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2020年04月21日

魚介類憐れみの令・魚市場版

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:小サバ 350キロ ほか
「石橋」定置:小サバ 180キロ、サバ 100キロ、スルメイカ 100キロ、タチウオ 60キロ、ワラサ 60キロ
「 岩 」定置:ワラサ 700キロ、スルメイカ 320キロ、小サバ 80キロ
「原辰」定置:サバ 120キロ ほか
「江の安」定:ワラサ 50キロ、サバ 50キロ
「二宮」定置:チダイ 250キロ、小サバ 200キロ、タチウオ 50キロ
「福浦」定置:サバ 270キロ、スルメイカ 40キロ
「大磯」定置:サバ 100キロ、タチウオ 80キロ

伊豆方面からは、
「網代定置」:スルメイカ 510キロ、アオリイカ 70キロ
「真鶴定置」:スルメイカ 340キロ ほか

東方面からは、
「平塚定置」:タチウオ 210キロ ほか

げげーっ!
原油先物価格が0円どころか、さらに割り込んでマイナスで取引を終えたとか!?
これって、「サバおまけに付けるから、このワラサもってって!」ってのと同じですよね。
言い換えると「10万円あげるから、与党支持だけはお願いしますよ!」ってのと同じなの?
魚の競りにマイナスはあるのか?そうはいかの塩辛だ。
獲れた魚が市場に並べば、値を付けなきゃならない。それが市場の役目だからだ。
しかし、極稀にどうしても値がつかないことがある。
1587423463602380241169.jpg競りをやっても買受人が誰も値を出さないとか、出ても相場とかけ離れた値段の場合がそれに当たる。
こういう時は、競り売りはあきらめて、相対売りの出番となる。
相対売りとは、買受人やバイヤーとの直接交渉。
あの手この手の口八丁手八丁。魚河岸に貸しは付きものと、貸し借りしながら交渉を進める。
おまけの切り札を出したり引っ込めたり。なだめすかして、時に恫喝と強制執行を辞さず売る。
市場である以上、売るしかないという意味では原油市場と同じである。
posted by にゃー at 11:03| Comment(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月20日

ハイブリッド・フグ

20200418_045002.jpg
フト見たイケスに一匹のフグ

ほーん
「トラフグ」か・・
from 湘南定置

20200418_045008.jpg
おん?

「トラフグ」?

こんな斑点あったっけ?

カゴですくって

確認すると・・

こ、これは・・

20200418_045421.jpg

明らかに
純正「トラフグ」と違うじゃん!?

20200418_045409.jpg

これが噂の

ひょっとしての

交雑によって産まれた
ハイブリッド・フグ!?
(雑種フグ)

近年、報告が相次いでいると言うが

気が付いたのはコレが初めて

トラフグとマフグ

ショウサイフグとゴマフグ

など

いろんな組み合わせが

確認されている

様だが・・

コイツは〜

20200420_083951.jpg背中の模様が
「ショウサイフグ」
に似ている?

口の下の黄色い線が
「マフグ」や「ショウサイフグ」のもの
に似ている?

ヒレの大きさや形は
「トラフグ」
に似ている?
20200420_084005.jpg
体側の大斑点は
「トラフグ」か「マフグ」
に似ている?

尻ビレに若干の濁り
「マフグ」
っぽい特徴・・?

※写真は「トラフグ」「ハイブリッド・フグ」「ショウサイフグ」の順

以上のことから

「トラフグ」と「ショウサイフグ」の

交雑と推定しましたが、

「マフグ」っぽい特徴もあり、

確証は無し。

ひょっとすると

交雑の交雑(三世)の

可能性もあり、

確定させるには
DNA鑑定が必要と思われます。

と、ここで

へ〜。

なら「トラフグ」と「ショウサイフグ」の

いいとこ取りで
おいしそうじゃん!?

とお考えの向きも
あろうかと思いますが、

ノンノン

実際はその逆

「トラフグ」の皮は可食部ですが、

「ショウサイフグ」の皮は毒物です。

そのどちらの形質が
遺伝しているか
分からない状態では

取り扱いは不可能

となりますし、

雑種となっては

実際、どこに

毒(テトロドトキシン)

があるか
分からない状況です。

厚生労働省による
厳格な取り決めこそないものの

近年
雑種フグの増加は全国的で

各地のふぐ協会が
警鐘を鳴らしております。

魚市場でも
「ハイブリッド・フグ」の
取り扱いは禁止
となっておりますので、

より厳格な
確認が求められます。

もちろん
一般素人の方についても、

フグを釣ったとしても

決して食べることのないように。

フグを釣ったら

即放流。
※雑種は再放流より殺処分(焼却)が望ましい

なぜ雑種がこれほど増えたのか?

これは検証も必要ですが、

おそらくは

近年増加した

トラフグ種苗の

分布域を無視した

乱放流が原因のひとつと

私は考えております・・
.
posted by にゃー at 16:17| Comment(0) | ギョッ!魚だらけの水泳大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

何でも揃う魚市場の面目躍如

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:ワラサ 910キロ、小サバ 500キロ、スルメイカ 150キロ、タチウオ 60キロ、サバ 60キロ
「石橋」定置:アジ 280キロ、スルメイカ 190キロ、ワラサ 180キロ、タチウオ 170キロ
「 岩 」定置:ヒラマサ 950キロ、ワラサ 740キロ、ボラ 80キロ、サバ 80キロ、スルメイカ 50キロ
「原辰」定置:サバ、カタクチイワシ ほか
「江の安」定:ワラサ 220キロ、サバ 50キロ
「二宮」定置:イシダイ 630キロ、チダイ 130キロ、スズキ 100キロ
「福浦」定置:サバ 630キロ、メジ 50キロ、カタクチイワシ 50キロ
「大磯」定置:タチウオ 260キロ、サバ 120キロ、スズキ 100キロ、マルアジ 80キロ

伊豆方面からは、
「真鶴定置」:スルメイカ 360キロ、マダイ 40キロ
「宇佐美釣」:釣ケンサキイカ 80キロ、釣キンメダイ 70キロ

東方面からは、
「平塚定置」:タチウオ 670キロ、サバ 50キロ

IMG_20200420_042227.jpg休み明けの月曜日ですよ。
今日も雨。土曜からの荒れた天気を受けて、上から下まで全体的に魚が動いた気配有り。
上からは「ボラ」、「クロマグロ」。下からは「メイタガレイ」、「ワニゴチ」などなど。
IMG_20200420_043331.jpg大きいものは「ヒラマサ」、「タチウオ」、小さいものは「マアジ」、「タチウオ」などなど。
そう!「マアジ」出始め気配有り。得意の「石橋」で小田原サイズがバッチリこん。
引き続いての「ワラサ」、「イシダイ」もありつつ、「チダイ」や「スルメイカ」、「サワラ」や「マサバ」も元気。

今日のヒラメ ・・・ 129枚
posted by にゃー at 15:38| Comment(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月18日

ヒトリノ魚市場

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:マイワシ 170キロ、サバ 100キロ、ワラサ 60キロ
「石橋」定置:ワラサ 320キロ、小サバ 200キロ
「 岩 」定置:スルメイカ 400キロ、小サバ 50キロ
「原辰」定置:マイワシ 1.6トン ほか
「江の安」定:ワラサ 240キロ、スルメイカ 50キロ
「二宮」定置:休漁
「福浦」定置:サバ 240キロ、スルメイカ 60キロ
「大磯」定置:サバ 70キロ ほか

伊豆方面からは、
「宇佐美釣」:釣キンメダイ 180キロ、釣ケンサキイカ 45キロ
「真鶴定置」:スルメイカ 160キロ

大島釣船・・・釣キハダ 360キロ

15871514167552137684976.jpg想像していたよりもずっと未来は現実的だね♪ってくらいに、普通の水揚げに戻っていく朝・・
昨日夜半から降り出した雨は、今日一日いっぱい降り続き、途中は猛嵐になる時間帯もあるとか。
15871571488791770816906.jpg沖からの波、風は昼前で既にものすごく、箱根からの濁流は海をミロに変えている。
明日の休市を挟んで、回復する月曜日には海も落ち着くことだろう。
その時には、想像した以上の大漁が我々を待ち受けているに違いない。

今日のヒラメ ・・・ 143枚
posted by にゃー at 14:20| Comment(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月17日

魚市場限定です

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:ワラサ 1.2トン、サバ 220キロ
「石橋」定置:ワラサ 4トン、イシダイ 80キロ、サバ 80キロ
「 岩 」定置:ワラサ 1.6トン、イシダイ 400キロ、スルメイカ 240キロ
「原辰」定置:サバ、スルメイカ ほか
「江の安」定:ワラサ 230キロ、タチウオ 60キロ
「二宮」定置:ワラサ 3.1トン、イシダイ 110キロ、小サバ 260キロ、ヒラメ 60キロ、ヒラマサ 50キロ
「福浦」定置:ワラサ 450キロ、メジナ 120キロ、イシダイ 280キロ、クロダイ 80キロ、スズキ 60キロ、ヒラメ 60キロ、サバ 50キロ、マダイ 40キロ、イナダ 50キロ
「大磯」定置:マルソウダ 40キロ、マルアジ 40キロ

伊豆方面からは、
「真鶴定置」:サワラ 170キロ、スルメイカ 240キロ、イシダイ 90キロ

15870703786791156703003.jpg今日も「ワラサ」は豊富です。「サワラ」も獲れてます。
買いだめできない、生鮮だからこその毎日水揚げ。
IMG_20200417_062251.jpgおや?場内でマスクを売っているくらいなら、そろそろ街にも出回るか?
週末近いし商店街やらスーパーにでも行って、ついでにお刺身、魚惣菜、お寿司、なんでもいいや買っといで。

今日のヒラメ ・・・ 322枚
posted by にゃー at 16:52| Comment(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月16日

バブみあふれる魚市場

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:ブリ・ワラサ 2トン、小サバ 400キロ、タチウオ 70キロ
「石橋」定置:ブリ・ワラサ 20トン、小サバ 150キロ、タチウオ 90キロ、スルメイカ 80キロ
「 岩 」定置:ブリ・ワラサ 19.5トン
「原辰」定置:サバ 30キロ ほか
「江の安」定:ブリ・ワラサ 400キロ ほか
「二宮」定置:ブリ・ワラサ 1.3トン、イシダイ 360キロ、小サバ 480キロ、マイワシ 80キロ
「福浦」定置:マイワシ 2.9トン、アジ 100キロ、ヒラマサ 80キロ、アオリイカ 40キロ
「大磯」定置:マイワシ 300キロ、イシダイ 50キロ

伊豆方面からは、
「宇佐美釣」:釣ケンサキイカ 90キロ ほか

丸々した「ブリ」に母性を感じる男って、変態?
15869818302911631679014.jpgとにかく「ブリ・ワラサ」の大漁は、何年ブリなのだろうか?
思い出すのが5年前の5万本、2015年。相模灘で言えば10万は超えていた。
それより何より、記録に残る最高峰は66年前の57万本。エベレストの如く、その記録は険しくもそびえ立っている。
ちなみに漁民のオカズ、ドウシンボウの数は記録に含まれていない。
さらにその前、87年前にも52万本という記録がある。この年は、1932〜1933年と50万本級の漁獲が連続しているのも特徴。
15869819151902082659373.jpg大正年間にも大獲れは頻繁にあったそうな。
ちなみに15年前の4月15日、ドラえもんの声優陣は一新された。
じゅ、15年前っ?

今日のヒラメ ・・・ 346枚
posted by にゃー at 18:23| Comment(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする