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2018年06月05日

自分にご褒美!魚市場

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:カタクチイワシ 500キロ、サバ 190キロ、小サバ 180キロ、アジ 170キロ
「石橋」定置:アジ 930キロ、カタクチイワシ 420キロ、マルアジ 90キロ、コノシロ 80キロ、サバ 50キロ
「 岩 」定置:サバ 160キロ、アジ 80キロ、カタクチイワシ 50キロ
「原辰」定置:マイワシ 600キロ、カタクチイワシ 450キロ
「江の安」定:カタクチイワシ 420キロ、マイワシ 50キロ
「二宮」定置:カタクチイワシ 670キロ、ワラサ 70キロ、アジ 60キロ
「福浦」定置:休漁
「大磯」定置:アジ 320キロ、サバ 900キロ、小サバ 720キロ

伊豆方面からは、
「山下丸網」:ワラサ 330キロ、小ムツ 50キロ
「伊東釣船」:釣キンメダイ 30キロ

20180605_0431.jpg夜が明けた頃に一報。
今日も「福浦」で「ワラサ」大漁か!?
しかし、聞こえてきたのは「休漁」の二文字。
おっとどっこい「ワラサ」がない。
ところがどっこい「山下丸」で獲れてきた。
それでもやっとこ300キロ。
あわてないあわてない。
一休み一休み。
posted by にゃー at 13:26| Comment(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月04日

ヒコちゃんに叱られる魚市場

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:カタクチイワシ 1.3トン、アジ 360キロ、サバ 260キロ、サバフグ 140キロ、小サバ 250キロ、アカカマス 370キロ、マイワシ 60キロ、マルアジ 80キロ、ウルメイワシ 80キロ
「石橋」定置:アジ 770キロ、サバ 450キロ、カタクチイワシ 300キロ、アカカマス 170キロ、マルアジ 50キロ、ウルメイワシ 50キロ
「 岩 」定置:カタクチイワシ 1.2トン、サバ 230キロ、アジ 200キロ、アカカマス 80キロ
「原辰」定置:マイワシ 680キロ、アジ 240キロ、サバ 120キロ、カタクチイワシ 230キロ
「江の安」定:カタクチイワシ 200キロ、アジ 170キロ、アカカマス 85キロ、
「二宮」定置:アジ 580キロ、サバ 410キロ、アカカマス 230キロ、マルアジ 60キロ、ホウボウ 50キロ
「福浦」定置:ワラサ 1.8トン、イナダ 1.2トン
「大磯」定置:小サバ 1.4トン、ワラサ 450キロ、アジ 720キロ、サバ 670キロ、カタクチイワシ 70キロ

伊豆方面からは、
「真鶴定置」:イナダ 250キロ、ワラサ 70キロ
「川奈杉本」:クロダイ 40キロ、メジナ 80キロ
「南伊豆釣」:釣キンメダイ 240キロ、釣オオクチイシナギ 110キロ

東方面からは、
「平塚定置」:アジ 50キロ

20180604_hico.jpgヒコちゃんとは誰?
決して「広瀬香美」の略ではない。
小田原では「カタクチイワシ」のことを「ヒコイワシ」と(他にシコイワシ・セグロイワシとも)言い、彼らは常に大海のアチコチを回遊しながら、「生シラス」として漁獲されたり、大型魚や鳥の餌になったり、餌事情や産卵期によって「彦麿呂」の様に痩せたり太ったりを繰り返し、大きくなったら年に数回の産卵をして、なんだかんだ逃げ回ってロードムービーのような一生を終える(通常2〜3年)。
魚の世界にとって食物連鎖の底辺を支える重要種であるだけでなく、とかく軽視されがちな小魚であるが、人間にとって経済的に重要な魚として知られている。
多くの場合、漁獲されるときは大量にまとまって獲れ、鮮魚出荷やすり身、煮干し需要の他、飼料用としてまとめて流通するが、その時の単価のイメージでどうしても安い魚とみられがちだが、高鮮度のものは刺身でも食べられ、さらに唐揚げや天ぷら、酢の物や干物、他にもたたみいわしや目刺し、田作り、アンチョビなど、利用の幅は広く、単価の低い魚の割に、活用範囲の広い万能魚であり、庶民の味方として広く愛されている魚でもある。
201806_shinda_me.png小魚がいれば、それを追って大きな魚が回遊してくるのは当然として、それに伴って漁獲が上がり、市場にも活気と仕事をもたらせてくれるという意味で、我々にとっても絶対に無視できない重要な魚なのである。
これぐらい言っておけば「ボーっと生きてんじゃねえよ!」と叱られずに済むだろうか。
posted by にゃー at 20:45| Comment(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ウオノコバン

20180604_08ms.jpg
今朝の「マアジ」に寄生

「ウオノエ」は、魚の口の中
「ヤドリムシ」は、魚のエラの内側など
「ウオノコバン」は、魚の外側全般 
「メナガグソクムシ」も、魚の外側
↑寄生↑
-------------越えられない壁------------
「オオグソクムシ」は、
魚の死骸などを食性



「ウオノコバン」は

地味に魚の側面や

頭部、尾部に寄生しており、

魚の体液を吸っている。

結構、寄生する魚の幅は広く、
「アジ」や「カマス」、
「イワシ類」などに
付いているのを見掛けるが、

付いているのは
数百キロいる群れの中の
1〜2匹であり、

我々にとっては

見つけるとラッキー♪

くらいの存在である。

ごく稀に
2〜3匹に寄生されている
魚を見つけたときなんざ、

哀れよの〜

と言って
取り除いたりしてやる
のだが、

死んでから
取らても
何もありがたくないだろう。

ま、見た目に気持ち悪いので、
取り除くようにしているが、

比較的、沿岸性の魚に
寄生していることが
多いようだし、

「サバ」に付いていた
記憶はない・・
(スピードが速く追いつかない?)

20180604_copan.jpg寄生する際には、何本も生えているかぎ爪のある脚でがっちりと付着しており、簡単には剥がれない。
剥がすと魚の表面は擦り傷のような跡になっていて、充血していたりする。

かつて研究対象として
「ウオノコバン」を選び、

その寄生生態を解明しよう
とされていた
研究者がいた

と思うが、

その後、
どうなったか。

いや、特に関心はない
.
posted by にゃー at 20:19| Comment(2) | ギョッ!魚だらけの水泳大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

イソスジエビ

20180531_onbu.jpg
えっ?これは「イセエビ」
じゃないかって?

よ〜く、背中をご覧下さい。

いるでしょう

灰色の尖ったのが・・

一匹の海老です。

名前を
「イソスジエビ」と
申します。

日本近海の磯や沿岸に

一般的に生息する

普通種です。

どうして
こんな所にいるのかって?

おそらく
海水汲み上げポンプ
に巻き込まれ、

配管を流れ流れて
活魚イケスに入り、

大冒険の疲れを
「イセエビ」の
背中で癒やしていた
のでしょう(?)

よくまあご無事で。

食用利用などの
経済的利用は
されないようですが、
一部、活け餌として
釣り等に利用される
ことがあるようです。

港の岸壁や潮だまりで
見つけたら
遊んでやってください
.
posted by にゃー at 11:27| Comment(0) | ギョッ!魚だらけの水泳大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月03日

コノシロ

20180602_kono46.jpg
魚偏に祭、魚偏に冬

魚偏にLED

光り物の代表選手
「コノシロ」

本来なら
初夏の味覚
「コハダ」を
紹介すべき季節
ですが、

今年はなぜか
今、

「コノシロ」が
獲れてます。

本当なら

「シンコ」6〜7月

「コハダ」7〜8月

「ナカズミ」9〜10月

「コノシロ」11月〜

と成長につれて
漁獲され、
名前と旬の変わる
出世魚ですが、

今年はいきなり
「コノシロ」です

新人じゃないって事は
「即戦力」!?

いえ

どちらかというと
「コノシロ」の世界では

新入社員が尊ばれ

老害社員は
「骨っぽい」とか
「食べにくい」と嫌われ、

今や

人気の無い魚

上位

にランクされて
しまいます

昔は
酢の物や江戸前寿司
の定番で、

なくては
ならない魚
だったのですが、

今では
めっきり
人気がなくなりました・・

その昔
「我が児の身代わり」

「子之代」=「コノシロ」
と呼ばれた魚が

「サーモン」等に
定番ネタの座を
奪われている
のでしょうか?

まさか
「赤肉メロン」を
「コノシロノシロ」
と呼ぶ日が来る
わけじゃない
ですよね?
.
ラベル:定置網漁業 地魚
posted by にゃー at 00:37| Comment(0) | ギョッ!魚だらけの水泳大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月02日

魚市場が見逃せない

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:カタクチイワシ 600キロ、アカカマス 230キロ、アジ 140キロ、サバ 700キロ、小サバ 500キロ、コノシロ 180キロ、サバフグ 90キロ
「石橋」定置:アジ 850キロ、小サバ 440キロ、アカカマス 640キロ、サバ 100キロ
「 岩 」定置:カタクチイワシ 1.2トン、アカカマス 300キロ、アジ 130キロ、サバ 150キロ
「原辰」定置:カタクチイワシ 2.6トン、マイワシ 220キロ、サバ 50キロ
「江の安」定:カタクチイワシ 820キロ ほか
「二宮」定置:カタクチイワシ 370キロ、アカカマス 80キロ、サバ 60キロ、アジ 50キロ
「福浦」定置:ワラサ 1.8トン、イナダ 230キロ
「大磯」定置:サバ 500キロ、マイワシ 160キロ、カタクチイワシ 180キロ、アジ 70キロ、小サバ 60キロ

伊豆方面からは、
「川奈杉本」:メジナ 100キロ ほか
「赤沢定置」:イサキ 120キロ、小サバ 350キロ
「宇佐美釣」:釣アブラボウズ 50キロ
「南伊豆釣」:釣オオクチイシナギ 90キロ
「沼津底曳」:マダイ 50キロ ほか

「カタクチイワシ」の群れは、相模湾の西方を跋扈中。
「アジ」、「カマス」共にその勢いに制圧され行き場を失いつつあり、「サバ」ですらその存在感を示せないでいる。そんな中、「石橋」定置で「小田原アジ」がまとまったのは救いであり、希望である。
そして「真鶴」半島の向こう側である「福浦」定置では、「ワラサ」と「イナダ」の好漁が続いており、気を吐いている状態。
しかし「イワシ」はそこにはいないのか、あまり口の中にも「イワシ」は入っておらず、更に(季節的にいつものことではあるが)「ワラサ」も痩せ気味である。
今年は「ブリ(ワラサ)」が低調に終わった相模湾、辛うじて「福浦」だけがその実績を残した格好になりそうで何よりだ。
そんな時、重宝なのが伊豆沿岸の地魚。今朝も「イサキ」や「メジナ」を中心に入荷。「イシナギ」や「アブラボウズ(オシツケ)」もあって我々を満足させてくれ、本格的な夏を前にして今後の安定、定番化が期待されている。
posted by にゃー at 23:55| Comment(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする