳」:マダイ 80キロ ほか

和歌山船 ・・・ 釣カツオ 1.2トン
大島釣船 ・・・ 釣キハダ 460キロ

20180618_0559srd.jpg久々に獲れたと思ったら、またすぐ消える危険をはらんだ妖しい魚。
儚い未来を予感させるかの様にか細い「生シラス」は、幽霊の様でもあり、幻の様でもある。
そんな「生シラス」を称して「幻の糸」と呼ぶのは、一部のPTAファンだけかもしれないが、こんな小さな魚にさえ翻弄される人々の交錯と商売の中で、20180618_azsy.jpg紡ぎ出される運命の糸が形作る人生と言う名の刺繍は、一人ひとりが咲いた小さな花の集合である紫陽花の模様と魚市場を重ねることになるであろうか?
posted by にゃー at 16:00| Comment(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月16日

夢に出てきそうな魚市場

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:イワシ混 400キロ、サバフグ 310キロ、ウルメイワシ 120キロ、サバ 70キロ
「石橋」定置:イワシ混 150キロ、サバ 170キロ、サバフグ 90キロ、カタクチイワシ 80キロ、ワカシ 50キロ、アジ 45キロ
「 岩 」定置:休漁
「原辰」定置:イワシ混 400キロ、カタクチイワシ 100キロ、ウルメイワシ 60キロ
「江の安」定:休漁
「二宮」定置:アジ 330キロ、サバ 430キロ、イワシ混 260キロ、アカカマス 80キロ、サバフグ 130キロ
「福浦」定置:ワラサ 3トン、イナダ 900キロ
「大磯」定置:アジ 60キロ ほか

伊豆方面からは、
「赤沢定置」:ワラサ 1.4トン、イサキ 230キロ、アカカマス 40キロ

和歌山船 ・・・ 釣キハダ 850キロ

20180616_0347wrsa.jpg「ワラサ」の大漁は、初夏の「福浦」の恒例行事。
雨で濁る港と冷めた空気は、梅雨の常。
先週の5号とは真逆の鈍行台風6号は、日曜には温帯低気圧への降格予想が出ており、そのまま月曜の相模湾接近を視野に警戒と緊張を継続させ、同時に漁獲低迷と出漁リスクの板挟みに多くの人を気絶するほど悩ませている。
しかも来週の天気予報は雨一色で、梅雨らしいと言えばそれまでだが、地球の反対側に盛り上がりを全て持って行かれてしまったかのような冷え込みと市況の減速を予感させ、喜ぶ紫陽花とアマガエルに嫉妬しつつ、貴重な明日(日曜)の晴れ間をどう活かすか・・。
まずは喫緊の課題として、私の前に大きく立ちはだかっている。
posted by にゃー at 20:55| Comment(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月15日

こうみえても魚市場なんです

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:サバ 170キロ、サバフグ 80キロ、アジ 60キロ、イサキ 60キロ
「石橋」定置:ワカシ 220キロ、アジ 110キロ、サバフグ 120キロ、ウルメイワシ 80キロ
「 岩 」定置:イワシ混 200キロ、サバフグ 130キロ、アジ 50キロ、イサキ 60キロ
「原辰」定置:ワカシ 100キロ、ウルメイワシ 60キロ、アジ 40キロ、カタクチイワシ 40キロ
「江の安」定:小サバ 100キロ、カタクチイワシ 70キロ
「二宮」定置:休漁
「福浦」定置:ワラサ 1.3トン、イナダ 360キロ、イワシ混 800キロ
「大磯」定置:サバ 80キロ、カタクチイワシ 50キロ

伊豆方面からは、
「沼津底曳」:マダイ 140キロ ほか
「網代定置」:アカカマス 180キロ、ワラサ 75キロ
「南伊豆船」:釣キンメダイ 140キロ

20180615_raining.jpgさみしい水揚げ、さみしい天気。
さみしい熱帯魚。
梅雨らしい雨と再びの台風接近で、週末から週明けにかけ天気も水揚げも下り坂予想。
この週末、盛り上がるのはトヨタとその周辺だけかもしれないな。
posted by にゃー at 15:29| Comment(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月14日

グループ魚市場は混戦必至!

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:イワシ混 1トン、アジ 660キロ、アカカマス 270キロ、ワカシ 300キロ、サバ 140キロ、ウルメイワシ 70キロ、サバフグ 140キロ
「石橋」定置:アカカマス 1トン、ワカシ 300キロ、サバ 220キロ、サバフグ 150キロ、イサキ 130キロ、イワシ混 150キロ
「 岩 」定置:アカカマス 650キロ、アジ 280キロ、ワカシ 80キロ、サバフグ 80キロ 
「原辰」定置:イワシ混 1.6トン、アジ 100キロ、カタクチイワシ 40キロ
「江の安」定:イワシ混 2.1トン、アジ 90キロ、アカカマス 50キロ
「二宮」定置:イワシ混 1トン、イサキ 100キロ、アジ 50キロ
「福浦」定置:ワラサ 970キロ、イナダ 500キロ
「大磯」定置:アジ 130キロ、サバ 630キロ

伊豆方面からは、
「網代定置」:アカカマス 2.3トン
「山下丸網」:イサキ 410キロ、ワラサ 520キロ
「川奈杉本」:アカカマス 90キロ
「南伊豆船」:釣キンメダイ 120キロ

東方面からは、
「平塚定置」:アジ 280キロ

毎朝、港で繰り広げられる「小田原地魚ワールドカップ」。
いよいよ開幕です。
何と言っても今朝の主役を飾ったのは「カナリア軍団」とも言うべき「カマス(ネイラカマス)」たち。
今年は出遅れた感があったものの、ピークを大会に持ってきたと考えれば、本命と言わざるを得ない。
しかし春から夏にかけて旬を迎える魚たちにも勢いがあって、今や非常に拮抗した水揚げを争っており、大混戦を繰り広げそうな様相を呈している。特に「母国」の誇りを胸に挑む「小田原アジ」は、怪物級の実力を持っており、決勝に勝ち進む実力は折り紙付きである。
20180614_waksd.jpg一方で春の「生シラス」豊漁を受け、ここに来てカテナチオが続く「アズーリ」こと「イワシ」たちや、現われた新星「ワカシ」の他にも、レギュラーである「無敵艦隊・ワラサ」や「オレンジ軍団・イサキ」も準備万端整っており、良い戦いをする事だろう。
さらに旬は外れるが意外に存在感ある「赤い悪魔」こと「キンメダイ」も虎視眈々、さらに「スーパーイーグルス」を思わせる黒い巨体が迫力の「アブラボウズ(オシツケ)」も侮れず、伊豆方面の釣りものも注目。
加えて現在低迷しているが、無視できない存在となるのが「マサバ」と「ゴマサバ」という種の壁を乗り越えた「ゲルマン魂」を持ち合わせる「サバ」であろう。本来、最も安定した水揚げが期待できる魚として代表されるが、このところの不振がいつ覆るか、注意しておいて損はないだろう。
そして、暑くなったときに出しゃばるのが「相模湾の虎」こと「シイラ」である。彼らが勢いづくと、手が付けられない程になることがあるので、注意である。が、今のところ存在感はナシ。
期待の「サムライブルー」、「トビウオ」であるが、年によっては大漁という「定置網の奇跡」の過去もあるので、大穴として付け加えておく。
posted by にゃー at 22:05| Comment(1) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする