小田原魚市場水揚げ概況
「米神」定置:ヤマトカマス 200キロ、小イサキ 120キロ、サバ 60キロ
「石橋」定置:ヤマトカマス 1.3トン、小サバ 550キロ、アジ 320キロ、イナダ 150キロ、サバ 50キロ
「 岩 」定置:ヤマトカマス 240キロ、サバ 200キロ、シイラ 200キロ、小サバ 470キロ、アジ 80キロ
「原辰」定置:休漁
「江の安」定:休漁
「二宮」定置:休漁
「福浦」定置:休漁
「大磯」定置:アジ 80キロ、小イサキ 250キロ、マイワシ 320キロ、サバ 120キロ
伊豆方面からは、
「川奈杉本」:シイラ、マルソウダ ほか
台風明けとなった今朝、予想通り「小イサキ」の漁獲もありながら、そこかしこで「小アジ」がワンサカ娘。
「小田原アジ」は100g前後が一番人気と言われたが、今朝の主流は60/80g。
いくら何でも小さいかと思ったが、背に腹を代えられるはずもなく、大きい順に軒並み高値のエスカレーション。
不漁と休漁続きの晩夏に来る「アジ」の恵みがいじらしい。
昔はもっと量が獲れて、もっと大きいサイズが獲れて、もっと売れる時季に獲れて、もっと高値が付いて・・・懐古主義に囚われた人間の言葉もまたいじらしい。
獲れないモノを追っかけるのはヤメ、現実を直視し、今の恵みと本気で向き合うことができなきゃ、魚屋辞めた方がよっぽど早い・・とヤモリが申しておりました。
今日のイセエビ ・・・ 30キロ
2018年08月25日
ボウズコンニャク
この世界で
「ぼうずコンニャク」
と言やあ
知らない人はいない
程の
超定番魚図鑑サイト
の
運営者として
有名だが、
かの氏は
小田原にも
所縁が深く、
年に数度、
魚市場に
足を運んできては
めぼしい魚を物色し、
買い付ける
などしている。
その名前の
由来
となった魚
であるが、
名前の
特異性と共に
魚自体も実に
マニアック。
滅多に定置網で
獲れるわけでも
無いし
市場に流通する
わけでも無い。
氏の名前が
魚の名前由来である
ことを
知っている人の方が
少ないのかもしれない
と言う程の
マイナー魚。
相模湾にも
分布するとされているが
やはり見掛ける頻度は
人間同様、
年に数度が
良いところ。
大きくても
「マアジ」程の個体が
獲れたことはあるが、
近年
小さい個体が
多い様だ
身には脂があり、
繊細な味が
干物にすると抜群で
非常に美味しいと
聞いたことがあるが、
干物にする程
獲れたことが無いので
未開拓の味である。
某干物屋さんに
獲れたら教えて
と言われたことがあるが、
未だかつて
紹介したことはない・・
いつしか
カゴ一杯の
「ボウズコンニャク」と
出会いたいモノだ。
人間の方は
出会うと
バッチをくれるが、
魚の方は
どんな未知の体験を
くれるのだろう?