魚体中骨抜き器販売中

2018年09月13日

サギフエ

20180913_saggy.jpg
サギと聞いて、

「ちょっとその電話待って」
と呼びかけた
アナタの対応は、

間違ってはいない。

ただし、
ここの「サギ」は

「オレオレ詐欺」でもなく
「架空請求詐欺」でもなければ、
「振り込め詐欺」でもない。

「サギ」は「鷺」の事であり、
「フエ」は「笛」の事。

すなわち
「サギフエ」とは

魚の事である。

沼津にある
「沼津港深海水族館」の
メイン水槽内で

無数に泳いでいる姿を
覚えている方も
おられるかも知れないが、

その独特な形態と泳ぎ方
群れている姿は
インパクトがある。

日本近海の
ちょっと深めの海に
群れで棲んでおり、

伊豆周辺の
定置網や底曳網では
見掛けることの多い
魚である。

しかし
定置網に入る魚は
サイズが小さい
(5センチ前後)
事が多いのだが、

今朝の底曳網で
獲れた個体は

15センチと
二回りも大きく、

これ
喰えるんじゃないか?

と真剣に思わせる
個体であった。

それでも
産地などでも
食用に利用されることは

少なく、

活魚であれば
水族館などで
人気の有る魚だが、

漁港周辺では、
もっぱら
岸壁に投げ捨てられる
運命の魚である。

唯一、
利用されるとすれば

子ども達が落ちている
「サギフエ」を
拾い上げ、

手裏剣の様に
まっすぐに投げ、

発泡スチロールや
柔らかい段ボールなどに
突き刺して遊ぶ
くらいだとか。

※よい子は決して人に向けて
投げてはいけません
.
posted by にゃー at 16:54| Comment(0) | ギョッ!魚だらけの水泳大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

我ら国境なき魚市場団

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:小サバ 1.1トン、ヤマトカマス 530キロ、イナダ 120キロ、マルソウダ 120キロ、サバ 100キロ、ショウゴ 65キロ、ヘダイ 65キロ
「石橋」定置:小サバ 1.3トン、ヤマトカマス 1.4トン、アカカマス 380キロ、小イサキ 250キロ、マイワシ 90キロ
「 岩 」定置:休漁
「原辰」定置:休漁
「江の安」定:休漁
「二宮」定置:マイワシ 2.1トン、小サバ 730キロ、ショウゴ 200キロ、ヤマトカマス 95キロ、サバ 150キロ、小イサキ 150キロ
「福浦」定置:シイラ 1.4トン、サワラ 530キロ、カツオ 380キロ、小サバ 850キロ、マイワシ 550キロ、サバ 300キロ、メジマグロ 210キロ、ヒラソウダ 150キロ
「大磯」定置:小サバ 150キロ、マイワシ 40キロ

伊豆方面からは、
「真鶴定置」:イナダ 280キロ、ヒラソウダ 45キロ
「網代定置」:ヤマトカマス 1.8トン、アカカマス 490キロ
「沼津底曳」:アカムツ、ヤリイカ ほか

東方面からは、
「平塚定置」:アジ 60キロ ほか

世界で頑張る大和撫子。
小田原で踏ん張る「ヤマトカマス」。
20180913_0242.jpg「カツオ」や「サワラ」、「メジマグロ」山と積まれた「マイワシ」、「小サバ」。
明日も大漁、疑い無ければ、あとは野となれ、山となれ。

今日のイセエビ ・・・ 100キロ
posted by にゃー at 14:37| Comment(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月11日

ブーイングをかわす魚市場

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:小サバ 730キロ、サバ 240キロ、マイワシ 160キロ
「石橋」定置:小サバ 740キロ、マイワシ 640キロ、ヤマトカマス 80キロ
「 岩 」定置:休漁
「原辰」定置:休漁
「江の安」定:休漁
「二宮」定置:小サバ 1.1トン、小イサキ 410キロ、マイワシ 570キロ、サバ 100キロ
「福浦」定置:小サバ 1トン、マイワシ 900キロ、サワラ 410キロ、サバ 420キロ、シイラ 160キロ、マルソウダ 120キロ
「大磯」定置:マイワシ 1.2トン、小サバ 220キロ

東方面からは、
「平塚定置」:アジ 50キロ

20180911_0331.jpg20180911_0304.jpg今年一番の脂乗りで支持を集めた「マサバ」も今朝は大きくその数を減らし、やれ「少ない」だの。「高い」だの。「獲れないじゃないか」だの。不平の声がチラホラと。中には「堀江淳」かってくらいの一発屋との評価まで。
20180911_0548.jpg文句を言う前に「魚が獲れる」イメージと「魚が美味しい季節」の喜びをもって「魚を売り」に街へ行くべし。
魚が無いのに売りに行けない?獲れなかったら、獲れてる魚を売るしかない。何故ってそれが魚屋だから。
あとはその宝の価値をいかに認めさせるか。それは力尽くじゃない、あくまでも自然の流れ。
20180911_0603.jpg腹が減れば、人はモノを口に入れる。魚が食べたくなれば、魚を食べる。人間が電池で動く時代になるまで、その営みは変わることはないだろう。
あとは天に祈って叫ぶのみ、1980年の「松村和子」の様に。

今日のイセエビ ・・・ 15キロ
posted by にゃー at 17:35| Comment(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月10日

魚市場に流れるサバ・ソング

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:小サバ 1.5トン、サバ 620キロ、小イサキ 60キロ
「石橋」定置:小サバ 1トン、ヤマトカマス 140キロ、小イサキ 60キロ
「 岩 」定置:休漁
「原辰」定置:休漁
「江の安」定:休漁
「二宮」定置:小サバ 400キロ、アジ 180キロ、小イサキ 60キロ、サバ 50キロ
「福浦」定置:シイラ 1.1トン、サゴシ 1.2トン、マイワシ 400キロ、小サバ 400キロ、ヒラソウダ 330キロ、サバ 160キロ、アジ 60キロ、メジマグロ 70キロ、カツオ 50キロ
「大磯」定置:小サバ 200キロ、マイワシ 70キロ

伊豆方面からは、
「網代定置」:イナダ 360キロ

東方面からは、
「平塚定置」:アジ 60キロ ほか

♪まわれまわれ 相模湾で
もう決して止まらないように
脂乗り出したマサバで
ササササーバ、サーバ・ソーング!
Wanna Make 味噌煮, Wanna Make 〆サバ
Wanna Make 塩焼き, Wanna Make 唐揚げ
Hey 秋サバは嫁に食わすな Baby…

今日のイセエビ ・・・ 25キロ
posted by にゃー at 12:42| Comment(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月08日

コンコルド効果に陥る魚市場

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:サバ 2.2トン、小サバ 2.4トン、マイワシ 1.3トン、ヘダイ 150キロ、ウルメイワシ 110キロ、ヤマトカマス 100キロ、イナダ 80キロ
「石橋」定置:小サバ 1.1トン、ヤマトカマス 200キロ、ヒラソウダ 120キロ、マイワシ 120キロ、ハガツオ 150キロ、サバ 90キロ、カツオ 70キロ
「 岩 」定置:ハガツオ 200キロ、小サバ 550キロ、マイワシ 600キロ、サバ 180キロ、シイラ 70キロ、マルソウダ 50キロ、ヤマトカマス 60キロ
「原辰」定置:休漁
「江の安」定:休漁
「二宮」定置:休漁
「福浦」定置:サゴシ 3.5トン、サワラ 50キロ、シイラ 400キロ、マイワシ 2.5トン、小サバ 1.9トン、サバ 220キロ、ハガツオ 190キロ、カツオ 190キロ、メジマグロ 120キロ、ヒラソウダ 410キロ、アジ 40キロ
「大磯」定置:休漁

20180908_0344.jpg朝一番の「キツネメバル」に各地で豊漁「キツネガツオ(ハガツオ)」、そして夜が明けたらキツネの嫁入り。
20180908_0419.jpg赤いキツネの様な赤身の魚たちと、緑のたぬきのような「マサバ」の背中に染まった定置網だったが、「福浦」だけは「サワラ」の威を借るキツネのような「サゴシ」がてんこ盛り。
20180908_0658.jpg引き続き、キツネに小豆飯と言うくらいの絶品「マサバ」は好調に獲れており、好評が注文を呼び、注文が値をキツネ目のように吊り上げる好循環。
20180908_0713.jpg「ナガスミヤキ(クロタチカマス)」も獲れ続けたり、白露の日に一気に大きくなった「ヘダイ(シロダイ)」が獲れるなど、いつの間にやら海は一気に秋真っ盛り。猛暑が続いてると思いきや、獲れる魚は一気に夏を追い越し、追い抜いていた。
そんなキツネにつままれたような一日、ジミヘンの「Foxy Lady」を聴きながら帰途につく。

今日のイセエビ ・・・ 20キロ
posted by にゃー at 22:44| Comment(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月07日

魚市場っ子、純情物語

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:サバ 2.6トン、小サバ 5トン、ヤマトカマス 270キロ、ヒラソウダ 60キロ
「石橋」定置:休漁
「 岩 」定置:サバ 3トン、小サバ 1.8トン、マイワシ 3.3トン、カツオ 130キロ、マルソウダ 110キロ、ヤマトカマス 140キロ、シイラ 50キロ
「原辰」定置:休漁
「江の安」定:休漁
「二宮」定置:休漁
「福浦」定置:イナダ 840キロ、小サバ 200キロ、メジナ 110キロ、メイチダイ 100キロ、マダイ 50キロ、チダイ 40キロ、ヘダイ 50キロ、サバ 40キロ
「大磯」定置:小サバ 90キロ ほか

東方面からは、
「平塚定置」:アジ 120キロ ほか

20180907_0836.jpg美味しいモノには目のない私。
目立って良くなってきた「マサバ」にイチコロ。
先日の輪切り「脂ノリノリ・マサバ」がでっかくなっちゃったとばかりに、500g up で再登場。
相模湾に「マサバ」豊漁ルーティンがやってきたという噂は本当だった。
20180907_0545.jpg美しく銀メッキされたボディは、脂の表面張力で皮目をうっすらと膨らませて、それはもう垂涎もの。
つややかぷるるんボディは、夏の「マサバ」とは明らかに違う。
今年は本物。
この秋こそ、じみん党(地魚みんな大好き党)総裁「アジ」氏に代わる「マサバ」茂る新総裁の誕生もあるのかもしれない!?

今日のイセエビ ・・・ 25キロ
posted by にゃー at 19:05| Comment(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする