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2019年11月16日

魚市場じゃ満足できない

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:メアジ 320キロ、ウルメイワシ 320キロ、サバ 80キロ、アカカマス 70キロ
「石橋」定置:ヤマトカマス 350キロ、メアジ 230キロ、アカカマス 170キロ、サバ 100キロ、ウルメイワシ 80キロ、イナダ 70キロ
「 岩 」定置:カタクチイワシ 200キロ、メアジ 170キロ、シイラ 150キロ、アカカマス 140キロ
「原辰」定置:メアジ 100キロ、アカカマス 100キロ、シイラ 120キロ、ショウゴ 50キロ
「江の安」定:シイラ 150キロ、カタクチイワシ 60キロ、メアジ 50キロ
「二宮」定置:休漁
「福浦」定置:ワカシ 220キロ、サバ 280キロ、小サバ 800キロ、シイラ 120キロ
「大磯」定置:アジ 60キロ、小サバ 320キロ

伊豆方面からは、
「真鶴定置」:クロタチカマス 120キロ ほか
「真鶴釣船」:釣ワラサ 60キロ ほか

東方面からは、
「平塚定置」:アジ、ニベ ほか
「片瀬沖曳」:生シラス 100キロ

小田原釣 ・・・ 釣ワカシ 60キロ

20191115_132123.jpg新しい駅が開業するから山手線が一部区間運休ですって?
できあがるのはまだ先だというのに都会の人は大変だ。
小田原じゃあ一足お先に、新駅開業のお知らせですってば。
「漁港の駅」が開業したら、早川が小田原の山ノ手になる日も近い?
さらに世間の女子同様、ニノロスにむせび泣いているのは小田原も同じ、突然の台風で長い休漁に入ってしまった「二宮漁場」の存在感は、「アジ」がなくなった今、ますます身体に染み入ってくる。

もっと素直に市場の
アジを信じて欲しい

一緒に食べたいよ
できるものならば

誰かアジの塩焼き
そして旨いだなんて

アジだけに本当の
味を占めてきた

アジない時間が
アジ育てるのさ

目をつぶれば
欲しくなる

メアジとアオアジの
境を決めた以上
もう高値も平気

よろしく
アジ執(シュウ)〜

安井かずみの詩。華やかなその人生は、まさに小田原の魚の豊かさを表現しているかのようですらある(無責任)。
posted by にゃー at 16:43| Comment(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月15日

魚市場に赤誠を尽くす

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:イナダ 1.1トン、サバ 260キロ、ウルメイワシ 270キロ、メアジ 120キロ、カタクチイワシ 80キロ
「石橋」定置:アカカマス 240キロ、ウルメイワシ 290キロ、ヤマトカマス 150キロ
「 岩 」定置:ウルメイワシ 150キロ、ワカシ 70キロ、シイラ 50キロ
「原辰」定置:ワカシ 200キロ ほか
「江の安」定:休漁
「二宮」定置:休漁
「福浦」定置:オオニベ 100キロ、ショウゴ 70キロ、小サバ 70キロ、メジナ 60キロ、カゴカキダイ 50キロ
「大磯」定置:小サバ 1トン、サバ 170キロ、マルアジ 100キロ、アジ 60キロ

伊豆方面からは、
「網代定置」:アカカマス 340キロ

東方面からは、
「平塚定置」:アジ 70キロ

11月15日は、よい子なら知ってる「いいインコの日」。
「インコ」で魚とくれば、「Parrot Fish」。
インコのようなくちばしの持ち主「ブダイ」の事ですね。
IMG_20191115_054249.jpg今朝は見掛けなかったようですが、小田原ではなぜか「ブダイ」の仲間として扱われてしまう「イラ」が一匹だけ定置網におりました。
「イラ」は英語で「Choerodon azurio」。
「Choerodon」は、豚の歯を持つ魚の意味だそう。
posted by にゃー at 15:20| Comment(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月14日

あなたの知らない魚市場

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:ウルメイワシ 1.8トン、アカカマス 370キロ、マルソウダ 380キロ、イナダ 400キロ、サバ 140キロ
「石橋」定置:ウルメイワシ 1.3トン、アカカマス 470キロ、ヤマトカマス 270キロ、マルソウダ 370キロ、イナダ 180キロ、サバ 170キロ、マンボウ 50キロ
「 岩 」定置:アカカマス 220キロ、マルソウダ 250キロ、ウルメイワシ 270キロ、ヤマトカマス 190キロ、サバ 80キロ、メアジ 60キロ、ワカシ 50キロ
「原辰」定置:マルソウダ 520キロ、アカカマス 100キロ、ヤマトカマス 80キロ、ワカシ 50キロ
「江の安」定:ヤマトカマス、アカカマス ほか
「二宮」定置:休漁
「福浦」定置:サバ 120キロ、アカカマス 100キロ、ウスバハギ 50キロ
「大磯」定置:休漁

伊豆方面からは、
「大島釣船」:釣カツオ 300キロ
「沼津底曳」:ムツ 120キロ ほか

和歌山釣・・・カツオ 460キロ、キンメ 100キロ

今朝の「桜を見る会」は「サクラエビ」の漁獲激減で、危ぶまれるも1キロの漁獲でなんとか開催に漕ぎ着けたが、明日以降の開催は漁獲の理由が不明確とかで中止やむなしとの見解で一致。
「LINE」と「ヤフー」の合併話は、まるで赤身と白身、さらに養殖魚までも一挙取り。自分のところで舟盛り一丁できあがりどころか、自分で獲って、自分で捌き、広く魚料理を提供しつつ、さらに自ら配送まで行おうという、今までに無い巨大組織と言えるだろう。
魚市場がこの規模の会社に追いつくためには、今こそ神宮司大佐を迎え入れ、「海底軍艦(1963 TOHO)」を手に入れ、「悠久の大義に生きる信念」以外に道はないかもしれない。
posted by にゃー at 21:11| Comment(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月12日

魚市場フランス座演芸場

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:アカカマス 700キロ、ヤマトカマス 320キロ、イナダ 190キロ、サバ 70キロ
「石橋」定置:マルソウダ 320キロ、ヤマトカマス 100キロ
「 岩 」定置:マルソウダ 300キロ、ウルメイワシ 220キロ、ヤマトカマス 180キロ
「原辰」定置:休漁
「江の安」定:ヤマトカマス 90キロ ほか
「二宮」定置:休漁
「福浦」定置:ワカシ 670キロ ほか
「大磯」定置:アジ 130キロ、マルアジ 180キロ

伊豆方面からは、
「網代定置」:ワカシ 1.2トン
「真鶴定置」:ワラサ 630キロ、バショウカジキ 60キロ

東方面からは、
「平塚定置」:アジ 100キロ

圧倒的な「マルソウダ」の勢いも前日の水揚げと比べると激減し、全体的に獲れた魚種も量も大きく減ったようだ。
やはり徐々に冷え込みが海に伝わっているのか、魚の動きが鈍くなりつつあり、その結果として水揚げにも影響が出始めた格好と言える。
しかし通常、寒くなれば寒いなりに動き始める魚もいるわけで、個々の魚種に適した水温や潮になればそれらの魚が群れをなして接岸し、定置網に入るモノだが、今朝あたり「トビウオ」や「シイラ」が獲れていたり、忘れた頃の「ワラサ」がまとまるなど、まだ水温は暖かく、外気は寒いというギクシャクした環境の中で、魚もどこへ行ったらいいのか戸惑っているような動きにさえ見える。
15735115269682064493127.jpgこれから冬本番を迎えるにあたり、出番を今か今かと待ちわびる真打ちの登場を期待して、11月は早くも中旬から後半へ向かおうとしている。
posted by にゃー at 14:43| Comment(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月11日

朝の魚市場はセリが強烈の儀

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:マルソウダ 3.6トン、イナダ 560キロ、アカカマス 480キロ、ヤマトカマス 280キロ、ヒラソウダ 110キロ、ウルメイワシ 100キロ、サバ 60キロ、サバフグ 50キロ
「石橋」定置:ヤマトカマス 600キロ、アカカマス 260キロ、マルソウダ 370キロ
「 岩 」定置:マルソウダ 4.7トン、ヤマトカマス 320キロ、ワカシ 120キロ、ヒラソウダ 140キロ、ショウゴ 100キロ、小アジ 60キロ
「原辰」定置:マルソウダ 2.2トン、ワカシ 180キロ、ヤマトカマス 110キロ、ショウゴ 50キロ
「江の安」定:マルソウダ 520キロ、ヤマトカマス 150キロ
「二宮」定置:休漁
「福浦」定置:ワカシ 2.4トン、サバ 50キロ
「大磯」定置:マルアジ 210キロ、小サバ 100キロ、アジ 60キロ、サバ 60キロ

伊豆方面からは、
「真鶴定置」:シロカジキ 150キロ
「網代定置」:アカカマス 130キロ ほか
「沼津底曳」:ムツ 60キロ ほか

東方面からは、
「平塚定置」:アジ 90キロ ほか

line_1573419541892.jpg「イナダ(ワカシ)」の安定ブリを見るに付け、近年の「ブリ」系統勢力の強さを思い知らされるが、祝賀ムード一色のこの機を逃してなるものかと大挙して押し寄せたのは今が旬の海の暴走族「マルソウダ」の群れ。
ここ数年は出現遅れ気味で、今年も気がつけば早くも11月中旬に差し掛かろうかというタイミングだが、祝賀暴走に現れた。
ようやくのボリュームに市場らしい活気が戻り、しばらくは勢いそのまま、量で勝負のターンと決め込みたい。
posted by にゃー at 16:18| Comment(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月09日

魚市場はフラットフォーマー

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:イナダ 580キロ、マルソウダ 400キロ、ウルメイワシ 130キロ、サバ 90キロ、アカカマス 70キロ、サクラエビ 40キロ
「石橋」定置:イナダ 170キロ、マルソウダ 100キロ、アカカマス 60キロ、イサキ 60キロ
「 岩 」定置:マルソウダ 680キロ、イナダ 360キロ、ウルメイワシ 210キロ、ヤマトカマス 120キロ
「原辰」定置:マルソウダ 120キロ、ヤマトカマス 90キロ
「江の安」定:マルソウダ 120キロ、ヤマトカマス 90キロ
「二宮」定置:休漁
「福浦」定置:イナダ 1.9トン、サバ 300キロ、クロタチカマス 60キロ
「大磯」定置:アジ 90キロ ほか

東方面からは、
「平塚定置」:アジ 100キロ

ITの世界で幅を利かせる「プラットフォーマー」で有名なのはアメリカのGAFAや中国のBAT。彼らはその独占的なサービス提供の立場から優位的な契約を履行せしめる強権的な企業であり、その取引関係は絶対的な隷属関係になる。たとえそれに抗うが為に団体を作ったとしても、サイトのリンクや決済の取り決め等、その呪縛から逃れることは容易ではない。
line_1573243298964.jpg対して我々、魚市場は、取引関係にある諸団体とは常に「フラット(平坦=対等)」な関係を構築し、信頼と誠意でその絆を強化する単純明快さが必要だと思っている。
加えて、改正された卸売市場法の下では、魚を売りたい、魚を買いたいと思った時に「ふらっと」訪れる事のできるアプローチの容易さと取引line_1573243395340.jpgのハードルの低さは当然求められるし、それによって将来の市場像は、生産者にとっても消費者にとっても、もちろん我々にとっても大きく変化することになると考えられる。
現在進行形で市場の存在価値が揺らぎ、薄くなる時代だからこそ、近いうちに必要不必要を含め、しっかりとその課題を洗い出し、その意義を浮き彫りにしていく事が必要になるだろう。
posted by にゃー at 23:56| Comment(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする